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『30分限定ラジオ観光大使』読むアーカイブズ

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全8件 (8件中 1-8件目)

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2021.12.04
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カテゴリ:宗谷管内
※お知らせ※

2020年の本放送及び2021年の再編集版の放送ではお伝えしきれなかった部分を加えた増補版としてご紹介しますので、前編,後編として分けてご紹介します。

次の旅行のご予定はお決まりですか?

『30分限定ラジオ観光大使』
本日は“北緯45度の風が吹く町”、幌延町をご紹介致します。

こんばんは。
ラジオの中の観光大使、旅行愛好家の田邉邦昭です。



幌延町は宗谷管内の南西部に位置し、日本海に面しています。
町の名前の幌延とは、アイヌ語の「ポロ」「ヌプ」が転訛したもので、『大平原』を意味しており、広大な原野と山林を有しています。
特に町の西側にあるサロベツ原野が広大で、国内で3番目の広さ、低地における高層湿原としては最大を誇ります。
原野は北西側に接する豊富町に続いており、幌延町側は下サロベツ原野とも呼ばれています。

町内を北緯45度線が横断する形で通る事から、町のキャッチコピーは「北緯45度の風が吹く町」。
冬は特に季節風が強く、日本海側には南北3.1kmにも及ぶ風力発電所があります。
町の主な産業は酪農で、乳牛を中心にトナカイも飼育されています。

開拓の初期からしばらく畑作を軸にしておりましたが年間の平均気温は5度前後と低く、冷害をはじめとした気候変動により畑作経営は不安定だったことから第二次世界大戦後次第に牧草地、酪農へと変わっていきました。

そんな幌延町までの道のりですが、お勧めの列車は小樽駅を朝6時39分に出発する新千歳空港行きに乗り、札幌で7時30分発の特急宗谷稚内行きに乗り換えます。
札幌から出発の方も特急宗谷に乗りましょう。



幌延駅の到着は定刻11時45分です。
幌延駅の改札を出て前方右手には幌延町インフォメーションセンター「ホロカル」がありますので寄っていきましょう。



温かいコーヒーの販売や幌延町への移住相談を受け付けている他、左手には幌延町の日本酒やワインなどが置かれたお酒コーナーや町内にある飲食店の紹介コーナー,ほろのべ・サロベツの花に関するニュース,町の駅の写真などが飾られています。







右手には幌延町の特産品コーナーとしてトナカイの角の加工品やトナカイの缶詰,町内で取れた珪藻土を使った製品,ハチミツなどが並ぶ他、その横に棚を丸々一つ使っているのが交通系のグッズ。





幌延町を通る路線バス「沿岸バス」の萌えキャラグッズと、鉄道グッズが並んでいるのですが、よく見てみると札幌駅や小樽駅の大型キヨスクに並んでいるような鉄道車両のグッズではなくオリジナル色の強い鉄道グッズが並んでいます。
壁面には「秘境駅の里ほろのべ」と題された展示があります。



幌延町内には山奥や原野など人里離れた場所に存在する無人駅、「秘境駅」と呼ばれる駅が2020年12月現在6駅あり、その数は全国の自治体でナンバーワン(※残念ながら安牛と上幌延の2駅が2021年3月13日に行われたダイヤ改正で廃止されてしまい、2021年11月現在は通常駅の幌延,問寒別の2駅と糠南,雄信内,南幌延,下沼の4駅が残ります)。

この秘境駅を町おこしとした取り組みが行われており、秘境駅オリジナルのキャラクターを展開。
糠南駅の「ぬかにゃん」,南幌延駅の「ミナミほろりんさん」,雄信内駅の「のぷ爺」,下沼駅の「ぬまひきょん」をあしらった手作りグッズを販売しています。
手作りグッズにはミニタオルや耳かき,ボールペン,マウスパッド,携帯クリーナーなどがあります。

また、北海道が大好きな道外出身の学生が集まり、地域の観光、産業を盛り上げるために設立された団体が手掛けた北の駅訪問証という記念切符を模した品もあり、これらをお目当てに本州から来られるお客さんも度々いるそうですので是非合わせてご覧ください。



ホロカルの営業時間は午前9時から午後4時までで、昼の12時から12時50分まではお昼休み。
定休日は毎週木曜と年末年始です。

ホロカルを出たらお昼ご飯にしましょう。
ホロカルには町内のお店情報が掲示されていますが、その中からお勧めを一ヶ所ご紹介しましょう。

幌延駅を出て正面へ80mほど進み、最初に信号があるYの字型の交差点を左方向へ曲がり、



真っ直ぐ40mほど。



左手に屋根部分が深い青緑、2階がベージュ色、1階が石畳のような壁面、2階部分にビジネス旅館光栄荘、その下に喰い処 菜味季と書かれた看板が付いたお店、菜味季に入りましょう。



看板を見ても分かる通り、ここはビジネス旅館も合わせて運営しているお店で、出張で来られる方はもちろん、昼時に行くと地元客で賑わっていました。
店内は小上がりやカウンター席があり、キープされたボトルが沢山並ぶ様子からも地元民から愛されているお店だとよく分かりました。
メニューは定食類が充実している他、丼ものや麺類も豊富。
幌延特産メニューもあり、トナカイや合鴨を使った品があります。
トナカイ肉は大和煮と味噌煮,トナカイ玉子とじ,トナカイ丼,トナカイソーセージカレーなどがあり、合鴨は合鴨なべ,合鴨冷しゃぶサラダ,合鴨ハムなどがあり、私はトナカイ丼を食べてみました。



トナカイ丼は甘辛い味付けのトナカイの大和煮にシャキシャキの玉ねぎ,カマボコ,椎茸,筍を卵で閉じ、海苔をまぶしたもので、丼が大きめでボリューミー。
味噌汁に箸休めの漬物が丁度良く、幌延町産のトナカイ肉だけでなく、お米や玉ねぎ,筍,カマボコ,卵も北海道産を使用しているそうです。
トナカイの大和煮,味噌煮はそれぞれお土産に缶詰の販売も行っています。
喰い処 菜味季の営業時間は午前11時30分から午後2時までと午後5時30分から11時までで、定休日は年末年始です。
お問い合わせは電話:01632-5-1266 喰い処 菜味季 までお願いします。

食事を終えたら幌延町ゆかりの人物で従五位に叙せられた書道家、金田心象(かねだ しんしょう)の書を展示している美術館に行ってみましょう。

喰い処 菜味季を背に左方向へ90mほど進み、最初の十字路で右折。



40mほど先の十字路で左折し、



およそ450m進むと前方左手に黒い三角屋根が連なった建物、金田心象書道美術館、通称心象館があります。



金田心象は1907年生まれで幌延町出身の書家。
師範学校を卒業し、習字科の教員としての採用試験に合格したのち、書の道を志して文化功労者で書家の鈴木翠軒(すいけん)に師事。
習字科での教員生活を経て1943年に文部省に入省。
文部省では百冊以上の検定教科書を著作し、学習指導要領の編纂に携わるなどの他、賞状や式辞などを毛筆で書く作業を担当しました。
書家としては個展を開いたり出品する側に立つだけでなく、数々の審査員や評議員,日展の理事や参事、常任理事などの役職を務め、1983年には書で大成し、勲章の勲四等旭日小綬章を受章。
1990年に亡くなった後に従五位に叙されました。

心象館は金田心象の晩年、ふるさと創生事業として1989年に着工、1990年5月に開館し、金田心象の書作品およそ1,700点をはじめ、硯や筆、陶器類をおよそ400点収蔵しています。
館内に入って右手で受付を済ませ、1階の展示室は半面が吹き抜けで広々とした空間に躍動感を強く感じさせる大小様々な書が展示してあり、お勧めは最初は書だけでの鑑賞。
次に受付で頂く目録と照らし合わせての鑑賞。
筆順を考えながら見ていくと筆を付いていない場所をどのように動かしたかが想像出来、表現方法の豊かさと合わせて二度楽しむ事が出来ますよ。
2階は1階にある展示よりも小さな書に加え、愛蔵品の展示。
日本美術展覧会、通称日展での最優秀の賞状を始めとした賞状類、和室の再現などかあります。
作品に関してもっと詳しく知りたいという方は職員の方に申し出てVTRコーナーを見ていくと良いでしょう。
また、大きさや展示場所の都合などもあり、館内で展示される作品は収蔵作品の極一部のため、展示作品以外を含め、モニターで作品を見る事が出来ます。
モニターで鑑賞出来る作品は4つのデータに分けられ、1つのデータにつき所要時間およそ30分です。
こちらも観覧希望の際は職員の方に申し出ましょう。
1階に戻って階段を境に展示室と反対側のロビーホールからは前面がガラス張りで外に芝生の広場が見えます。
喫茶利用が出来ますので少しくつろいでいっても良いでしょう。

心象館の観覧料は小学生から高校生まで150円、一般300円です。
開館時間は午前10時から午後4時までで、休館日は月曜と祝日、年末年始で5月3日から5日は臨時開館します。
その他、例年4月に展示替えによる臨時休館日が設けられます。
お問い合わせは電話:01632-5-2720 金田心象書道美術館 までお願いします。

心象館を出たら幌延町の歴史に触れてみましょう。
心象館の建物を背に左手前方、とき色の壁面の2階建ての建物、幌延町農村環境改善センターに行きましょう。



外からよく見ると渡り廊下の部分に幌延町郷土資料館と書かれており、平日のみの開館ですが無料で見学が出来ますので日程が合えば見ていきましょう。
まずは農村環境改善センターの出入口から入ってインターホンを押し、郷土資料館の見学希望である旨を伝えます。

スリッパに履き替え、受付を済ませて見学します。
廊下に出て左側が郷土資料館で、その手前側すぐに大きなオジロワシやオオワシの剥製があります。
館内は順路案内は記されていませんでしたが、反時計回りに見ていくと内容が分かりやすいです。

出入口から入って正面の部屋は大地の詩(うた)と名付けられ、サロベツ原野のジオラマがあり、本来ですと背面のモニターと照明を利用して映像を含めた演出を見る事が出来るようですが、残念ながら2020年10月末にお邪魔した際は故障中でした。
入って右手手前の壁面には「ほろのべの歩み」と題された年表があり、よく見ると通り一遍な年表ではなく町内の歴史が結構細かく載っています。
年表は郷土資料館がオープンする1988年までのものですが、例えば1951年に消防自動車が導入されただとか、1985年に幌延中学校にパソコンが導入されたといった具合で、この二つの出来事だけピックアップしても防災に関しては進みがあまり早くなかったのに対して教育面では先進的だった事がうかがえ、興味深い資料です。
年表を背に右手に進むと主展示室とその右手の扉の向こうに細長い通路状に収蔵展示室と分かれています。
主展示室側から見ていくと先史時代の事から始まり、パネル展示と土器をはじめとした出土品。目を引くのが縦長に展示された土の実物。
これはサロベツ泥炭地の泥炭層をハギトリ加工したもので、解説と見比べる事をお勧めします。
横には泥炭地を含め、幌延町の地質についての解説に続きます。
その先は生活に関する展示。

パネル展示を見て割と珍しいと感じたのが教育。
この町の学校教育の始まりは明治の頃、法華宗農場の私学校開設によるものだったそうで、遠軽町がクリスチャンによる開拓だったのに対し、こちらは仏教徒だったのでしょうか?
展示の中に様々なヒントがありますので、気になった方は是非展示を確認してみてください。
突き当りから右手は収蔵展示室の先程とは反対側の出入口、主展示室は左手に続きます。
収蔵展示室は教育資料や生活関係の道具類が棚にずらりと並べられています。
主展示室の続きを見ると、館内一番奥には明治38年に問寒別に入植した人達の開墾の様子が音声付きで再現された原寸大ジオラマがあり、当時の服装や苦労、夢が語られています。
ジオラマの反対側は幌延の野生動物の展示があります。
先に進むと昔の農業・漁業・林業・鉱工業などの道具類やパネル展示などがあり、その先に多数の樹木カットサンプルが並び、出入口に戻ります。

幌延町郷土資料館の入館料は無料。
開館時間は午前8時30分から午後5時までで、休館日は土日祝日と12月30日から翌年1月5日までです。
お問い合わせは電話:01632-5-2977
幌延町農村環境改善センター内郷土資料館 までお願いします。

郷土資料館を出たら、1日目は宿に向かいましょう。

幌延町の宿泊施設に関しては​幌延町オフィシャルウェブサイトのトップページ​から「まちの観光」を開き、下の方へスクロールしていくとある宿泊施設一覧とそれぞれの詳細へのリンクをご参照ください。
駅へ戻るにはもと来た道を戻れば良いので、心象館を背にする形で進み、最初の十字路を右折、次の十字路で左折。直進してYの字型の交差点を右方向へ進めば幌延駅に着きます。
宿への道順はそれぞれの宿泊施設にご確認ください。










Last updated  2021.12.04 00:21:15


2020.11.01
カテゴリ:胆振管内
※お知らせ※
国立民族共生公園でのプログラムが既存の見学プログラムに加え、11月から体験プログラムが増えた事に伴いタイムテーブルが大幅に変更になり、放送時の案内通りの時程ではプログラムを楽しむ事が出来なくなりました。
その為、この回の読むアーカイブズでは放送でご案内した順番で各プログラムを紹介しますが、見学開始時間の案内を削除しております。
また、実際に園内での見学,体験を行う際は最新のタイムテーブルを確認の上、見学の順番,スケジュールをお決め頂きますようお願い致します。
それでは、以下より本編です。

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次の旅行のご予定はお決まりですか?
30分限定ラジオ観光大使 本日は白老町のウポポイ 民族共生象徴空間開業記念特集後編としてご案内致します。

こんばんは。 ラジオの中の観光大使、旅行愛好家の田邉邦昭です。

今回はウポポイの有料エリア内、国立民族共生公園の情報をメインにお伝えします。
これまでにお話しした内容は割愛しますので、交通案内や国立アイヌ民族博物館などに関する情報は、このブログの​前回前々回に掲載しておりますので、合わせてご覧ください。

では、ウポポイの有料エリア内、国立アイヌ民族博物館を見終わったところからご案内致しましょう。
博物館の出口からミュージアムショップに入り、左手前方には現在閉館中ですが、ライブラリがあり、その左手から外に出られます。

前方の通路を右に進み、整理券で座席を確保した時間の5分前までに着くように工房へ向かいましょう。



見学整理券を入手済みの人が並ぶスペースが用意されていますので、前に詰める事の決して無いようソーシャルディスタンスを守りながら待ちましょう。
係の職員さんの案内で工房内へ進み、入口で手指のアルコール消毒をして入ります。
左側が木彫、右側が織り・刺繍・編み物の部屋です。



