トパーズ色の街
稲妻と夕焼けと虹が共演する、不思議な天気になりました。ひどい土砂降りと雷の後しばらくすると、西の空がなんか明るい。お、久しぶりの夕焼けかな。雨もどうやら止んだので、荒川土手まで撮影に行くと、川の向うではまだまだ雷がバキバキゴロゴロ鳴っていました。う~む、まさかカメラに落ちないだろうなぁ、とビビリつつ夕焼けを撮ったのですが、この時点ではそれほど綺麗な絵ではなかったのです。川の向うは黒く厚い雲と稲妻、西では黄色に輝く夕焼け。なんとも不思議で勇壮な光景でした。そしてふと気づくと、なんと虹が出現。荒川を跨いで、見事な半円を描いていました。こちらが東京側。そしてこちらが埼玉側(川口方面)。またパラパラと雨が降り出してきましたが、しばしこの風景を鑑賞。埼玉側が妙に明るいのは、西日をモロに受けているから。このちょっと左側(つまり北)は、灰色と黒の雷雲が覆っていたのです。雨がちょっと強くなってきたので、やむなく撤収。すると、なんだか空の色が変わってきているではないか。黄色とオレンジのグラデーションで街が包まれてきました。なんとも幻想的な雰囲気。これはちょっとオレンジが濃くなってきてから、あわてて撮ったもの。この数分前(ホントに数分前)が、黄色とオレンジにピンクが混ざったような、素晴らしい空の色でした。そして見事な夕焼け。山並みが残照にクッキリと浮かんでいました。もう一枚。ちなみに四角いビルは浮間のランドマーク、アイタワーです。いやあ、ヘンな天気だったけれど、いいもの見れました。気温も下がって涼しくなったし、今日はいい一日だったと言ってよいでしょう。ちなみにタイトルは風のアルバム「海風」の中から。このアルバムは、日本の音楽史に残る名盤ですね。