2005年6月21日

 思い切り時差ぼけで二人して超早起き。朝5時頃起きて7時頃チェックアウトして
隣のマックで朝ごはん。あ~、こんな食生活すげーやだ・・・( TロT)
いくらほぼ毎日コンビニのお弁当を食べてるとはいえ、それをもってしても
アメリカ食には敵わん。でも、アメリカのコーヒーは大好き。
 ずっしり重い朝食を済ませてモニュメントバレーへ向かって出発!
もう3回目で道のりも、途中に出てくる街やお店もほぼ覚えていたので
義弟に「ホピのカフスボタンがあったら買ってきて」と頼まれていたのもあり
「あの左側に出てくるインディアンジュエリーのお店に寄ろう。
んで、そっからあたしが運転代わるわ」と提案。残念ながら依頼品は
見つからなかったものの、運転交代。素敵です、リンカーン。
滑らかな加速、素晴らしい安定感、よく判らないいろんなボタン。
カーステの操作ボタンがステアリングにも付いてるぞ。燃費も悪くない
(ガソリン代がめちゃめちゃ上がっててビックリ!)。
と、優雅な気分でふふ~ん♪と余裕かましてたら、前方の対向からパトカー!
キタ━━━━(T◇T)━━━━ !!!!!あからさまにスピード落として恐る恐る
バックミラーみたら・・・・Uターンしてきた・・・。( ̄ロ ̄|||)
あ~もう終わった。あきらめて60mile(96Km/h)に落として走り続けていたら、
ピッタリ後ろにつけて青色灯を回しだした。はいはい、寄せますよ~。
ネイティブアメリカンなお巡りさんに「おいおい、35mile(56Km/h)オーバーだよ」と
怒られた・・・。国際免許と日本の免許を見せて、困ったときの
「sorry,I Can not speak English」と悲しい顔。優しそうなお巡りさんで、
うたがアメリカのどこかの地名のロゴが入ったTシャツを着てたので指差して
「そこから来たのか?」と聞いてきた。「日本から来たの」と言うと、
免許を返して「気をつけるんだよ、ジャパニーズガール」と言って見逃して
くれたー!!\(゚∀゚*)/ガールぢゃないけどねー!!
っつか、あたしの前の車の方が圧倒的にぶっ飛ばしてたのに。追い越されて
後続もいなくて流れでケツ持ちになってしまったあたしがスケープゴードに
されたんだ~。いや、実際あたしも飛ばしてたけども。70mile(112Km/h)制限を
105mile(168Km/h)で走ってた訳だし。すると、あたしを追い越してったあいつは
いったいどんだけ出してたんだっつー話で。皆、飛ばしてるけどさ。
 なんかねーネットでいろんな人の旅行記とか読んでると「観光客のスピード違反は
割と見逃して貰えるよ~」なんて書いてあるから油断してたんだけど、
前々回うたが捕まったときは、困ったときの2種の神器を繰り出したにも
かかわらず、しっかり罰金取られた(金額はまけてくれたけど)しねー。
やっぱ、立場はどうでも違反は違反なのだ。気をつけよう。と、オートクルーズを
70mileに設定して「あたしゃ、のんびり行くからどーぞ抜くがよろし」と
コンボイにまで抜かれてちょっとカチンときながらもセーフティドライバーを
貫いていたら、前方にもんのすごーくノロノロ運転の車発見。近づくと、
ギリギリまで右に寄せて「抜いてってくれ」サイン。追い抜きざまにチラリと
見ると、車の前にはチャリンコレーサーが。あぁ、そういうことね。
伴走してるのね。チャリンコ頑張れよ~!なんて二人で応援しながら走ってると
また、あの伴走車が!(なんか、幕とか着けてて遠目にも判りやすい)
せっかくオートクルーズで安全設定してるのに、こう続けて解除させられると
(アクセル、ブレーキなどを少しいじるとすぐ解除される)エ~(;゚◇゚)マタ~?
結局、モニュメントバレーのあるKayentaまで15分に1台くらいの間隔で
計8台くらいのチャリンコ暴走族(急勾配の連続&暑さで速さはない)に
出くわし、オートクルーズはもう諦めて途中から使わず、またアグレッシブ
ドライバーに。牛が撥ねられて死んでたけどね。路肩で羊の群れが草を
はむはむしてたけどね。・・・・・あんなん撥ねたらウチらも死ぬわ(T∇T;)
でも、気がついたら120mileとか出てるんだな。景色が変わらんって怖い。

 なんだかんだで無事Kayenta到着。この街は、モーテルが3件しかないので
着いてすぐdaysinnを予約。そのままモニュメントバレーへ。シーズン中に
来たのは初めてだけど、いつもウチらが行く時期と岩の色が全然違う!!
とりあえず、ずっと楽しみにしてたNAVAJOバーガーをいただく。えへ~o(^ー^*)o
うまいにゃ~。うたとのんびりご飯を食べながら、ゆるゆるとした時間の流れを
実感。12~3歳の女の子が働いてたのでチップを多めにビンに入れとくと
嬉しそうに笑った。やっぱりネイティブアメリカンは日本人に似ているなぁ。
日がな一日、この掘っ立て小屋の店で兄弟の面倒を見ながら親の手伝いを
してるんだろうな~・・・。慎ましやかだな~・・・。なんて、物思いに
耽りながら感慨深く味わう。
 お腹もいっぱいになり過ぎたところで、VISITOR CENTERへ。ほんとは
下に降りて近くで見たかったんだけど、こんな車高の低い2駆のリンカーン様ぢゃ
ケツが滑るわボコボコになるわで絶対無理なので諦めて展望台から挨拶。
 涙が出そうでした。癒されて日本での生活への鋭気が養えるかと思ってたけど
逆でした。帰ってからの現実を受け入れる気力の、細かったけどなんとか
繋がっていた糸がぷつんと切れた感じ。頑張るってなんだろう。全てを
捨てたい。そんな感じ。自然は全てを許して受け入れてくれる気がした。
 うたと、1~2時間ただただぼーっと呆けたように眺めてました。
来年も来るからね!(*゚ー^)bとお別れして、宿へ帰りました。


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