木彫の定員は36名で、部屋に入ると右側手前に丸木舟があり、壁面には狩猟風景の写真が飾られています。



左側の床は一段高く、説明・実演をして頂ける職人さんが二人いらっしゃり、作業台が配され、頭上にはモニターが設置されています。
実演スペース側に向かって左右の壁にある棚には加工用の工具がずらりと並びます。
席は工房前で並んでいた順に入室しての自由席で、席と席との間に間隔が取られています。
私がお邪魔した際は右側の作業台に、平取町の二風谷イタのようなお盆やマキリと呼ばれる小刀が乗せてあり、完成しているものや製作途中のものをモニターに映しながら説明してくださいました。



木彫は、アイヌ文化では「男の手仕事」として扱われた為、説明・実演ともに男性の方が行っています。
全員が着席すると、「イヤイライケレ。私は〇〇です。」と挨拶と自己紹介から始まり「ポンネ」という、その人その人の特徴や性格,エピソードなどを基に付けられたアイヌ語のニックネームを紹介します。
職員さん一人一人の胸元には、このポンネが書かれた名札が付けられています。
木彫のコーナーに限らず、ウポポイではアイヌ語を公用語の一つとして扱う為、解説の際には度々アイヌ語が混じります。
自己紹介が終ると、彫る・切る・削る・刳(く)る・曲げるなどの技法を用いて加工した品々をモニターに映します。
この日はアイヌ文様を始めとした細やかな彫刻が施された様子や、マキリの柄(つか)や鞘などの木彫の実演を見ました。

元々アイヌには鉄の文化はありませんでしたので、和人を始めとした交易で得た鉄製品を大事にし、マキリの柄と鞘には細やかな細工を施しました。
模様として目に留まる木彫に意識が向きやすいですが、柄や鞘は二枚の板を貼り合わせて木の皮で巻いて外れないようにした加工や、厚みのある一枚板の内側を刳り抜く加工など、派手さは無いながらも技術力を必要とする加工です。
現代の技術を用いればあっという間に出来てしまう事、例えば刳り抜き加工はドリルを使えばすぐの事ですが、鉄の棒を熱して押し当てて少しずつ刳っているそうです。
木彫の説明・実演はおよそ10分間です。

織り・刺繍・編み物の方も時間になったら並んで見ていきましょう。



織り・刺繡・編み物の部屋は木彫の部屋より広く、定員は同じで36名に設定されています。
こちらはアイヌ文化では「女の手仕事」として扱われた作業の為、説明・実演は女性の方が行います。
入室すると右側が展示・実演スペース、左側が客席スペースになっており、展示・実演スペース側は一段高くなっています。
刺繍の場合は、実演・展示スペースに向かって左右の壁面と実演者の後ろにアイヌ文様の刺繍が入った衣類が並びます。
展示・実演スペース側の頭上2ヶ所と実演者の右側にはモニターがあり、それぞれ違った角度,拡大率で実演者の手元を映しています。
木彫同様に挨拶,自己紹介から始まり、刺繍の時間は中央で実演者が一針一針アイヌ文様を入れています。



一概にアイヌ文様の刺繡が施されていると言っても作り方は複数あり、布地に刺繍だけを施したものから別布を切り出してベースとなる衣類に縫い付けながら模様を作り出し、端を織り込んで縫っていく非常に手間のかかったものまで、晴れ着なのか普段着なのかや布地の種類の違い、地方によっての違いなど、色々な部分で異なりました。
大雑把に言うと、刺繍が多く施されているものは儀礼用のもので、普段は着ないそうです。
アイヌの方々のカムイへの向き合い方の一部がここでも垣間見る事が出来ます。


※エゾ鹿の角から作られた針入れ

それから鉄を作る文化が無かった事から針は貴重品で、どのように扱っていたかなど、作成に関してだけでなく、生活面での裏側に触れる解説もありました。
説明・実演はおよそ10分です。

午前中の見学が一段落したらお昼ご飯にしましょう。
レストランやフードコートなどはエントランス棟と歓迎の広場にありますので一度、有料エリアから出ます。
一日券で入場した場合はゲートで再入場用のチケットをもらいます。
年間パスポート利用の場合はそのまま有料エリアを出ましょう。



エントランス棟の向かって右側、手前がレストラン「焚火ダイニング・カフェ ハルランナ」で奥がフードコート「HINNA HINNA KITCHEN 炎」。





更に進んで歓迎の広場の左手に「カフェ リムセ」、右手に「sweets cafe ななかまど イレンカ」があります。

それぞれ、お勧め商品や大まかな特徴をご紹介しましょう。

焚火ダイニング・カフェ ハルランナはエゾ鹿肉や鮭,白樺の樹液,ハスカップなど、アイヌ文化と関わりの深い食材や地元産食材を使った創作料理を提供するお店。
お店の名前のハルランナとは、天から食べ物が降ってくるほどの豊かな暮らしを願うアイヌの儀式から付けられました。
ランチコースは1,500円から4,200円まであります。


※画像は内覧会時の提供見本です

お勧めはユクの焚火ローストコース。
ユクとはエゾ鹿の事で、スープ,前菜,メイン,パン,デザート,ドリンクがセットになっています。
シェフはイタリアン出身でアイヌ食材とのアレンジが興味深く、例えばパン一つ取っても、クルミとアイヌ語で「エント」と呼ばれる和名がナギナタコウジュという、アイヌの方々にはお茶やお粥などに使われていた葉を混ぜ込んだフォカッチャで、柔らかな中にクルミの食感とエントのハーブ系の爽やかな香りが広がるパンで、全体的に新たな切り口でアイヌ食材を楽しませてくれます。
店内はポロト湖畔を望む席やテラス席もあるので、ハルランナでランチにする場合は長めに昼食時間を確保しておく事をお勧めします。
焚火ダイニング・カフェ ハルランナの営業時間は午前11時から閉園までで、ランチタイムは午後3時まで。ラストオーダーは閉園の30分前です。


フードコートのヒンナヒンナ キッチン炎は、アイヌ由来の食材を使用した料理を中心に手頃な価格で提供し、テイクアウトメニューもあります。
ヒンナとは、アイヌ語で「感謝する」や「ごちそうさま」を意味する言葉で、漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』にも度々登場する言葉なので聞き慣れた方も多いでしょう。
広々開放感のある店内で、メニューには定食類やラーメン,そば,カレー,サラダ,ドリンク各種があり、ラーメン,そば,カレーにはそれぞれエゾ鹿肉を使ったメニューと行者ニンニクを使ったメニューがあります。



定食では看板メニューの行者にんにくザンギ定食がお勧めです。
大きめで行者ニンニクの香りが食欲をそそるザンギが5個にご飯、サラダ、そしてオハウという汁物が付きます。
ザンギは行者にんにくを練り込み、胸肉を使いながらもモモ肉のように柔らかく加工してあり、独自の揚げ方で全国の唐揚げグランプリで金賞を受賞した経歴のある自慢のザンギです。
オハウは行者にんにくザンギ定食以外の定食類にも付き、中身はジャガイモ,里芋,人参,大根,水菜,ゴボウなどが入った具沢山で、けんちん汁に近い風味にアレンジした作りになっています。
また、単品メニューには焼き鳥を中心とした串ものも多く、シンプルに塩コショウのタレで素材の持ち味を活かしたエゾ鹿串や、表面にも後口にも行者にんにくの香りがフワッと広がる行者ニンニクつくねがお勧めです。
ヒンナヒンナ キッチン炎の営業時間は午前9時から閉園まで。ラストオーダーは閉園の30分前です。


歓迎の広場にあるカフェ リムセは地元産の食材を使ったアイヌ料理を軸に軽食とドリンク類が多いカフェ。
リムセとは、アイヌ語で「踊る」という意味。
木を多用した店内でお土産品の販売もあります。


※画像は内覧会時の提供見本です

メニューはオハウやカレーなどがあり、オハウは白老産の鮭と野菜を使ったチェプオハウ,厚揚げと野菜を使ったキナオハウの二種類で、それぞれ単品とセットがあります。
セットにはオハウといなきびご飯,ラタシケプ,小鉢,漬物,コンプシト,野草茶が付いてきます。
ラタシケプは煮物や和え物でおかずとして、コンプシトは素揚げにした昆布を醤油や黒糖で煮込み、芋餅にからめたもので甘じょっぱくデザートとして頂きます。
カレーは白老産のエゾ鹿肉のカツを使ったユクカツカレーと北海道産野菜の素揚げをトッピングした道産子野菜カレーがあります。
それからアイヌ料理のメニューにはペネイモ。
ペネイモはじゃがいもを凍らせて作ったアイヌ料理のお団子で、元々は保存食。
平べったく黒っぽい色合いで芋本来の甘みや、ややモチモチした食感が特徴です。
単品販売とぜんざいに入れたペネイモぜんざいがあります。
カフェ リムセの営業時間は午前9時から閉園までで、ラストオーダーは閉園の30分前です。


一番白老駅寄りにあるsweets cafe ななかまど イレンカは北海道産食材を使ったカップチーズケーキやパイ、お土産商品もあるテイクアウトショップ。
イレンカとはアイヌ語で「希望」という意味です。


※画像は内覧会時の提供見本です

ここでのお勧めはアイヌ語で「月」を意味する「クンネチュプ」と名付けられたカップチーズケーキ。
北海道産のチーズと白老産の卵を使用しており、とても口どけが滑らかでチーズの後口も濃厚な、半熟に焼き上げられたケーキ。
丸型のカップで焼き上げたケーキは上から見ると、まるで黄色く輝く月のよう。
焼きたてだけでなく、持ち帰って冷やして食べるのもお勧めで、お土産用の販売や国内発送も出来ます。
それから、近郊の壮瞥町産のリンゴを使ったアップルパイの「パピリカパイ」も人気の一品。
自家製のサクサクに焼き上げたパイにリンゴとカスタードクリームを合わせ、食べ応えのある仕上がりになっています。
「パピリカ」とはアイヌ語で豊作を意味し、美味しい食材が毎年豊作を迎える事と、その食材を使って美味しいパイ製品を焼き上げていきたいという想いから命名した、地元愛の詰まった品です。
自家焙煎の珈琲もあるので食後のデザートとして合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
sweets cafe ななかまど イレンカの営業時間は午前9時から閉園までです。

これら4店舗は全てウポポイの営業日に合わせての営業です。

この他に食事や軽食,ドリンクなどは有料エリア内に移動販売車が出店する事もあり、体験学習館の前や体験交流ホールの前,博物館と工房の中間に配置はランダムで、ハンバーガーやたい焼き,ラーメン,ハスカップジュース,ソフトクリーム,餅料理などのお店が並びます。



その中で特にお目にかかりやすいお店がキンペンカフェ。
通常、木曜日を除くウポポイの開園日に出店しており、ウポポイが出来るより前から白老駅の南西側に店を構え、地元民に親しまれていたカフェの移動販売車。
白老牛やポロト豚などのご当地肉にこだわったメニュー構成で、お勧めは白老牛とポロト豚の合挽肉を使った白老牛バーガー。
照り焼きソースとチーズの2種類あり、私はチーズを食べてみました。
厚みのあるバンズにハンバーグも肉厚でシャキシャキレタスやトマトが挟んであって食べ応えがあります。
お肉は柔らかく口の中でほどける感じで旨みがしっかりしながらもくどくなく、白老牛とポロト豚という良質な肉同士を絶妙な割合で合挽にした店主の技が光ります。
挟んだ具材のメイン、ハンバーグをここまで美味しさを引き出すのは店主が以前精肉店で働いていた事からお肉の目利きの力があるから。
白老牛はブロックで、ポロト豚は一頭単位で仕入れているそうで、町内にある店舗に行けばお肉だけで買う事も出来るそうです。

さて、昼食を済ませたら園内に戻りましょう。
一日券で入場した場合は再入場用のチケットを使い、年間パスポート所持の場合はパスポートを提示掲示して再入場します。
食事を終える時間にも左右されますが、午後1時頃までに終わったと想定してお話しすると、入場ゲートを通ったら左手の体験交流ホールへ向かいましょう。



体験交流ホールでは伝統芸能上演「シノッ」や短編映像上映「カムイユカラ」の整理券配布が上演・上映開始の1時間前より始まりますのでタイミングが合えば入手しておきましょう。

体験交流ホールの更に先には体験学習館があります。



体験学習館では土日祝日に(臨時に平日開催される場合もあり)楽器演奏観賞,小さな紙人形劇「ポン劇場」,アイヌ語プログラム「ピリカ! ビンゴ アキ ロ」や有料での体験類が、体験学習館別館ではドーム型スクリーン映像体験「カムイアイズ」を楽しむ事が出来ます。
それぞれ定員がありますので注意しましょう。

まずはポン劇場をご紹介しましょう。


※画像は内覧会時の様子です

ポン劇場はオリジナルの紙人形劇を通して、アイヌに伝わる物語の紹介やおとぎ話のアイヌ語版を読み聞かせし、アイヌ語に親しむことができます。
話す内容はそのときのお楽しみ。雰囲気としては講談師と紙芝居を足して2で割って、可愛らしい雰囲気を加えたとでも言いましょうか。子供から大人まで親しみやすくなっています。
定員は52名で所用時間はおよそ10分です。

次は体験交流ホールの「シノッ」をご案内します。
※10月に当面の間は伝統芸能上演は「シノッ」のみを上演すると発表さま

アイヌの歌・踊り・語りで、道内各地と樺太のアイヌに伝わる歌と踊り、語りを多数ある中から6演目が上演されます。




※画像は内覧会時の様子です
※通常は撮影,録音等は出来ません

ウポポイを訪れる度に見学し、色んな演目を見ていくと良いでしょう。
「シノッ」の定員は272名で所要時間は約20分です。

次は体験学習館の楽器演奏観賞のご紹介です。


※画像は内覧会時の様子です

楽器演奏鑑賞ではアイヌの代表的な楽器であるムックリとトンコリの解説と演奏を鑑賞します。
トンコリは弦楽器で樺太から北海道北部にかけて使われていたそうで、人の形を表しているのだとか。
演奏と共に見ただけでは分からないトンコリの秘密を解説してくれます。
楽器演奏鑑賞の定員は52名で所用時間はおよそ15分です。

次は伝統的コタンのプログラムを紹介します。
10月まではポロト湖畔の浜辺では丸木舟操船の実演と解説がありました。



※冬季営業となる11月からは、このプログラムに替わりシノッチセで口承文芸実演とアイヌ語紙しばいが行われています。

伝統的コタンも見て歩きましょう。



博物館側から見て手前側から見ていくと、チセと呼ばれるアイヌ様式の家の制作現場があり、これを外側から見学します。
奥の方へ進むとポロチセ・ポンチセとあり、ポロチセではプログラムの無い時間帯に定員35名で、ポンチセでは午前9時から午後5時までに定員25名でそれぞれおよそ10分ずつの随時入れ替えで見学が可能ですので順繰りに見ていきましょう。





