大阪のホテル(南海の沿線)でのこと。
今時珍しいブラウン管式のテレビを発見した。
画面に“デジアナ変換”と出ているので、変換チューナーを使って安く上げたのだろう。
最近のデジタルハイビジョンを見慣れた目には、粗い画面が却って新鮮だ。
昔はこんな画像を観ていたのだと思うと、懐かしささえ感じる。
このホテル、トイレはウォシュレットではない。
もちろん暖房便座など望むべくもない。
フロントの対応も決してよくはない。
しかし、最低限のアメニティはあって、我慢の範囲ではある。
駅の直近という利便性と安さだけで生き残っているのだろうが、最近流行りのホテルチェーンが進出してきたら真っ先に潰れるに違いない。
きびしい淘汰に取り残された寂しさ漂うホテルではある。