カテゴリ:浮間
動物といってもこの場合は鳥ですが。
公園の鳥たちを見るのに慣れてきたせいか、 最近は徐々に微妙にいろいろと面白さが分かってきました。 楽器でもスポーツでもギャンブルでも何でもカンでも、 やはり経験して奥に踏み込んでいけばいく程、 面白さが分かってくるということなのでしょう。 今日はこんなことがありました。 ![]() これはフツーに見れば単なるオナガガモの群れですが、 良く見るとメス一匹にオスが群がっているのです。 しかもオス達が、メスをひっきりなしに追い回し、 バタバタグァーグァー騒いでいると。 しばらくその追いかけっこを見ていると、 オスの一羽が首を上下に動かす仕草を見せました。 いわゆる求愛ダンスです。 さらに強引にマウンティングしようとする輩も。 冬鳥なので日本で繁殖はしない、 という先入観があったせいで見逃してきたのですが、 これはつまり繁殖行動ですね。 へ~。 てことは、越冬地で子作りして帰って産む、 ということなのでしょう。 ほ~。 後で調べたら、カモ類の多くは越冬地でペアを作るそうです。 つまり今はいわゆる恋の季節なワケですね。 ♪忘っすれられないの~ なるほど。 鳥たちは単にのんびりしにやってくるだけではなく、 生きるため、生き残るために必死なんですね。 生き残るといえば、今日の午後にこんなことがありました。 私がいつものようにカモ達を見ていると、 突然、目の前の十数羽のカモ達が一斉にバシャッ!と潜水したのです。 なんだなんだ!? 全部一斉に潜水というのもビックリですが、 もっとビックリだったのはカルガモやオナガガモも潜水したこと。 キンクロハジロやホシハジロはよく潜水するのですが、 カルガモやオナガガモは基本的に潜らないのです。 どゆこと!? 人間が脅かしたとかなら、潜らずに飛んで逃げるハズ。 と、驚いていると、上空をカラスの群れが通過しました。 もしや! いや、カラスは普段から慣れているので、カモ達は気にしていません。 私の「もしや」はカラスの群れが追っているもの。 目を凝らすとその先に茶色っぽい鳥が。 お、やっぱり! その鳥はカラスの追撃を振り切ったあと、公園奥の木の枝に止まったのです。 ![]() ちょっと分かりにくいですが、オオタカだと思います。 え、小さ過ぎる? いや、手前の灰色っぽい2羽はオナガですって。 すいません、ヘンな所でボケてみました。 オオタカがこの辺に2羽も3羽もいるとは思えないので、 たぶん一昨日見たのと同じ個体じゃないでしょうか。 実は以前にもカラスに追われるオオタカを見たことがあるのですが、 その時は遠目だったのとカメラを持ってなかったので写真が撮れなかったのです。 ハタから見てるとカラスにいじめられているように見えますが、 これは単にカラスが群れだからでしょう。 そんな目に何度会ってもここに現れるということは、 けっこう根性あるヤツかもしれません。 タカ本人は「ったく、ギャーギャーうるせー奴らだなあ」 とか思ってるかも。 飛び立つ所を撮ろうとしばらく粘ってみたのですが、 夕暮れになってしまいタイムアウト。残念。 でもこれからはカラスvsオオタカのバトルも楽しみです♪ そんな感じで鳥たちの生態を興味深く見ているわけですが、 最後は単純に面白かったカルガモのケンカをどうぞ(元日の撮影)。 このヒト達は顔に似合わずやる時はやります(^_^; ![]() ん?なんか始まったぞ、と思ったら。 ![]() 2羽が突然大ゲンカ。 ![]() バシャバシャガーガー水しぶきをあげて大騒ぎ 待たんかオラーッ! ![]() もうメチャクチャ(^_^; ![]() た~す~け~て~っ! ![]() そんなこんなで数分間、仁義なき戦いを繰り広げたのでした。 面白かった~。 というわけで、冬なのにむしろ熱い連中ばっかりで、 新年の浮間公園もますます賑やかです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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