次は工房での織り・刺繍・編み物の織りの見学についてご紹介しましょう。





織りの場合は、実演者の左後ろにアイヌ文様の入った織物で作った衣類が並びます。
解説までの流れは木彫や刺繍と同様に進みます。
ここでの織物は木綿とは異なり、木の皮、樹皮を剥いで細くし、糸のようにしてから機織りの要領で織っていきます。
モニターには、実演者の手元の様子の他、どんな木を用いるのかや樹皮を剥ぐ様子などが映し出されます。
定員は36名で説明・実演はおよそ10分です。


伝統的コタンのポロチセではアイヌの暮らしと文化解説「コタンの語り」が平日,土日祝日ともに一日に複数回行われていますので見ていきましょう。


※暖かい時期は屋外ステージで行われていました

アイヌと北海道に関する身近な話や日々の暮らし,カムイとの関わりなどを解説してくれます。
11月からの定員は35名で所用時間は15分です。

また10月まではポンチセ横で仕掛け弓の実演・解説がありました。



アイヌが狩猟で用いた弓や罠について、その仕組みや使用場所などを実演しながら説明してくれました。
※冬季営業となる11月からは、このプログラムに替わりシノッチセで口承文芸実演とアイヌ語紙しばいが行われています。

次は体験学習館のカムイアイズをご紹介しましょう。
カムイアイズは横長の机の上にお椀を伏せて半分に割ったような形をした大きなドームの内側部分に映し出される映像を見ます。



ドーム内側に正対する形で着席するので前方に向かって左右180度、上90度までのぐるりと広い視界にスクリーンがあります。
最初はカパッチリの旅を見ます。



カパッチリとは知床半島や根室半島に来訪するカムイ、オオワシのことで、カパッチリの視点になって流氷が流れ着く道東の空を飛び回ります。



前方の眼下に広がる流氷と雪化粧をまとった岬の上空を駆け巡ります。
カパッチリの旅が終ると、次はチロンヌプの旅。



チロンヌプはとても身近なカムイ。キタキツネです。
雪深い森の中や流氷の上、湿原などを走ります。



カパッチリとチロンヌプの旅の結末がどうなるかは是非あなたの目でお確かめください。
カムイアイズの仕組みは理論的には単純で、ドームの外側にプロジェクターがあります。
ドームには小さく四角い穴が開けられており、見学者が着席する場所のすぐ前方に表面が球状の鏡があり、これにプロジェクターから映像を投射し、ドームの内側に映し出しています。



ゴーグル式のVRとは違い、360度全てをカバーする訳ではありませんが、空と陸それぞれのカムイの視点を疑似体験する事が出来、ストーリーの秘密を知るとアイヌの世界観をより深く体験出来ます。
カムイアイズの定員は26名で所要時間はおよそ10分です。

続いてのご紹介は体験交流ホールでの短編アニメ上映「カムイ ユカラ」。



スクリーンと床に映像が映し出されるダイナミックな演出でアイヌに伝わる物語を見る事ができます。
定員は272名で上映時間は30分。

11月からの開園時間は午後5時まで。
午後5時以降の帰りの列車は5時11分発の特急すずらん9号か、5時41分発の特急北斗15号に乗ると良いでしょう。

さて、この辺でお時間となってしまいました。
ウポポイ開業記念特集後編はお楽しみ頂けましたか?
30分限定ラジオ観光大使、今回はここまで。​​​​​​

※2020年8月9日放送分
※2020年9月~11月1日ブログ用編集加筆,修正、11月1日公開







Last updated  2020.11.02 00:13:46
2020.08.09
カテゴリ:胆振管内
次の旅行のご予定はお決まりですか?
30分限定ラジオ観光大使 本日は白老町のウポポイ 民族共生象徴空間開業記念特集中編としてご案内致します。

こんばんは。 ラジオの中の観光大使、旅行愛好家の田邉邦昭です。

今回はウポポイの有料エリア内、国立アイヌ民族博物館の情報をメインにお伝えします。

小樽,札幌からウポポイまでの交通案内やポロトミンタラ、ウポポイのエントランス棟までのお勧め情報やチケット購入に関してなど、前回の放送でお話しした事は​こちらの記事​をご覧ください。

では、ウポポイの有料エリアへ入るところからご案内致しましょう。



エントランス棟を奥の方へ進みましょう。


年間パスポート利用者以外は入場前に必ず連絡先記入票を回収箱に入れてから入場します。
年間パスポート利用者はオンラインでのパスポート購入時に連絡先情報を入力していますので記入票は不要です。
日付指定のウポポイ1日券利用の方はそのQRコードを、それ以外の方は入場日予約券のQRコードを準備し、左側の入場ゲートにいる職員の方に掲示して入ります。
※右側の自動ゲートは現在使用を休止しています。

尚、年間パスポートを初めて使用する場合はウェブ上での購入時に送信されるメールに添付されたQRコードまたは、購入後にウェブ上からダウンロードし印刷したチケットを左側の入場ゲートの職員の方に提出するとゲート横の部屋に通され、パスポートを発行して頂けます。

ウェブ上での購入時に顔写真データの送信または撮影をしていない場合はこのときにパスポート用の写真撮影があります。複数名での入館の場合は若干時間を要すことになりますので、購入時にデータ送信か撮影をしておく事を強くお勧めします。


ゲート係員の後方には園内マップや休憩所のご案内,ウポポイ周辺のグルメガイド,プログラムのタイムテーブルなどが設置されていますので必要なものを取っていきましょう。

正面には国立アイヌ民族博物館、前方には手前側から道なりにチキサニ広場の野外ステージ,休憩スペース,池,工房,ミニガーデン,伝統的コタンと野外ステージがあります。
左手には手前側から体験交流ホール,休憩スペース,体験学習館があります。


※別の場所にあった園内マップを撮った写真の為、現在位置表示と説明している場所は異なります

前方奥のポロト湖沿いに伝統的コタンの建物が連なる様子を見ると二年前に閉館した白老ポロトコタン,旧アイヌ民族博物館を彷彿とさせられます。



今回は旧アイヌ民族博物館とウポポイとの違いを始めとしたお話しをウポポイの方に伺ってきました。


田邉:本日は、ウポポイの西條さんにお話しをお伺いします。西條さん、こんにちは。

西條さん:イランカラプテ!こんにちは!

田邉:はい、早速ですが西條さん、2年前に旧アイヌ民族博物館が閉館しまして、こちらのウポポイが出来ましたが、以前の発展形ともいえる内容も中にはあるかと思います。特に道民の方だと、旧アイヌ民族博物館に複数回足を運んだという方も多いかと思うんですが、ウポポイが出来て特に注目して欲しいというポイントを教えてください。

西條さん:はい。以前のアイヌ民族博物館にお越し頂いたお客様が、ウポポイに来られたときに「あー、変わったな」っていう風に感じて頂くのは、やはり規模の大きさという事になります。ウポポイ全体の敷地はおよそ10ヘクタール。札幌ドーム2個分の広さになります。

田邉:2個分!?

西條さん:はい。以前のアイヌ民族博物館は、ウポポイの5分の1のスペースでしたので、本当にもう「広いなぁ!」という風に感じて頂ける施設になったかと思います。

田邉:そうですね、実際来てみて大きくなったな!広くなったな!という感じが凄いしました。

西條さん:はい、そうですね。やはりその規模も大きくなったという事で、それぞれのアイヌ文化を体験して頂くコンテンツの施設もかなり充実、バージョンアップしたような形でオープンしております。

田邉:はい、その中で特にどういった所が「ここは見て欲しいよ」という所ですか?

西條さん:はい。まず北海道でも初めての国立の博物館であるアイヌ民族博物館がウポポイの中にあります。
常設展示もありますし、特にこちら、オープンと合わせて特別展を開催しておりまして、こちらは11月8日までの会期という事になるんですけども、テーマとしてはいまを生きるアイヌの方々の活動を紹介するという特別展となっております。

田邉:はい、いまを生きるアイヌの方々の活動。これは、どういった展示物があるんですか?

西條さん:そうですね、やはりいま現在伝統的なアイヌ文化を継承されている方の作品も展示しておりますし、それぞれの地域で活動されている団体さんの活動もご紹介させて頂いております。

田邉:はい、分かりました。では続きましてウポポイのホームページ、こちらを見ますと中に「有料体験プログラム」と書いてあるところがあったんですが、これは一体どういった体験が出来るのでしょうか?

西條さん:はい、こちら有料プログラムはですね、チケットをご購入頂くんですけども、1枚のチケットが500円になっておりまして、500円、あと1,000円、1,500円と3つプログラムを分けて
ご用意していたんですけども、今回このコロナ禍対策という事で有料のプログラムは現在延期中という事になります。

田邉:あー、今はまだやってないんですね。

西條さん:そうですね、はい。現在は無料のプログラムを中心に準備の方をしておりまして、特に体験プログラムの中では「見る」というようなテーマのプログラムを多くご用意しております。

田邉:はい。あの、例えばどういったものがありますか?

西條さん:そうですね、舞踊を観覧するプログラムですとか、あとは我々の職員が楽器の演奏をデモンストレーションをして説明をしたりですとか、あと彫刻とか刺繍を職員が作業をしながら、そういったところを説明しながら行うプログラム。というところの「見る」プログラムというものを用意しております。

田邉:はい。まだコロナ問題が終息しないと・・・という事にはなると思うんですけれど、予定されている有料のプログラムはどういった形になるのでしょうか?

西條さん:こちらの方は、お客様自身が彫刻をやられたりですとか、あとは刺繍を体験されたりという事で、スタッフとの距離を近くご案内したり教えたりというようなプログラムになると思いますね。

田邉:なるほど。では、まずいま無料で行ってる体験が「見る」方で、今後予定している有料の方は実際にそれを「自分でやる」という形になってく訳ですね。

西條さん:そうですね。

田邉:はい、ではコロナが終息次第の楽しみがまた増えていく事で。

西條さん:そうです。プログラムはどんどんバージョンアップしていきますので是非!
最初のその体験ていうのは、やはり見る事から体験ていうのは始まってくるのかなと私は思うんですよね。
で、1回目ウポポイに来て「見る」体験を色々と体験して頂いて、その中で特にこう、気になった,気に入ったもの、プログラムがあったら、その次にバージョンアップの体験プログラムを是非ご体験頂きたいなという風に思います。

田邉:はい。では最後にその他PRをお願いします。

西條さん:はい。コロナ禍対策でオープンが伸びてたんですけども、やっと今月(7月)の12日にオープンする事が出来ました。
職員もですね、2年間本当にこの、お客様に会える事をもう楽しみにしてずっと準備の方を努めてきております。
ただ今現在はやはりそのコロナ対策という事で入場の人数制限ですとか、事前の予約というところの部分が必要となっておりまして、お客様にはご不便かけておるところがあるんですけども、どんどんお客様へサービス向上に努めて頑張っていきたいなと思っておりますし、ウポポイの特徴の一つとして今回年間パスポートが非常にお得なものになっております。

田邉:出来ましたよね!(年間パスポートが)

西條さん:もう、2回お越し頂ければ元取れるような年間パスポートになっておりますので・・・

田邉:あの、通常の入場が大人1人1,200円が・・・

西條さん:そうですね!

田邉:年間パスポートだと2,000円

西條さん:2,000円です、はい。

田邉:2回来るだけでもう既に400円お得になってしまうという。

西條さん:はい。あと中学生以下は無料ということになります。

田邉:それは凄いでかいですよね!親子連れの方は嬉しいですよね、これは。

西條さん:そうですね。是非ご家族連れで何度も足を運んで頂ければいいなと思っています。スタッフ一同心よりお待ちしておりますんで!

田邉:はい、西條さんありがとうございました。

西條さん:はい!ありがとうございました。


ウポポイの西條さんへのインタビューでした。



ウポポイへの入場は現在日付を指定しての予約が必要で、博物館への入館はそれとは別に1時間刻みの日時予約が必要ですが、体験プログラムは開園時から随時整理券を配布するものとプログラム開始の15分前や30分前から整理券配布するものに分かれています。

体験プログラムのタイムテーブルは入場ゲートを通ってすぐの所に設置されている他、インフォメーションや博物館内のサイネージ,ウポポイオフィシャルホームページなどで公開されています。

※画像は内覧会時のサイネージ見本表示です

変更がある場合はサイネージやホームページ内への表示と、各整理券配布場所で当日のプログラム開始時間が掲示されます。

私はメディア向けの内覧会だけでなく、年間パスポートを買ってオープン後にもウポポイを訪れてみましたが、入園したらまずは開園時から随時整理券配布をしているプログラムの整理券入手に向かう事をお勧めします。

しっかりと計画立てて巡っても1日で全てを網羅する事は出来ないのと、天候による中止をはじめとしたプログラムの予定変更や、人数制限により希望する時間の整理券を入手出来ない場合もありますので、予め見学するプログラムの優先順位を付けておく事をお勧めします。

実際に一度、営業日の朝から閉館まで行ってみて整理券の配布状況を見た上でのお勧めは最初に工房での見学整理券を入手する事と博物館の入館予約を10時台にする事。





工房での見学はそれぞれ1回当たり木彫が9名、織り・刺繍・編み物が16名と定員が少なく、織り・刺繍・編み物はこの3つの実演を一度に見られるのではなく、別々で、私が行った日は12時台までが刺繍、その後は織りで編み物の実演はありませんでした。

また、工房は伝統的コタンと博物館の中間に位置していて立ち寄りやすい事から、園内を移動するついでに整理券を取っていく人が散見され、来場者の多くが整理券のシステムに慣れてきた午後になると予約で満席になっていた回が度々ありました。

お勧めの一例は博物館の入館予約を10時からにして、11時20分からの木彫と11時40分からの刺繍、午後3時ちょうどからの織りの整理券を入手する、といった具合です。

7月の状況では博物館の入館は11時台の入館予約が一番最初に埋まる日が多く見られ、次いで10時台が埋まりやすい傾向がありました。
尚、土日祝日は夕方から閉館にかけて以外の時間帯は早い段階で予約が埋まっている事がほとんどです。
注意すべきポイントが多いので前置きが長くなりましたが、お勧めの10時の博物館入館予約が取れた場合は工房の整理券を入手したら博物館に入りましょう。



8月30日までのタイムテーブルでは午前9時台から午後7時台までの毎時15分始まりでシアタープログラムがあります。受け付けは毎時ちょうどからで人数制限は30名。
まずはシアタープログラムを見ていきましょう。
アイヌ文様の入ったガラス戸の正面玄関から入ったら手指のアルコール消毒をし、右手にあるシアタープログラムの待機場所に並びます。
到着時間によっては既にシアター内への入場が開始されている事もありますので、入館したら入口近くにいる職員の方か前方左手の総合案内の方にシアタープログラムを見たい旨を伝え、案内に従いましょう。



