Nothin' to say, but somethin' to think 'bout

2007/06/23(土)02:43

「行書」と「ペンギン」と。

独り言(158)

注:タイトルを見ると、アホか?という感じですが、まさにその通りの独り言です… --------------- 絵も描けないし、描かないし、鑑賞もほとんどといっていいくらいしない。 自分は全くアートの世界とは関係ない人間、とこれまでずーっと考えていた。 ヒルズの美術館に行ってから、なんだかぼんやりとアートについて考えふけった。http://www.roppongihills.com/jp/events/smilelaugh.html そんな中ふと思いついたのは、(アートとして挙げていいのかわからないけど)6年位書道に通っていたということ。キッチリの楷書も、適度に力が抜けた行書も、時に解読不明な草書も、全て好きだけど、文字としての美しさは行書が一番と思ってた。だから、自分で書くのも見るのも行書が一番好きで、書道の先生の書く行書がすごく好きだったし、ずっと楷書を書いていたのち、行書へと以降していったときは嬉しかった反面、草書にチャレンジしようかと先生に言われ、草書を書き始めてからはなんだか少しちがうなーと感じた。 何故だろう?と考えていたら、自分が最も好きな海洋生物が脳裏にぽんっ!!!と突然浮かび、「なるほど、だからかー!」と1人で納得した。 と、ここで登場するのが、ペンギン。 以前、「なんでペンギンがすきなの?」と聞かれた際に、初めて、なぜか?を考えた。ファイナルアンサーかどうかはまだよくわからないけど、その際に思ったのが、黒と白のはっきりしたコントラストと、あの緩やかで美しい曲線を見ているのがなぜだかすごく心落ち着き、心地よく肩の力が抜ける、ということだった。そして、その質問に対して「B&Wのコントラストと、あの曲線美が好きだから」と答えた。以後、ペンギンの話題がでると、同様の回答を繰り返すようになった。 とめ・はね・はらいをキッチリ行う楷書とちがって、行書は適度にゆるく、軽い筆圧によって、美しい文字を書くことができる。(でも草書だとすごくゆるすぎる)。行書の曲線美が、墨汁の黒さと半紙の白さのコントラストによって浮かび上がる。集中してるなかでも肩の力を抜いてリラックス状態で筆を運ぶ心地よい空気感。 行書の美しさと、ペンギンの美しさ。曲線美と黒白コントラスト。ペンギンがすきなのは、書道と関係があるのかな、と感じ、書道教室に通っていた頃を思い出しながら、思考フローのなかでペンギンと書道が繋がり、なんだかA-HA体験を味わった気分だった。 そうすると、水族館にペンギンを観に行ったり、DeepBlueのDVDを観てたりってことは、私にとっては無意識下でアート鑑賞なのかもしれないと思った。(無理やりこじつけ?) 2007-4-17@AGORIA

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