りんかぽ浮間ライフ

2009/07/05(日)01:14

山に行かねば

やま(44)

以前、雑誌か何かに記事が載っていたので読もうと思いつつ、 うっかり忘れていたマンガを読んだのです。 それが先週。 そしたらヒジョ~に面白かったので、 原作の小説も買ってきて読んでしまいました。 それが今週、今日読了。 「孤高の人」 私もタイトルくらいは知っていましたが、 読んだ事はありませんでした。 まずはマンガから。 いやコレ、面白いです。 ストーリーに、コマ割りに、緊張感があります。 キャラも立っているし、絵もカッコイイ。 何より書き手の意気込みがビシビシ伝わってきます。 いい絵を、凄い絵を描いてやる! という思いが、表情に、筋肉に、効果線に現れていて、 無口でほとんどしゃべらない人物が主人公とは思えない、 ダイナミックな流れのある作品になっています。 私は最近のマンガに疎いのですが、 こんな風に描ける漫画家がいたんですねえ。 いやいや嬉しい限りです。 まだ話は核心部へ入っていませんが、 これからどういう展開になるのか楽しみです。 新刊が待ち遠しい~~。 そういうワケで、原作を読まずにはいられなくなってしまったのです。 上下巻なのですが、あっちゅう間に読んでしまいました。 といっても赤川次郎や片岡義男のような、 30分で読み終わってしまうカル~~い話ではありません。 時代背景もありますが、ずっしりと重く濃い、 登場人物たちの息遣いが迫ってくる物語です。 面白いので集中してしまい、 気が付くと首が凝っているのでも~大変(^_^; こんなじっくり小説を読んだのも久しぶりでした。 いやぁ堪能した。 さて、マンガと原作の違いですが、 主人公が無口、という点以外は全部違います(^_^) 時代も今だし、場所も登場人物も違うので、 ほとんどオリジナルに近いのでは。 (小説を「原案」としているのはそのせいか) 確かに大正~昭和にかけての話を今描いてもウケないと思うので、 恐らく正解でしょう。 山への時代背景もクライミングの技術も全然別だし。 そうなるとますます気になる今後の展開。 一体どういう話になっていくのでしょう。 原作者が途中で交代しているのが不安といえば不安ですが、 幸いなことに描き手のテンションは落ちていないようです。 このまま描き続けていって欲しいなあ。 いやあ楽しみ、期待です♪ しかしこうなると山に行きたくなってしょ~がない。 梅雨が明けたら出かけなければ。 どこへ行こうかな~。

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