現在のシアタープログラムは2本を日替わりで交互に上映しています。
毎週火曜・木曜・土曜日は「アイヌの歴史と文化」と題し、人類が日本列島にやってきてから現代までのアイヌ民族の歴史とアイヌ文化についてを、シマフクロウやオオワシ,エトピリカなどのアイヌ文化にゆかりの深い動物が親しみやすく解説しています。
水曜・金曜・日曜日は「世界が注目したアイヌの技」と題し、欧米やロシアなどの博物館で18世紀以降から保存されているおよそ1万点のアイヌ民族資料が展示されている様子や、アイヌ民族と各国の研究者における現代の関わりを紹介しています。
上映時間はどちらもおよそ23分。観賞を終えたら2階の展示室に向かいましょう。



シアターを出て左手前方で職員の方に博物館入館日時指定の整理券のQRコードをチェックして頂き、エスカレーターまたはエレベーターで2階に上がります。



エスカレーターを上がって左手側は横幅45mもの大きく視界の開けた窓があるパノラミックロビー。
ポロト湖を中心に広々とした園内を一望出来ます。
夕方、日没近くに風が無い日はポロト湖の湖面は波が静まり、鏡のようになるそうで、ここから見る夕焼けは非常に綺麗なのだとか。
2回目や3回目の来園のときは予め日没時刻を調べておき、博物館への入館を夕方に合わせてみるのも良いでしょう。

展示は左手前方の暗くしてある細長い通路から導入展示として始まります。
誰もいないときは黒い壁面に鳥や魚が動く映像が映し出されており、人が通ると色んな国々の「こんにちは」の挨拶の映像が出た後、「イランカラプテ」と、アイヌの挨拶の言葉が流れ、アイヌの民族衣装に着替えた職員の方の映像で展示室に誘導されます。

さてメインの基本展示室に入ると正面には「私たちのことば」と書かれたコーナーがあり、元々は文字を持たないアイヌ文化において口伝で伝承されてきた物語やアイヌ語のしくみ、アイヌ語由来の地名などを音声や映像を中心に紹介しています。



その周りをぐるっと円形に囲むように14台のショーケースが配され、展示室内の6つのテーマの代表的な資料が展示されたプラザ展示があります。


左手手前側から時計回りに「イナウ」と呼ばれる1本の木の棒を削り出して一部を花のようにちぢらせて房を作ったカムイへの捧げものの展示


儀礼で使われる道具として「イクパスイ」や「イクニシ」と呼ばれる木彫を施したヘラのようなものや、和人との交易で入手した漆器の椀や酒器などの展示


儀礼時の男性の装いの展示


儀礼時の女性の装いの展示


「さまざまな衣服」としての服の展示


木綿の衣服の模様の解説展示


「マレク」と呼ばれる銛を始めとした川や海での漁の道具の展示


毒矢で動物をとることが禁じられた事の解説と弓矢の展示


山での採集について、編んで作られたかごや袋などの展示


木彫が施されたお盆や茶托などの観光と土産についての展示,「受け継ぐ人たち」と題して木彫りの熊やアイヌ文様の刺繍が施された品などの展示


ウイルタやニヴフの衣服としてアイヌとは異なった北方の先住民族の衣服の展示


イラクサの茎から取り出した繊維を糸にし、これを織って作られた草の皮の衣服の展示


オヒョウの樹皮を主原料とした樹皮製の衣服の展示

これらは各テーマ毎の代表的な品々の解説と展示なので、時間がないときはここを優先して見ておくと良いでしょう。
時間があるときは壁沿いに左側から時計回りに見学していきましょう。

6つのテーマに分かれたコーナーは、展示室中央の「私たちのことば」に続き、左手手前側から時計回りに見ていきます。

まずは「私たちの世界」と題されたコーナーで、その中心には「イヨマンテ」と呼ばれる、狩りで得た動物の魂をカムイの世界に送り返す儀礼で樺太アイヌが使っていたという、熊を繋いでおく高さ6mほどの木の杭が展示してあります。



天に向かって二つに分かれ、先にイナウが付いた様子は「カムイの世界に返す」という考え方を象徴するかのようです。

壁沿いに展示を見ていくと、アイヌの世界観の中心となるカムイや自然感,死生感などについて、アニメ映像や儀礼に使われる道具などを通して紹介しています。



アニメ映像ではアイヌにおける基本的な考え方が分かりやすくまとめられていますので、一通り見ていくと良いでしょう。



展示にはイナウや儀礼用の刀,漆器,花ござなどがあり、漆器はよく見ると和人の家紋が付いています。
これは余談ですが、アイヌの文化には元々漆器や鉄、ガラス玉などの製造技術は無く、和人を中心とした交易で大量の毛皮や鮭などと交換されていたと言われています。
この為、漆器を多く持っている事は生活の基盤となる狩りが上手い事を意味し、宝物として漆器は大切に保管されたそうです。



次のコーナーは「私たちのくらし」。
衣食住を始め、アイヌにおける人の一生や音楽,舞踊など、アイヌ文化の特色や地域差が紹介されており、衣類や食器,ゴザ,楽器,織機などの実物や「トイチセ」と呼ばれる樺太アイヌの家の模型、舞踊については映像での紹介もあります。
人の一生についての展示は「私たちの世界」のコーナーで見る死生観とリンクする部分もあるので相互にしっかり見ておくと世界観をより身近に感じられます。



続くコーナーは「私たちの歴史」。
地図と年表が連動する映像が流れ、いまに続くアイヌの歴史の広がり,連なりを分かりやすく紹介している他、北海道で出土した品々や周辺の民族が残したアイヌ民族の足跡を見る事が出来ます。
和人の進出や交易,争い,移住などについてだけでなく、ロシアを始めとした周辺諸国との関わりについても展示されているのが、北海道内の他のアイヌ関連施設との大きな違いです。



その次は「私たちのしごと」と題されたコーナーで、狩猟や漁ろう,採集,農耕といった伝統的な生業で使用された道具や、その仕組みの紹介として、それらの作業時の様子を再現したマネキンの展示が前半にあり、後半は現代のアイヌの人々をピックアップして様々な職業に就く人々の具体的な姿を紹介しています。



基本展示6つのテーマ、最後のコーナーは「私たちの交流」。
道東の厚岸町にある厚岸湖から出土した外洋向けの丸木舟、「板綴舟(いたつづりぶね)」の展示をシンボルに、アイヌ民族を取り巻く周辺の諸民族との過去から現在までの交流について交易品を軸に紹介しています。

この他、「探求展示 テンパテンパ」と題したコーナーが点在し、ジオラマや模型、鮭・鹿の立体パズルなどがありますが、触って理解を深める展示の為、現在は新型コロナウィルス感染拡大防止として運用を停止しています。

ここから先に続くのは、西條さんのお話しにありました特別展示。
現在は11月8日まで開館記念特別展として「サスイシリ 私たちが受け継ぐ文化~アイヌ文化を未来へつなぐ~」が開催されています。


※特別展は撮影禁止箇所が広くとられていますので館内掲示に注意しましょう

特別展は、民具の継承,アイヌ語の継承,現在の継承者,芸能の継承,現代の匠 優秀工芸師の5つのテーマに分かれています。

民具の継承には木彫作品やアイヌ刺繍を施した衣服や布の作品の展示。
アイヌ語の継承には、アイヌ語の保存・復興・継承に尽力した萱野茂(かやのしげる)に関する展示やアイヌ語辞典,研究書といった図書など。
芸能の継承には舞踊や歌を収めたビデオ放映やアイヌ文化保存団体の紹介。
現在の継承者には、伝承者育成事業の紹介や現代作品の展示として衣服や木彫りに混ざってアイヌ文様が施されたiPhoneケースなどもありました。
現代の匠-優秀工芸師には、木彫作品と衣服が並びますが、木彫はブドウのついた親子熊や、マレクで鮭とりをする様子などを表現した大きな作品、チャックを下ろしている途中の服を表現した、一般的な木彫とは一線を画す作品など、芸術性の高い作品が並びます。

ひとしきり見学したらエスカレーターで1階に下りて正面の自動ドアを通るとミュージアムショップに出ます。


※画像は内覧会時のものの為、現在とは一部配置が異なります

ミュージアムショップではアイヌ文様の入った品々を始め、二風谷アットゥシの製品や二風谷イタ,ムックリやトンコリなどといったアイヌの楽器,エゾ鹿の角の加工品,木彫品などがあります。






※上の3画像は内覧会時のものの為、現在とは一部配置が異なります

ミュージアムショップからは博物館の正面玄関または反対側にある出入口から出る事が出来、ミュージアムショップへは後からまた入る事が出来ます。
博物館の入館は1時間刻みの予約制で、予約の時間から1時間以内に入らないと入館そのものが出来なくなりますが、入館後の退出は閉館までの間は特に時間制限はありません。
但し、1階へ下りてしまうと2階展示室へ再入室は出来ませんのでご注意ください。

お勧めの通りに整理券を取っている場合は博物館は11時10分頃までには出るようにしましょう。
時間に余裕がある場合は先行して体験学習館のプログラムの整理券を取りに出ても良いでしょう。
余裕がないときは11時20分から工房で行われる木彫の見学に真っ直ぐ向かいましょう。

さて、この辺でお時間となってしまいました。
ウポポイ開業記念特集中編はお楽しみ頂けましたか?
30分限定ラジオ観光大使、今回はここまで。

この続きは8月9日午後5時からウポポイ開業記念特集後編として、有料ゾーンの国立民族共生公園やレストランなどについてお話し致します。

スマホやパソコンからは​FMおたるホームページ​にある「スマホでFMおたる」または「パソコンからFMおたるを聞く!」にアクセスしてお聞きください。

※2020年7月26日放送分
※2020年8月9日ブログ用編集加筆,修正・公開







Last updated  2020.08.09 12:00:05
2020.07.13
カテゴリ:胆振管内
​次の旅行のご予定はお決まりですか?

「30分限定ラジオ観光大使」

本日は白老町の「ウポポイ-民族共生象徴空間-」開業記念特集前編としてご案内致します。

こんばんは。 ラジオの中の観光大使、旅行愛好家の田邉邦昭です。




新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響によりウポポイの取材が出来たのがこの放送の収録のわずか数時間前の事ですので、今回ウポポイ内部の紹介は限定的なものとし、次回詳細をお伝え致します。
今回はウポポイ周辺の情報をメインにお伝えします。予めご了承ください。

白老町は登別市や苫小牧市、千歳市などに囲まれ、古くはアイヌ民族の大きな集落がありました。
幕末には仙台藩が北方警備の為にお城より規模の小さい陣屋と呼ばれる、今でいう出張所が設けられました。
北海道にある陣屋跡としては最大規模のもので、アイヌ文化や幕末史を道内で見るには必見の場所が揃っています。
町の東部、白老地区・社台地区では卵や白老牛が、町の西部、虎杖浜地区では虎杖浜たらこが多くの人の舌を楽しませています。

1976年から2018年3月末まではアイヌ民族博物館があり、アイヌ民族に関する有形・無形の資料を専門に展示・保存し、調査研究、教育普及事業を総合的に行う社会教育施設として多くの方に親しまれました。
旧アイヌ民族博物館閉館から2年が経ち、装いを新たに国立アイヌ民族博物館を中心とした「ウポポイ」民族共生象徴空間が本日オープンしました。
テレビCMや各所へのポスター掲出、JR北海道の快速エアポートや特急北斗の車体側面への告知掲出など、北海道内でこの放送をお聞きの方は7月に入ってからどれかしらを見た事があるのではないでしょうか。
ウポポイはアイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンターとして、長い歴史と自然の中で培われてきたアイヌ文化をさまざまな角度から伝承・共有するとともに、人々が互いに尊重し共生する社会のシンボルとして、また、国内外、世代を問わず、アイヌの世界観、自然観等を学ぶことができるよう、必要な機能を備えた空間です。

そんなウポポイの最寄駅、白老までの道のりですが、今のダイヤでのお勧めの列車は小樽駅を午前7時33分に出発する普通列車苫小牧行きに乗り、札幌で8時32分発の特急北斗6号函館行きに乗り継ぎ、白老で下車。
札幌から出発する方も特急北斗6号に乗りましょう。
白老駅の到着は定刻9時37分です。

特急の進行方向左手側にあるのが通常の改札口で、進行方向側にある階段を上った先にはウポポイ開園日のみ開く臨時改札があります。
臨時改札を通れば最短距離でウポポイに向かうことが出来るようになっていますが、時間に余裕がある方やトイレに立ち寄って行く場合は駅南側に面した通常の改札口から出ましょう。
改札を出て駅舎内を見まわしてみましょう。



外に面したガラスの壁面や自動販売機、天井付近など、随所にアイヌ文様が施されています。
改札を背に右手には観光案内コーナーがあり、駅待合室側にはアイヌ文化を紹介するVTRが流れており、モニターの横には木彫りのエカシと呼ばれるアイヌの長老の像が飾られています。



コーナー内に入るとモニターの背面側に熊,エゾシカ,シマフクロウなどの木彫りが飾られています。
コーナーの中には白老町を中心とした観光関連のパンフレット類がずらりと並び、壁面には白老町の観光地図があります。



必要なパンフレットを取ったら出発しましょう。
ウポポイ方向へのルートに沿って案内が随所に出ていますので案内に従って進んで行きましょう。
観光案内コーナーを背に右方向へ進み、スライドドアの先に自由通路があります。
階段またはエレベーターで昇り、駅の反対側で降ります。



エレベーターで降りた場合は右側、階段で降りた場合は左側の出入口から外に出ると正面にウポポイへの案内看板があります。



(案内看板側から出た場合)右手へおよそ170m進みます。



突き当りの左手前方にSL D51型蒸気機関車の保存車両がありますので、それを囲む柵沿いに右折してSLの側面を通って直進します。



前方に見える外壁が木の建物に入ってみましょう。





ここはウポポイに先立って今年の4月にオープンした白老駅北観光インフォメーションセンター「ポロトミンタラ」。
白老町の観光スポットや体験プログラムの案内、グルメ情報の提供、白老町を中心とした胆振管内の特産品販売に軽食にと内容の充実したインフォメーションセンターです。

建物中央にある出入口から入ると右手にコインロッカー、左手にはガシャポンが並んでいます。
コインロッカーや壁面にはアイヌ文様が施され、設置されたガシャポンの景品もアイヌ文様のグッズや白老にまつわるもので構成されており、ここならではの品が手に入ります。



