りぶらりだいあり

2012/10/07(日)09:59

『Vision -殺しが見える女』『ゴーストママ捜査線』を観た

映画を観たよ(938)

夏シーズンのドラマの感想を述べておく。 『Vision -殺しが見える女』:モデルの来栖玲奈は,遠くで起きている殺人現場の映像が見えるようになる。さらに玲奈に捧げられた連続殺人事件が発生し,彼女は警察から重要参考人として疑われる。犯人たちは玲奈とそっくりの女性・クリスティーナに殺害を指示されていたのだった。そして・・・ 脚本が飯田譲治という時点で,不安感でイッパイだったが,予想通りと言うか,予想を裏切らず,トンデモドラマとなっていた。主人公が何者なのか?主人公が果たすべきことは?まったく意味不明なままドラマは終わった。 (一応の説明はされるんだけど,不自然過ぎて納得できないないよ) 主演の山田優,そして助演の金子ノブアキ・矢柴俊博たち刑事の演技は,無駄にテンションが高くて,観ていて疲れた。クリスティーナのために殺人をしようとする犯人たちの俳優も,どれも似通った頭の悪そうな変質者の演技で,安っぽさばかり感じてしまった。 ----------- 『ゴーストママ捜査線』:事故で死亡してしまった女性警官の上原蝶子は,娘と息子のことが心配で,幽霊となって地上に残る。蝶子の姿を見ることのできる息子・とんぼと共に,さまざまな事件を解決し,そして・・・ 以前にも書いたと思うが,仲間由紀恵は巧い女優だと思うけど,この手のコメディドラマだと,もうワンパターン過ぎて,役者本人にしか見えない。幽霊になる相方が生瀬勝久だし,『TRICK』や『ごくせん』を観ている気になる。 このドラマの見所は,むしろ娘を演じる志田未来と,息子を演じる君野夢真の2人だろう。素直になれない高校生の娘と,真っ直ぐな小学校の息子を2人がきちんと演じていた。志田未来の,優等生じゃないフツーな少女の演技って初めて観たが,さすがに達者だ。 ややマンネリとは言え,安心感があって,夏に子供と観るには,なかなかいいドラマだったんじゃないかな?

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