お子さん連れならゲーム感覚で白老町やアイヌにまつわる品を何が出るかのワクワク感と共に持ち帰ってみるのも良いでしょう。
館内に入って正面は休憩スペースで、その正面奥は窓に面し、右奥には木彫りの熊やシマフクロウが展示されています。
館内右手に進み、



左手側がインフォメーションカウンター、正面手前が白老町や胆振管内を中心とした観光関連のパンフレット類、


※画像はプレオープン時のものです

正面奥が軽食類コーナー、


※画像はプレオープン時のものです

右手がショップです。


※画像はプレオープン時のものです

軽食類コーナーでは、のぼりべつ酪農館の濃厚ミルクソフトクリームや北海道産純生クリームオムレット,チョコレートオムレット,抹茶とかのこ豆のオムレット,ユク饅,具にぎり,北海道ミルククリームパンなどがありました。

私はユク饅と具にぎりを食べてみました。
ユク饅のユクとはエゾ鹿の事で、モチモチっとした中華まんの生地にエゾシカ肉とゴマ,椎茸,長ネギなどを甘じょっぱい味付けにした餡が入っており、肉はしっかりとした歯応えでやや野趣味を感じられる食感でした。

具にぎりは船型にしつらえた経木(きょうぎ)の中に熊笹の葉が敷かれ、厚真町産のお米のおにぎりが二つ、白老牛の牛しぐれと虎杖浜たらこの焼きたらこを具としています。付け合わせには昆布と大豆,人参,油揚げが入ったたらこ和え、それからしば漬けが付いてきました。
牛しぐれは甘辛い味付けで柔らかく、焼きたらこは程よい塩気にしっかりめの食感。どちらもシンプルでベーシックな味付けだからこそ素材の品質の高さを感じさせてくれる一品でした。



物販コーナーは食品販売として白老町を中心に胆振管内の商品が多く並び、冷蔵ショーケースには虎杖浜加工のたらこ製品各種や



白老牛のハンバーグやステーキ、ジンギスカン,エゾシカ肉のソーセージなとがあり、



常温の棚にはチョコブラウニーやフィナンシェ,ルバーブのジャム,鮭トバ・鰊の燻製・スケソウダラの珍味,ホッキ貝の加工品などがありました。



北海道のその他の地域産食品ではアイヌ料理の「オハウ」と呼ばれる汁物のレトルトパックや缶詰としてユク、エゾシカのオハウやチェプ、鮭のオハウ、乾燥きくらげ,乾燥しいたけ,アニメ『ゴールデンカムイ』とのコラボ商品のお菓子、ウポポイ限定のお菓子など、アイヌに関連性のある食品類が多く並んでいました。



食品以外ではアイヌ文様のグッズが多く、ティッシュケースやランチョンマット、箸入れ、名刺入れ、ストラップ、コースター、眼鏡ケースなどの小物は丁寧に一針一針手仕事で刺繍が施されている製品が並んでいました。
変わり種としては自宅で体験できるアイヌ文様の刺繍キットがあり、アイヌ文様刺繍の構造を理解して縫うのはお子さんの夏休みの自由研究にいかがでしょうか。
もし自由研究の課題とするのなら、「おばあさんのように」仕上げてみましょう。
なぜ、「おばあさんのように」なのか?
その秘密はポロトミンタラの中でも見つける事が出来るので是非探してみてください。





それからアイヌ文様で印刷の物もあり、バンダナや手ぬぐいのような布物の他にノートや一筆箋、クリアファイル、マスキングテープなどのステーショナリーもありました。
ちょっと変わった品としては生地にアイヌ文様やシマフクロウイラストを立体的にプリントしたTシャツがあり、これは特許を取得してる印刷方法だそうで、なんとも不思議な風合いでした。



他にもアイヌ文様の焼き物や革製品、木彫りの熊やフクロウ、



アイヌの伝統的な楽器のムックリ(ムックル)などもありました。
ムックリとは口琴というタイプの楽器で竹で出来ており、取り付けられた紐を引っ張る事でビヨーンビヨーンという音がなり、これに口の動きや息を吸ったり吐いたりする事で幅広い音を出すものです。
ウポポイの中ではムックリの演奏を聞く事が出来るプログラムもありますので、気になった方は購入して練習してみても面白いですよ。

ポロトミンタラではこんな風にとても充実した品揃えがあり、ウポポイがオープンする前のプレオープンの段階で休日には家族連れの姿を多く見たのも納得でした。
私がポロトミンタラを訪れたのはウポポイオープンの2週間前と1週間前ですが、物販コーナーはご紹介した品々以上に更に種類を増やしていくそうで、また取り扱い品は今後地元作家の意向や生産状況などで変更する事もあるそうなので何度も何度も訪れたくなるコーナーになっていました。



そしてポロトミンタラでは3日前までの事前予約制で体験プランも受け付けています。
原木しいたけ狩りをして塩焼きやバター焼きなどの試食をビニールハウス内で出来る体験や、スイーツとドリンク付きでアイヌ文様の刺繍の仕方を教わりながら自分で一針ずつ縫って仕上げる体験など、白老町やアイヌ文化を身近に感じる事が出来る体験プランが用意されています。
お問い合わせやご予約はお電話で。

ポロトミンタラの開館時間は午前8時から午後6時までで、定休日は年末年始のみです。
お問い合わせや体験プランのご予約は電話:0144-82-2216 白老駅北観光インフォメーションセンター ポロトミンタラ内一般社団法人白老観光協会 までお願いします。

さて、いよいよウポポイへ向かいましょう。
ポロトミンタラを出たら右方向へ。



左右に白いテントが並ぶ賑わいのある広場を通って進むと左手の通りに横断歩道がありますので渡りましょう。


※オープン前の画像です

横に長く広がる柵の向こう側がウポポイです。
柵に向かって右方向に歩くと最初にある入口は車両専用で、歩行者入口はその50m先にあります。
門柱に大きく歩行者専用入口と表示され、足元に点字ブロックが続くので案内に従って進みましょう。



まず最初に訪れるのは「いざないの回廊」。
青地に白抜きの文字でウポポイと書かれた看板のある所から入ると





右に左にと曲がりくねった回廊で、両側にあるグレーの壁にはモノクロで北海道の自然風景や野生生物の姿、キタキツネやエゾシカ、タンチョウにヒグマなどがシルエットで描かれ、森の中や川のほとりを歩くような感覚を楽しませてくれます。
自然とともに暮らしてきたアイヌの方々が過ごしてきた自然の世界観を感じながら次の「歓迎の広場」へと向かいます。
いざないの回廊の出口では白いテントが設置され、中で赤外線サーモグラフィーによる検査があり、当日37.5度以上の発熱がある場合は入場出来ません。
ウポポイでは新型コロナウィルス感染拡大防止対策をしていますが、来場者の協力も必要になります。マスクは事前に必ず準備しておき、着用していきましょう。



検温を済ませて出ると左手にはスウィーツカフェ「ななかまど-イレンカ-」


※画像は内覧会時のものです。開館日は画像奥に見えるテントの配置が異なる可能性があります

右手には「カフェ リムセ」があり、全体的に広いスペース取りがされた場所、歓迎の広場に出ます。
ここではお買い物や飲食を楽しむ事が出来ます。

歓迎の広場を抜けるとエントランス棟です。
半円形の建物が左右にあり、



向かって左手の建物には手前からフードコート,レストラン,券売所などがあり、



右手の建物には手前からショップ,インフォメーション,休憩室などがあります。







ショップではウポポイの協力企業やウポポイの応援ロゴを入れている商品が並び、特に注目なのは「ツキサップあんぱん」。
どこかで見た事,聞いた事ある名前だという方も多いのではないでしょうか。



そう、「月寒あんぱん」です。
月寒はアイヌ語のツキサップから来ている地名なので商品名自体をツキサップとしたオリジナルバージョンで、箱のデザインはアイヌのデザイナーの方が手がけ、パッケージはアイヌの花ゴザをイメージしたものになっています。
また、ここのショップ内では飲み物やお弁当,傘,レインコートなど、天候の変化などで急ぎで欲しい品物も並んでいます。





同じ棟のトイレやコインロッカーなどを挟んだ向こうがインフォメーションと休憩室です。
※現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のためコインロッカーの使用は出来ません

室内にはアイヌ文化に触れられる施設一覧がありますので、アイヌ文化に興味を持った方は帰りにも寄ってみると良いでしょう。

フードコートやレストランについての情報は8月9日にFMおたるで放送予定のウポポイ開業記念特集後編で改めてお伝えします。

さて、エントランス棟の先からは国立アイヌ民族博物館や国立民族共生公園が広がる有料エリアで、入場券が必要となります。




入場料は次の通りです。

ウポポイ1日券
  • 大人:1,200円
  • 大人(20名以上の団体):960円
  • 高校生:600円
  • 高校生(20名以上の団体):480円
  • 中学生以下:無料
  • 障がい者とその介護者各1名(要障がい者手帳等):無料
※学校団体による利用の詳細はウポポイのホームページ​から学校団体予約ページをご覧ください

年間パスポート
  • 大人:2,000円
  • 高校生:1,000円

入場に際しては、新型コロナウィルス感染症感染拡大防止の為、事前に入場日を指定しての予約が必要となりました。
また、国立アイヌ民族博物館への入館は有料エリアへの入場日の指定予約とは別にオンラインによる入館日時の予約が必要です。
有料エリアへの入場、博物館への入館、それぞれ別々に手続きが必要ですのでくれぐれもご注意ください。

開園時間は通年9時。
閉園時間は8月31日までと、9月,10月の土日祝日は午後8時。
9月,10月の平日は午後6時。
11月から翌年3月までは午後5時です。
※入園は閉園の1時間前まで
※2021年4月以降の開園時間は未定

閉園⽇は⽉曜⽇(祝日または休日の場合は翌日以降の平日)及び、12⽉29⽇〜翌年1⽉3⽇です。

入場券は日付指定の1日券か年間パスポートを購入しますが、年間パスポートや発行済みの前売り入場券、それから旅行代理店発行の個人向けフリークーポンなどの日付指定がされていない入場券を使用する場合や中学生以下の方をはじめとした無料入場者は別途無料発行の入場日予約券が必要です。
入場日予約券は​ウポポイのホームページ​にアクセス頂き、チケット・予約案内のページから「当面の入場に関するお知らせ」をクリック(またはタップ)し、有料エリアへの入場日指定予約と博物館入館予約それぞれの手続きページへのリンクをご利用ください。

スマートフォンやパソコンなどのオンライン環境をお持ちでない方は全国のセブンイレブン,ローソン,ファミリーマート,ミニストップにあるマルチメディア端末の「JTBチケット販売」サービスにて、QRコード付きチケットを購入する事が可能です。

博物館には入らず、国立民族共生公園のみの利用の場合は、入場予定の前日までに入場日予約をしたら、チケット・予約案内のページの更に下の方に連絡先記入票のダウンロードがありますので、そこからダウンロードを行い、必要事項を記載して入場当日に提出できるように準備しておきましょう。
尚、博物館入館者は連絡先記入票を事前に用意する必要はありません。

チケットの購入と入場日予約,博物館に入館する場合は博物館の入館日時予約を事前に済ませておけば、いよいよ入場です。
手指の消毒液もありますのでしっかり手指全体に擦り込み、博物館へ行かない方は連絡先記入票をここで提出します。
尚、事前に連絡先記入票を書いてこなかった場合は記入する場所もちゃんと用意されてますのでご安心ください。
日付指定のウポポイ1日券を購入した場合は付与されるQRコードを自動入場ゲートにかざして入ります。
ウポポイ入場日予約券を使用する場合は入場ゲートの方にQRコードを掲示して入ります。
園内は自由に見学が出来、博物館は事前に指定した時刻に入館が可能です。
プログラム類は当日配布される整理券が必要となりますので注意が必要です。

さて、この辺でお時間となってしまいました。
ウポポイ開業記念特集前編はお楽しみ頂けましたか?
30分限定ラジオ観光大使、今回はここまで。

この続きは7月26日午後5時からはウポポイ開業記念特集中編として、国立アイヌ民族博物館の館内についてを軸にお話し致しました。
後編は8月9日に放送予定です。

スマホやパソコンからは​FMおたるホームページ​にある「スマホでFMおたる」または「パソコンからFMおたるを聞く!」にアクセスしてお聞きください。

※2020年7月12日放送分
※2020年7月13日ブログ用編集加筆,修正・公開
※2020年7月26日加筆,修正











Last updated  2020.07.27 00:16:30
2020.06.14
カテゴリ:トーク回
次の旅行のご予定はお決まりですか?
30分限定ラジオ観光大使 本日もトークの回としてお送りします。

こんばんは。
ラジオの中の観光大使、旅行愛好家の田邉邦昭です。

引き続き、新型コロナウィルスの感染拡大により通常の番組編成とは異なる内容で放送致します。予めご了承ください。
おうち時間を楽しむスタイルが必要とされた前代未聞のゴールデンウィークが過ぎましたが、ラジオの前のあなたはどうお過ごしでしたか?
まだまだ辛抱の必要はあります。
私自身、今回の放送からFMおたるの放送局へは出向かず、インタビュー取材用の自前の器材を使って声を入れています。
外に出たい、友達に会いたい、という気持ちは多くの人が思う事ですが、全て命あっての事。
あなた自身を守るために、あなたの大事な人の未来を守るために・・・Stay Home.
生き残りましょう!

さて、本日最初のコーナーは・・・

コロナ禍で過剰在庫を抱えた道内企業を救え!「緊急在庫処分SOS!」

こちらは前回に引き続きコーナー化して紹介させて頂きます。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で、全国の百貨店で開催される予定だった北海道物産展や道内各地でのイベント中止等による過剰在庫、それから学校の休校による給食の停止、そして飲食店の来店客数減少による食品ロスの問題が、食品業界に大きなダメージを与えています。

札幌商工会議所が新型コロナ経済対策掲示板「​緊急在庫処分SOS!​」と題して過剰在庫の解消や販売促進の支援を目的に北海道内の食品関連企業に呼び掛け、在庫処分に困っている企業・店舗や商品の情報をweb上に掲示板形式で公開を行っています。

ジャンルは乳製品、卵等,パン、菓子、スイーツ,農産品、農産加工品,肉類、肉加工品,水産品、水産加工品,麺類,加工品その他 と、多岐にわたりますので是非アクセスしてみてください。
このコーナーでは「緊急在庫処分SOS!​」に掲載された企業の中から私、田邉が以前利用した事があり、味や品質を自信を持ってお勧め出来るお店や企業をピックアップしてご紹介します。
本日は3ヶ所ご紹介致します。

まず一ヶ所目は、釧路市 有限会社シャケ番屋
有限会社シャケ番屋は釧路市にある水産メーカーで株式会社マルア阿部商店の工場直売店。
マルア阿部商店は天然物・地場産にこだわり、1956年から続く老舗。鮭やいくら製品を中心にサバやタラコ、ホタテなど、釧路の近海で水揚げされる水産物を主に取り扱っています。
工場直売店のシャケ番屋のホームページでは鮭,いくら・すじこ他,刺身,焼魚,かに・えび,貝類,昆布,珍味,オリジナルギフト,季節商品,その他,お買い得商品と、分類だけでも結構な数になりますのでマルア阿部商店を代表的するサケ・イクラ製品についてピックアップしてご紹介しましょう。

マルア阿部商店には例年秋サケの時期になると毎日道東の色んな港から加工前の重さで1日100トンを超えるサケが搬送され、加工されています。
イクラの加工には卵の腹出しから皮の分離、攪拌までをスピーディーに行わなければならず、熟練のプロの技を活かし、鮮度と風味の良い仕上がりの品々が自慢です。

系列会社には同じく釧路市に「炉ばた煉瓦」という炉端焼きのお店がありまして、私はここで何回かマルア阿部商店製の魚介を頂いた事があります。

実際に食べてみて特にお勧めの品が氷塩熟成のサケと塩いくらです。



氷塩熟成とは、マルア阿部商店が独自に編み出した製法で、釧路川の天然水と天日塩で作った-2度から+2度の塩水氷にサケを三日三晩漬け込んでじっくり低温で熟成加工したもの。
サケの身が締まっている一方で柔らかな食感とマイルドな塩気、サケならではの旨みがギュッと詰まっています。
そのまま焼くだけでも食欲をそそる紅色の切り身からジワッと滲み出てくる脂。シンプルに熱々のご飯と共に頂くのはもちろんのこと、身をほぐしてお茶漬けの具としてもお勧めです。


※メモ用に撮った画像の為、雑な背景ですみません。奥が塩いくらです。

それから、塩いくらは文字通り塩漬けのいくら。
特に近場で水揚げされたサケから取り出された卵を皮から分離し、厳選した塩で味付け。
ほぼ一昼夜、昔ながらのザルを使っての水切りを行います。
こうして「生きて運び込まれれるイクラの味わいを、生きたまま保存する」こだわりと旨みを存分に引き出す熟練の技が光る逸品へと仕上がります。
通常の醤油漬けのいくらとはまた違った味わいで、甘味が違うだけでなく、いくらの粒を噛んだ後に口の中にいくらの皮が残らない、もっちりとした食感がありつつ、とろけるような味わいが特徴です。
シンプルな味付けだからこその仕事の良さ際立つ味わいはどんぶり飯に乗せるのはもちろん、大根おろしに和えたり、和風パスタにアクセントとしてひとサジ乗せるのもお勧めです。
ネットショップではこの他沢山の海の幸を販売しておりますので、是非アクセスしてみてください。

その他詳しくは有限会社シャケ番屋オフィシャルホームページをご覧ください。
お電話でのお問い合わせは:0120-051-595 有限会社シャケ番屋 まで午前8時から午後5時までにお願いします。


続いて二ヶ所目のお勧めは北斗市 華隆
華隆は北斗市にある有限会社 日新商会の食品事業部が手掛ける手作りシュウマイのブランド。



18年の歳月をかけて研究に研究を重ねて完成したシュウマイは添加物,保存料は一切使用せず、素材に旨みと豚肉本来のジューシーさを追求した作りが特徴です。
華隆の看板メニューはホッキしゅうまい。
ホッキしゅうまいに焦点を当てて華隆のこだわりを少し覗いてみましょう。
北斗市公式キャラクターが「ずーしーほっきー」というホッキの握り寿司をイメージしたキャラクターである事からも分かるように、ホッキ貝は北斗市を代表する特産品。
北斗市の南東側、日新商会がある上磯地区では珍しい漁法でホッキ貝を獲っています。
船の上から6mから8mほどある長い棒の先に「ヤス」と呼ばれる4本の鉄製の爪を付けた漁具で海底を探り、手に伝わってくる「コツコツ」という貝殻の感触を頼りに見付けると、ホッキ貝を壊さないようヤスの間に挟み込んで丁寧に一個ずつ採っていきます。地元ではこれを「ほっき突き」と呼んでいるそうで、例年6月から翌年の3月にかけて漁が行われています。
とても熟練した技術と長年の勘を要す漁師の技で水揚げされた上磯のホッキ貝はその日の新鮮なうちにむき身にされ、丁寧に下処理をし、身だけが切り分けられます。一個ずつ手作業で北海道産のフレッシュポークを用いたシュウマイの餡とホッキ貝を包み込み成型され、蒸し器にかけられて完成です。
このホッキシュウマイは道産豚を使用した肉しゅうまいの上にホッキ貝を乗せた作りで、ホッキ貝の香りと歯ごたえの良さ、噛むほどに甘みと旨みが出てくる、よく噛んで味わいを楽しみたいしゅうまいです。
華隆には他にも北海道産天然ホタテを使用し、貝ヒモを刻んで出汁を取って肉に混ぜ込み、旨みとコクのバランスが良い餡の上に大きな貝柱を乗せた帆立しゅうまいや、熟成肉しゅうまい,北海道産トウモロコシをたっぷり使った、とうきびしゅうまい,傘が大きく肉厚ジューシーな椎茸が乗った王様しいたけしゅうまい,カニの上品な風味と旨みがいっぱいの本ズワイガニしゅうまい,がごめ昆布を餡の中に練り込み、刻んだお刺身昆布を乗せてサッパリとした風味が特徴のがごめ昆布しゅうまい,しゅうまいの皮の代わりにお米で包んだ北斗しゅう米(まい) こめの華(ホッキと帆立の2種類)。
これらは全て北海道産,国内産素材にこだわり、一つ一つ手造りしています。
どれも8個入りのパックやセット商品がある他、ネット通販限定のお得な特別セットもあります。
華隆のしゅうまいは冷凍で3ヶ月の賞味期限で、蒸す他電子レンジ調理もOKです。

その他詳しくは華隆オフィシャルホームページをご覧ください。
お電話でのお問い合わせは:0138-73-2136 有限会社日新商会まで、月曜から土曜日の午前9時から午後6時までに手作りシュウマイの件でとお申し出ください。


さて三ヶ所目のお勧めは幕別町 木川商店
木川商店は、十勝の採れたて新鮮な野菜を直接生産者から仕入して加工・販売を行う「地域の活性化と地域に恩返し」に繋げる事を意識したお店。



1926年創業の老舗で、幕別にある店舗では自社製品の他、地場産品やお酒などの販売を行い、地域に根ざし親しまれているお店で、ネットショップ「十勝うまいものや」を運営しています。
現在看板商品となっている十勝のコロッケシリーズは2014年に事業を開始。開発に難航し、試行錯誤の繰り返しだったそうで、冬を越えると澱粉が糖に変わり柔らかさが変わってしまうジャガイモ、家庭で揚げる手間を無くすにはどうしたら良いか、およそ2年の歳月をかけて完成。
手軽に揚げたての味わいを楽しめるようになった十勝のコロッケシリーズは現在では道の駅忠類や北海道物産展での人気商品になりました。
十勝のコロッケシリーズと双璧となす人気を誇るメンチカツはどれも一つ一つ手作業で衣付けして揚げ、急速冷凍してパッケージングされており、家庭では電子レンジでチンしてからオーブンで温めるだけで揚げたての食感を楽しむ事が出来ます。

十勝のコロッケシリーズには、ゆり根とインカのめざめ,アスパラベーコン,ラクレットチーズ,長芋などがあり、一番のお勧めは看板商品のゆり根とインカのめざめ。
幻のジャガイモとも呼ばれるインカの目覚めと幕別町特産のゆり根が使用されており、サックサクの衣にかぶりつくと、黄金色で濃厚な甘さのインカの目覚めと、純白でホクホク、上品な甘さのゆり根が顔を出します。
インカのめざめは収穫後すぐには使わず、低温貯蔵庫で1年から2年寝かせて糖度が高まってからコロッケに加工されるので一般的なコロッケとは甘さが違います。
もう一つの食材、ゆり根は京料理でも度々使われる高級食材。
畑に植えてから収穫までには4年から5年かかると言われており、
その間、つぼみを手作業で一つ一つ摘み取ってゆり根として後に食べられる部分に栄養を行き渡らせながら育てます。
4年から5年経った秋になると、傷付けないよう丁寧に丁寧に掘り起こし、根を切って収穫されます。
こうして育ったゆり根は風味や食感の良さだけでなく、食物繊維やカリウム,鉄分,ビタミンC,葉酸など栄養豊富に含まれ、漢方にも使われる食材です。
生産者も加工者も手間暇を惜しまずに出来たコロッケ、それが十勝のコロッケシリーズのゆり根とインカのめざめです。

もう一つのお勧めが北海道十勝どろぶたメンチカツ。
具材として使われる十勝どろぶたは、十勝の広大な牧場に放牧され、チーズの副産物の乳清、ホエーや木の実・草・土など自然の栄養分を沢山摂ってストレスフリーの環境で、
一般的な放牧豚よりも長い8ヶ月間ストレスフリーにのびのびと飼育された豚です。
肉質は柔らかく、甘みのある味わい深い脂身になるのが特徴で、この十勝どろぶたの肉が衣の中にたっぷりと入っています。
甘みと旨みがギュッと詰まっていて、胡椒で程好いスパイシーさもあり、一口目は是非ソースも何も付けないで素材の味わいをしっかりと堪能して頂きたい逸品に仕上がっています。
電子レンジやオーブンで温めるだけのお手軽調理で上質な味を楽しむ事が出来ますので、冷凍庫に常備しても良いのではないでしょうか。

その他詳しくはオフィシャルネットショップ「十勝うまいものや」をご覧ください。
お電話でのお問い合わせは:0155-54-2413 木川商店 まで平日の午前10時から午後6時までにお願いします。


本日のお勧めのCDは決定盤::相撲甚句 <甚句編> <力士編> [ (オムニバス) ]です。


決定盤::相撲甚句 <甚句編> <力士編> [ (オムニバス) ]

このCDの中には北海道が産んだ横綱、千代の山と大鵬が出てきます。
ここしばらく北海道からは大関以上の力士が登場しておりませんが、それでも尚、歴代大相撲横綱の人数は全国トップの8人を誇ります。
例えば昭和時代に「子どもに人気のあるもの」の代名詞として使われた流行語「巨人・大鵬・卵焼き」という言葉は、読売ジャイアンツの巨人と、弟子屈町出身の横綱・大鵬、それから料理の卵焼きを指しており、昭和40年から45年頃の時代を象徴するものでもありました。
という事で、次のコーナーでは北海道の大相撲にまつわる雑学をかいつまんでご紹介しましょう。

続いてのコーナーは「マニアックステーション」
このコーナーでは旅の回で紹介するにはちょっとマニアック過ぎるだろうというお話をしていきます。

先ほど触れた「巨人・大鵬・玉子焼き」という流行語ですが、実は大鵬自身はこう言われるのを嫌がっていたそうで「自分くらい努力した人間はいない。稽古も人一倍やった。巨人・大鵬・卵焼きを言われた時は冗談じゃないと思った。いい選手をそろえた巨人と裸一貫稽古稽古で横綱になった自分が何で一緒なのか。天才という響きは生まれつき持って生まれた素質の良さだけで、そんなに努力しなくても勝てるというニュアンスが感じられて余計嫌だった、むしろ柏戸の方が怪我のためにあまり稽古しないのに、あんなに強かった点では『大鵬より柏戸の方が天才』」と語ったと伝えられています。
柏戸というのは大鵬のライバルで、1961年の9月場所後に大鵬と同時に横綱に昇進した力士。柏戸の柏に大鵬の鵬の字を取って「柏鵬(はくほう)時代」と言われる黄金時代を築きました。
ちなみにモンゴル出身の横綱力士、白鵬の四股名は漢字は違いますがこの両横綱に由来するそうですよ。
さてさて、流行語をも生んだ北海道の角界ですが、いくつかの日本初を生み出してきたのはご存知でしょうか。

一人目にご紹介するのは大関・名寄岩。
名寄岩は1914年に現在の小樽市生まれで本名:岩壁静男。幼少期から16歳で上京するまでを現在の名寄市で育ち、立浪部屋(たつなみべや)からのスカウトにより角界入りをした力士。
立合いで相手力士にじらされると顔を真っ赤にして怒り出すほどの直情的な人柄や、吊りやすくい投げなどを得意技に、ときに強引な取り口をした事から「怒り金時」の異名をとり、大関まで昇進を果たしました。
さて、ちょっと強引な話題転換ですが、大相撲の勝敗が決した後に力士が行司から懸賞金を受け取るシーンってありますよね。
ラジオの前のあなたもこのシーンを思い浮かべてみてください。
取り組みの後に、行司が力士に懸賞金を渡す場面です。
想像して頂けましたでしょうか?
懸賞金を受け取る前に力士は何をしましたか?
手でチョーン・チョン・チョンと手刀を切りましたよね。
今では当たり前のように行われている、この手刀を切る動作こそ、名寄岩が一番最初に行ったそうなんです。



名寄岩に関しては名寄市北国博物館の郷土コーナーに展示があります。

続いて二人目にご紹介するのは横綱・千代の山。
千代の山は1926年福島町生まれで本名:杉村昌治(まさはる)。戦前の大横綱だった双葉山に入門を希望するも、周りから「双葉山に勝てる男になれ」と言われた事から出羽海(でわのうみ)部屋に入門。
当初から横綱になると期待されていたそうで、入門しただけで新聞記事になったり、太平洋戦争真っ只中で食糧難の時代だったのにも関わらず親方の采配で杉村少年だけは腹一杯になる食事が与えられていたと伝えられています。
双葉山は1945年に引退し、残念ながら対決には至りませんでしたが千代の山が新入幕となった同年11月場所には10戦全勝という華々しいデビューを果たします。
1951年には北海道出身の力士として初の横綱となりました。
このとき、吉田司家(つかさけ)という横綱免許の権限を持っていたところの不祥事により、免許権限が相撲協会に移行した事から、千代の山は横綱審議委員会が推薦・相撲協会推挙による全国初の横綱となりました。
ちなみに、千代の山は横綱昇進後に思うような成績をしばらく残せず、1953年の1月場所と3月場所2場所を連続途中休場したという成績不振を理由に、「大関の地位からやり直しさせて欲しい」と自ら横綱返上を申し出ましたが、相撲協会は千代の山の再起に期待の方針を出して返上は認めなかった。 という千代の山自身の実直さと、当時の彼にかかっていた期待の高さを伺えるエピソードが残っています。



千代の山に関しては福島町の横綱千代の山・千代の富士記念館に非常に多くの資料・展示があります。

三人目にご紹介するのは横綱・千代の富士。
千代の富士は1955年福島町生まれで本名:秋元貢(みつぐ)。漁師の家に生まれ、足腰が丈夫で中学生の頃には走り高跳びと三段跳びの地方大会で優勝し、将来はオリンピック出場も有望だろうと言われるほどでした。
面白いのはその頃の秋元少年は相撲は大嫌いだったそうです。
先ほどお話しした千代の山は引退後に九重部屋の親方となるんですが、九重親方は直々に秋元少年を勧誘するも、秋元少年は嫌がり、また両親も入門に大反対した事から一度は断わっていました。
それでも諦めきれない九重親方は秋元少年に「とりあえず東京に行こう。入門するなら飛行機に乗っけてあげるよ」と誘い、その誘いに応じる形で家族の反対を押し切って秋元少年は入門しました。
当時は既に海外渡航の自由化はされていたものの、まだまだ飛行機は非常に珍しく高嶺の花だった時代でした。
飛行機に乗ってみたい一心で入門、そして角界デビューを果たしてしまう秋元少年。
四股名を千代の富士と名付けられた後は紆余曲折を経て横綱へと昇進していきます。
そして1989年、千代の富士は角界初の国民栄誉賞を受賞します。
さらに翌年1990年には全国初の通算1,000勝の記録を打ち立てます。



波乱万丈の人生を送った千代の富士に関するエピソードは沢山ありますが、その多くは福島町にある横綱千代の山・千代の富士記念館の展示で見る事が出来ます。
大相撲に興味のある方はもちろん、一人の人生譚としても興味深く追っていく事が出来ます。
これら博物館,記念館を新型コロナウィルス終息後の旅行計画に加えてみてはいかがでしょうか。

※2020年5月10日放送分
※2020年6月14日ブログ用編集加筆,修正・公開











Last updated  2020.06.14 08:30:06
2020.05.10
カテゴリ:空知管内
次の旅行のご予定はお決まりですか?

「30分限定ラジオ観光大使」
本日は美しき唄の町、美唄市をご紹介致します。

こんばんは。 ラジオの中の観光大使、旅行愛好家の田邉邦昭です。



美唄市は空知地方のほぼ中央に位置し、JR函館本線と国道12号線が並行して概ね市の中央を縦断する形で通り、その西側は石狩平野の一部で元々は湿地帯だった場所が多く、現在では客土や治水工事により農地が多くあります。
お米やハスカップ、アスパラの他、多種類の農産物を生産しており、美唄発の安心・安全な農産物の開発と販路拡大に力を注いでいます。
また、南西部にはラムサール条約登録湿地である宮島沼があり、例年4月の中旬から下旬と9月の下旬から10月上旬にかけてマガンが多数飛来します。
東側は夕張山地へと続く丘陵と山岳地帯で、石狩炭田の一部として大正の頃から炭鉱の開発が進められ、三菱と三井によるそれぞれ大規模な炭鉱がありました。現在はどちらも閉山していますが、旧三菱炭鉱跡地は「炭鉱メモリアル森林公園」として、炭鉱の施設の一部が保存されています。
尚、北菱(ほくりょう)産業埠頭美唄炭鉱は現在も稼動しており、発電用の石炭を露天採掘しています。

炭鉱町として栄えていたときの文化の名残の一つが美唄焼き鳥。
美唄焼き鳥は玉ねぎを間に挟んだモツ串で、黒いダイヤとも言われた石炭を相手に体力勝負を挑む炭鉱夫達はそれを10本単位で注文し、お銚子とモツ串の山を夜な夜な築いていたそうです。
美唄焼き鳥が誕生する前は、焼き鳥店では鶏をさばいて精肉を取った残りの臓物や皮は捨てていましたが、さばく鶏の数が増えればその量も多くなる事から“捨てるのではなく一羽すべてを使い切る”という発想でモツに初めて串を刺したのが、美唄市内で飲食店「三船」を経営していた美唄焼き鳥の父と呼ばれる三船福太郎さんだったといわれています。
今でこそ美唄焼き鳥のお店は多数ありますが、その味の原点を辿っていくと三船福太郎さんに行きつくそうです。

そんな、美唄市までの道のりですが、今のダイヤで小樽からのお勧めの列車は朝7時33分に出る普通列車苫小牧行に乗り、札幌で8時30分発の特急ライラック5号に乗り換え、美唄駅の到着は定刻9時5分です。
札幌から出発の方も8時30分発の特急ライラック5号に乗ると良いでしょう。

美唄駅に着いて改札を出ると正面に大理石の彫刻が目に入ります。



これは美唄市出身の彫刻家、安田侃(かん)さんの「翔生(しょうせい)」という作品。
安田侃さんの作品は小樽市民ならほとんどの方が見た事があるはず。
例えば、札幌駅西コンコースの南口側に置かれている白い大理石で出来た「妙夢」という彫刻や、創成川公園にも複数の彫刻があります。
さて、改札を出たら左側、「西広場 バス・タクシーのりば」と案内が出ている方へ向かいましょう。

駅の建物を出て左には市民バスの乗り場があります。
市民バスを利用して安田侃さんの作品が沢山展示されている彫刻公園「アルテピアッツァ美唄」に行ってみましょう。
手前が1番乗り場、その先が2番乗り場で、今回のお勧めコースとしては2番乗り場へ向かいます。
2番乗り場は市民バス東線という美唄市内の東側を循環するバスの乗り場です。
ここからのバスは東明通り先回りの便と旭通り先回りの便がありますが、どちらのバスに乗ってもアルテピアッツァ美唄に行く事は可能です。

お勧めは美唄駅前を9時35分に出発する旭通り先回りのバスに乗るのがお勧めです。尚、9時34分発の東明通り先回りのバスより、こちらのバスの方がアルテピアッツァ美唄には先に到着します。
旭通り先回りのバスで定刻9時56分着のアルテピアッツァ美唄停留所で降りると、木々の向こうに公園が広がっているのが目に入ります。



ここ、アルテピアッツァ美唄は美唄駅にあった彫刻の作者、安田侃さんによる大理石やブロンズの作品40点余りが展示されている彫刻公園です。
広い園内のいたる所に作品が展示されており、作品に触れる事も出来、山間にあるため四季折々の自然とアートとの調和を肌で感じる事が出来ます。
園内随所にはベンチが用意されており、作品をじっくり眺めながらゆったりとした時の流れに身を置くのも良いでしょう。



野外展示の彫刻は額縁に飾られた絵画とは違い、作品によっては公園の高低差を利用して前後左右からだけでなく斜め上から見る事も出来ます。



また、かつて炭鉱だった当時に建てられた小学校の木造2階建て校舎跡をギャラリーとして、一部は市立の幼稚園として活用されています。



ギャラリーは教室や廊下を展示スペースとしているので、初めて訪れる方でも懐かしい雰囲気の中にある芸術に他では見る事の出来ない不思議な感覚を体感する事が出来るでしょう。



園内中ほどには高い天井と大きな窓で落ち着いた雰囲気の「カフェ アルテ」があり、窓際の席からは緩やかな斜面にある作品を見ながらコーヒーや手作りケーキ、美唄産小麦を使った手作りパンなどを楽しむ事が出来ます。







夏はテラス席があり、冬は薪ストーブに火がともる温もりある空間です。
彫刻を見て周って一休みしていってはいかがでしょうか。







カフェ アルテから更に山側にも彫刻は点在しており、所々に案内板がありますが、彫刻によっては森の中や周囲の見通しの悪い場所にあるものもあり、ヒグマの生息域でもあるので、ヒグマ注意の看板が立っている場所より奥へは一人での立ち入りは厳禁です。
ルールを守って楽しい見学をしましょう。





公園内を一通り見て周ったらバス停まで戻りましょう。
アルテピアッツァ美唄は入場無料。
開館時間は午前9時から午後5時までで、休館日は日曜日を除いた祝日の翌日と、毎週火曜日、12月31日から翌年1月5日までです。
お問い合わせは電話:0126-63-3137 アルテピアッツァ美唄 までお願いします。

さて、アルテピアッツァ美唄停留所からはバスで美唄駅方面に戻っても良いのですが、ここからのお勧めは徒歩です。
美唄市には「アルテピアッツァ美唄ルート」と名付けられたフットパスコースがあり、アルテピアッツァ美唄の道路付近にもフットパスの地図入りの案内看板があります。



コース全体のスタート地点は美唄駅ですが、今回はいいとこ取りをしてアルテピアッツァ美唄からコースを辿っていきましょう。

尚、フットパスの利用期間は5月から11月となっておりますので、それ以外の期間は市民バスの「ゆ~りん館」を経由するバスで移動しましょう。
フットパスを歩く場合、まずはアルテピアッツァ美唄バス停から道路に向かって左方向に進み、程なく美唄川を跨ぐ東明(とうめい)橋を渡ります。



市民バス「東明5条」停留所の近く右手に「市指定文化財 4110形式十輪連結タンク機関車」と書かれている案内看板があります。



看板に従い歩いて行くと、東明駅の駅舎跡があります。



その右奥には蒸汽機関車が保存されています。





本日のお勧めの1曲は『北海盆唄』です。


※『北海盆唄』は日本の盆踊り ≪総振付≫ [ (伝統音楽) ]に収録されています。

「北海盆唄」は三笠の幾春別炭鉱が発祥と言われ、美唄でも炭鉱夫で賑わっていた頃の夏には北海盆唄で盆踊りが行われていたそうです。
その頃の歴史を今に伝える存在の一つが旧東明駅駅舎と、その奥にある4110形機関車です。
1919年から三菱美唄炭鉱が閉山となった1972年までの間、石炭輸送と住民の足として活躍していました。
この機関車の向いている方向へ目をやると、草木に囲まれた細い道路がありますので、これを進みましょう。



細い道は路線跡の遊歩道で、遊歩道の終点を右折します。
緩やかな坂を上って行くと、左手前方に「東明公園」と書かれた石の銘板がある十字路があるので、左折します。



道なりに進み、最初の十字路を右折。前方に池があり、左手に公衆トイレ、右手に階段があるので階段を上り、前方にある建物「スペースカリヨン」に入りましょう。





「スペースカリヨン」は1990年に美唄市開基100周年を記念して建てられたモニュメントで、建物の中には螺旋階段があり、これを上ります。
上り切ってドアの外へ出ると美唄市内が一望出来ます。



遠くに広がる田畑と町並みの手前には東明公園の施設が見えます。陸上競技場のトラックの右方向には穏やかな茶色のちょっと目立つ建物があります。
これが次の目的地です。

景色を楽しんだらスペースカリヨンを出て階段を下りたら池に向かって左方向へ。
左手にテニスコート、右手にパークゴルフ場があり、テニスコートが終わった辺り、右側にパークゴルフ場の真ん中を突っ切る道があります。
日によってはこの道への分岐を塞ぐように木と木の間にロープが張られている事がありますが、これは無視して良いそうなので、パークゴルフ場の斜面をS字を描いて緩やかに上る坂道を進みましょう。



坂道の終点は建物の裏側になるので、右側から周りこんで正面入口から入りましょう。



この建物は「美唄温泉 ピパの湯 ゆ~りん館」で、宿泊も出来る温泉施設です。
温泉のお湯はややとろみがある美肌の湯で、温度帯の違う多数の浴槽でゆったりとお湯を楽しめます。
また、美唄市街を見渡せる露天風呂や、夕方になると青くライトアップされる青の洞窟露天風呂もあります。
館内の1階には売店とレストランがあり、2階には休憩が出来る軽食コーナーもあるので一休みしてから出発しても良いでしょう。
ピパの湯 ゆ~りん館での日帰り入浴は午前10時から午後10時までで、定休日はありません。
入浴料は中学生以上650円、小学生300円、幼児無料、貸し出しのバスタオルとタオルのセットは310円です。
宿泊やその他詳しい情報はオフィシャルホームページをご覧ください。
お問い合わせは電話:0126-64-3800 ピパの湯 ゆ~りん館 までお願いします。

ピパの湯 ゆ~りん館を出たら、正面の道を道なりに坂を下ります。
高速道路のアンダーパスが見えたら右折し、最初の信号を左折、道道135号線「東明通り」に出たら右折し、およそ2.2km直進します。
踏み切りを過ぎて国道12号線に出たら左折します。
3分ほど進んだ先左手に「美唄こめこ研究会」と書かれた赤い幟が立っているお店「菓子司かいや」があります。



ピパの湯 ゆ~りん館からここまではおよそ4.1km。ちょっと甘いものを買っていきましょう。
お勧めは外の幟からも分かる通り、美唄産米粉を使ったお菓子。
体を動かした後にお勧めなのは「マガンのたまご」。
「マガンのたまご」はクリーム色のチョコレートでコーティングされた卵形のお菓子で、米粉を使ったスポンジにレモンピールが練りこんであり、中には卵の黄身を表現した黄色い餡が入っており、後口がさっぱりしています。
また、お土産にお勧めなお菓子が「びば」。
平仮名で二文字「びば」と名付けられたシンプルな名前のお菓子は見た目もシンプル。
全体的に明るめの茶色の生地でやや固めで洋風に仕上げた、クッキーとお煎餅の中間でややお煎餅よりなテイストのクッキーです。
アーモンドとパンプキン、ごまの3種類で、アーモンドは細かく刻んだアーモンドが生地表面に乗っていて香ばしく、新しく、それでいて懐かしい感じの風味。
パンプキンはかぼちゃの種が乗っていて、種特有のナッツ系の渋みが後を惹きます。
ごまは黒のすりゴマが生地全体に練りこんであり、ゴマの風味が豊か。
種類によって米粉の配合量を変えており、硬さや食感が異なりますので是非食べ比べてみてください。
菓子司かいやの営業時間は午前9時から午後7時までで、定休日は火曜日です。
お問い合わせは電話:0126-63-2963 菓子司かいや までお願いします。

菓子司かいやから国道12号線を挟んで向かいには美唄市指定文化財の「旧桜井家住宅」と、その奥には美唄屯田兵屋や美唄屯田騎兵火薬庫などがあり、時代を追って建築の違いや屯田兵の暮らしの一部を知る事が出来ます。





美唄の歴史をもっと知りたいと思った方は屯田兵屋のある敷地内にフットパスの案内看板があるので、案内に従って更に進むとある郷土資料館へ向かいましょう。
尚、屯田兵屋や郷土資料館は11月から翌年4月一杯までは冬季休館となりますのでご注意ください。
郷土資料館へ行かない場合は屯田兵屋を見たら菓子司かいやの方へ戻り、国道12号線沿いに歩みを進めましょう。

菓子司かいやから徒歩およそ3分、左手にJAびばいのお店、A・COOPびばい本店があります。
国道側の出入口から入って通路奥の左側が店内となっており、通常のスーパー同様の取扱い品目の他、美唄産のもぎたて,穫れたての新鮮野菜や果物、今の時期ですとおぼろづきの新米、特に今年からは減農薬米が登場し、より安心安全なお米を買う事が出来ます。
A・COOPびばい本店の営業時間は午前9時から午後6時までです。
お問い合わせは電話:0126-63-0528 A・COOPびばい本店 までお願いします。

本日お勧めのゲームは「風雨来記3」です。
※放送ではこのゲームのBGM「風は丘をこえて」をお聞き頂きました


PSVITA風雨来記3

風雨来記とは株式会社フォグから発売されている旅行アドベンチャーゲームのシリーズで、風雨来記3は北海道全域が舞台となっています。
駆け出しのルポライターである主人公が、出版業界のオリンピックと呼ばれる展覧会へと参加するためにカメラを片手にバイクに跨り最高の一枚を求めて北海道中を旅する というゲームです。
ゲームでは開発スタッフの方が実際に北海道中を周って撮った合計1万枚を超える写真が使われており旅行気分を味わえます。
パソコン版とPlayStation Vita版がありますので、ゲームをされる方は是非チェックしてみてください。
そんな風雨来記3では美唄も旅先の一つ。
美唄市内では実在するトマト農家の方がモデルとして作中にトマト作りに執念を燃やす青年として登場しており、「風は丘をこえて」が美唄の農家を訪れたときにかかるBGMです。
今回は風雨来記3に登場する美唄の農家のモデル、トマト農家の高橋さんにお話しを伺って参りました。

田邉:本日は美唄市で農業を営む高橋さんにお話しを伺い致します。高橋さん、こんにちは。

高橋さん:こんにちは。

田邉:早速ですが高橋さん。高橋さんはトマトを栽培されていますが、高橋さんが育てるトマト「桃太郎」の特徴を教えてください。

高橋さん:青臭さが無いという評価は頂いております。また酸味と甘みのバランスが良いんじゃないかなと、こちらの方では思っています。

田邉:はい。ではお勧めの食べ方がありましたら教えてください。

高橋さん:まずは生で食べて頂きたいなと思います。それに飽きてしまったら加熱処理してみても面白い結果になると思っています。

田邉:ではまずはサラダですとか、洗ってそのままという事ですね。それ以外にパスタとか加熱調理も美味しいよ、という事でよろしいですか?

高橋さん:是非、お試しください。

田邉:はい。では最後に、高橋さんが育てられたトマトはどこで買う事が出来ますか?

高橋さん:そうですね、6月末から10月末まで、地元スーパー,JAで「美唄市 桃太郎トマト」と書かれた箱の4603というコードナンバーが振ってありましたら、それは私が作ったトマトですので是非探してみてください。

田邉:はい。コードナンバー4603ですね。高橋さん、ありがとうございました。

高橋さん:ありがとうございました。


高橋さんへのインタビューでした。



インタビューは朝にお邪魔してトマトを育てているビニールハウスで行ったのですが、その日は少し蒸しており高橋さんは「ちょっと時間をください」と、数多く並ぶビニールハウスの側面を急いで開けて回ってらっしゃいました。
後で調べて分かった事ですが、トマトは雨に弱いのでハウス栽培で、温度管理にも気を配る必要があるそうで、高橋さんのトマトへの情熱を目の当たりにしたひとコマでした。





ハウス内のトマトの茎は人の背丈を軽々と超える立派なものでしたが、それでも先端を切っているとの事。
切らないでいると3mや4mにもなるそうで、長いビニールハウスが幾つも並んでいながら一つ一つの苗を丁寧に育てている様子が伝わって来ました。
高橋さんはインタビューでさらっと「酸味と甘みのバランスが良い」と答えてましたが、実はそのバランスを整えるのがトマト栽培の難しいところ。
農家の朝は早いとはよく聞きますが、全てのトマトをしっかりと美味しく育て上げるのは並大抵の努力では成し得ない、まさに執念のトマトがそこにありました。

そんな高橋さんのトマトですが、イトーヨーカドーの「顔が見える食品。」としても出荷されており、パッケージには頭にバンダナを巻いて眼鏡をした高橋さんの顔のイラストが付いて北海道美唄地区と書かれています。
小樽市内にはイトーヨーカドーはありませんが、札幌の琴似やすすきの,アリオ札幌,屯田,福住に店舗がありますので、美唄や札幌に訪れた際には是非探してみてください。

さて、A・COOPびばい本店を出たら左方向へ。
二つ目の信号を左折して100m先が美唄駅です。札幌行きの特急に乗って帰りましょう。

※2015年9月27日放送分
※2020年5月10日ブログ用編集加筆,修正・公開











Last updated  2020.07.14 01:35:33
2020.04.27
カテゴリ:トーク回
次の旅行のご予定はお決まりですか?

「30分限定ラジオ観光大使」

本日もトークの回としてお送りします。

こんばんは。
ラジオの中の観光大使、旅行愛好家の田邉邦昭です。

引き続き、新型コロナウィルスの感染拡大により通常の番組編成とは異なる内容で放送致します。予めご了承ください。
一部前回と同じお話しをしますが、大事なことですのでもう一度。

この番組は北海道の旅の情報番組で観光スポットも紹介しますが、現状を鑑み通勤時間帯の混み合う列車や、人と人との距離が必然的に近く換気の悪い高速バスの利用はお勧めしません。極力自家用車で換気を良くして移動頂く事をお勧めします。
観光業界は青息吐息の状態が続いていますが、最優先されるべきは人の命です。
はっきりと申し上げます。事態収束前のご旅行はやめましょう

また、大前提として換気の悪い密閉空間、多くの人が集まる密集場所、人と人とが間近で会話や発声をする密接場面これら3つの密を避けての行動を心がけて頂きますよう、お願いします。
不要不急な外出は控え、例えば必要火急な買い物であっても家族全員では行かず、代表者1名のみで必要な品を入手したらすぐに帰宅し、手洗い・うがい、そして一休みする前にシャワーを浴びておくと感染リスクを抑える事が出来ます。
それから外出時は必ずマスクを着用しましょう。

新型コロナウィルスは感染しても無症状となる事があります。
もしかしたらこうして喋っている私も、ラジオの前のあなたも無症状感染しているかもしれません。
無症状なうちに治ってしまえば当の本人にとってそれほど幸いな事はありませんが、気付かないうちに誰かに伝染してしまう事もあり得ます。
気付かずに伝染してしまうのは、あなたの友達やパートナー,お子さん,親御さんなど、あなたの大切な人かもしれません。

常に「自分は無症状感染者なんだ」というつもりで、どうしたら周りの人に伝染さないで済むかを考えて行動していきましょう。

マスクの着用は蒸れたり息苦しかったりと大なり小なり不快に感じる事があるとは思いますが、鼻と口をしっかりと覆っていれば周りに伝染してしまうリスクは大幅に減ります。
また、咳マナーをしっかりと守って行動していきましょう。

もしあなたが外出や営業自粛に対して後ろ向きに感じているのであれば、こう考えましょう。

あなたは世界を救う勇者です。
新型コロナウィルスが蔓延している現在、伝染されないようにする事,伝染さないようにする事、この二つを一人一人が意識して守る事で世界は救われます。
剣を取ってモンスターと戦うような派手さはありませんが、悪魔的ウィルスを封じ込める戦いに参加しているんです。

Stay Home!この旗印の下、世界を救った勇者として生き残りましょう!

では本編へ参ります。

本日最初のテーマは・・・

コロナ禍で過剰在庫を抱えた道内企業を救え!「緊急在庫処分SOS!」

既に多くの報道で取り上げられましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、全国の百貨店で開催される予定だった北海道物産展や道内各地でのイベント中止等による過剰在庫、それから学校の休校による給食の停止、そして飲食店の来店客数減少による食品ロスの問題が、食品業界に大きなダメージを与えています。

そこで札幌商工会議所が新型コロナ経済対策掲示板「緊急在庫処分SOS!」と題して過剰在庫の解消や販売促進の支援を目的に北海道内の食品関連企業に呼び掛けて、在庫処分に困っている企業・店舗や商品の情報をweb上に掲示板形式で公開を行っています。

ジャンルは乳製品、卵等,パン、菓子、スイーツ,農産品、農産加工品,肉類、肉加工品,水産品、水産加工品,麺類,加工品その他 と、多岐にわたりますので是非アクセスしてみてください。
今回は、この緊急在庫処分SOS!に掲載された企業の中から私、田邉が以前利用した事があり、味や品質を自信を持ってお勧め出来るお店や企業を3社ピックアップしてご紹介します。

まず一ヶ所目は、浜中町 おおともチーズ工房





おおともチーズ工房は、北海道の東部にある漁業と酪農の町、浜中町でチーズやヨーグルト、ピザなどの製造,販売を行うお店。
敷地内にある大友牧場でその日の朝に搾ったばかりの牛乳100%を原料にしています。
大友牧場では、「健康なミルクは健康な牛から」その「健康な牛は健康な草から」そして「健康な草は健康な土から」という考えのもと、土づくりからこだわり、放牧を行うことでストレスフリーで健康な牛を育んでいます。

通信販売で買う事が出来るで品でお勧めしたいのがドリンクヨーグルトとピザ。

ドリンクヨーグルトは生きた乳酸菌たっぷりの飲むヨーグルトで、非常に濃厚でトロっとした口当たりに穏やかな酸味。蓋を開ける前にしっかり振らないとあまりの濃厚さでボトルの口元が食べるタイプのヨーグルトのように固まってボトルを傾けても口に入ってこないときもある程。

ピザはセット販売のものが何種類かありますが、私のお勧めは「チーズ工房のピザ ランキングセット」。
全国の物産展での人気ベスト3をセットにしたもので、生地はどれもモチモチっとしたナポリ生地に、人気のチーズ「カチョカバロ」をたっぷり乗せています。
ベーシックな「とまとマルゲリータ」,チーズ工房ならではの「4種のチーズたっぷりピザ」,幻のジャガイモ「インカの目覚め」とベーコン,ホウレン草をホワイトソースをベースにトッピングした「ベーコンとインカのホワイトピザ」。これら3種類のピザがそれぞれ2枚ずつセットになっています。

おおともチーズ工房オンラインショップではこの他にも多数あり、いまだけ数量限定のお得なセットや、普段は北海道物産展限定販売の商品などもあります。

また、おおともチーズ工房では5月6日までの期間限定で、オンラインショップで購入し希望する方に森永乳業の殺菌消毒剤「ピュアスター」を500mlのリサイクルペットボトルに入れてプレゼント中です。
ピュアスターとは、野菜の洗浄や手洗いなどに使える微酸性電解水で、次亜塩素酸を薄めて生成した口に入っても安心な殺菌剤で1週間程の使い切りで使用が可能です。
おおともチーズ工房では、この「ピュアスター」を器具の殺菌・消毒・手洗いなど幅広く使用されています。
いつも応援してくれている方々や物産展を楽しみにしてくれている方々へ、何かお礼ができることはないかと考えてのキャンペーンだそうです。
希望される場合は注文の際、備考欄に「ピュアスター希望」と入力する事を忘れずに。

その他詳しくはおおともチーズ工房オフィシャルホームページをご覧ください。


続いて二ヶ所目のお勧めは洞爺湖町 お肉屋さん たどころ





お肉屋さん たどころは温泉と湖とサミットの町、洞爺湖町で地場産食材を中心に手作りの味を活かした町のお肉屋さん。
洞爺湖や温泉がある観光地として親しまれている地区とは離れた海側にお店を構えながらもリピーターが立ち寄る道外からのファンも多いお店です。

通信販売で買う事が出来るで品でお勧めしたいのが元祖ぐる巻きソーセージセットとシャンシャン。

ぐる巻きソーセージはお肉屋さんならではの生の豚肉100%で羊の腸を使用した本格派ソーセージをぐるぐる巻いたもの。
2000年に洞爺湖町が噴火に見舞われたときに出来た商品で、「町民を笑顔に変えるために」と、ペロペロキャンディーのような可愛らしい見た目に仕上げたそうです。
見た目はポップですが皮はパリッと、中はジューシーな本格粗挽きソーセージで、食べ応えがあります。
ノーマルサイズの元祖ぐる巻きソーセージには風味豊かな行者にんにく入り、洞爺湖町産とうきびを使用し、甘みと程好いカレーの香りが口に広がるコーンカレー風味、食べるとじわっとチーズが広がるチーズ入りなどがあります。
これら3種類と、行者にんにく入りのものをノーマルサイズの2.5倍の大きさ、直径およそ15cmにしたジャンボぐる巻きソーセージ、合わせて4品をセットにしたのが元祖ぐる巻きソーセージセットです。
ジャンボサイズは食卓に上れば思わず笑顔になってしまうインパクトの強い品ですので、お子さんがいて外出自粛に飽きてきたというときにテンションを上げてくれるカンフル剤にもなってくれる一品です。
それからシャンシャンは色の淡いサラミソーセージのような見た目で、厳選された地場産豚肉を小さく角切りにして2週間塩漬けし、熟成による旨みが出たところで豚の腸に詰めたハム。
脂身がサラッとしているのでしつこくなく、甘みとコクがしっかりと味わえるのが特徴で、薄くスライスしてそのまま食べると旨みあふれるハムのような風味。厚めに切って表面を焙るとぷりぷりとした食感で噛む程に肉の旨みが出てくる、1粒で2度美味しい一品です。
この他にも通信販売では地元の方々に親しまれているジンギスカンやベーコン、北海道物産展で人気の商品を集めたセットなどもあります。

その他詳しくはお肉屋さん たどころオフィシャルホームページをご覧ください。


三ヶ所目のお勧めは安平町 夢民舎





夢民舎は酪農の草分け、国産チーズ発祥の町、安平町にあるチーズメーカー。
安平町には1933年に現在の雪印乳業が日本初のチーズ専門の工場を建て、その後1985年に大樹町に工場が移転しました。
「この町にもう一度チーズの灯をともしたい!」との思いから町の有志が集まり、安平町にチーズ作りを復活させたのが夢民舎です。
1998年の第一回オールジャパンナチュラルチーズコンテストではブルーチーズが金賞、カマンベールチーズが全出品作中たった1品だけ選ばれる「特別審査員賞」を受賞した実力派でもあります。

通信販売で買う事が出来るで品でお勧めしたいのがダブルチーズと夢民豚。

ダブルチーズは、クリームチーズとJAL国際線ファーストクラスの機内食に採用されているブルーチーズをかけ合わせたチーズで、食感はクリームチーズ寄り。
口に広がるクリーミーな口当たりとフレッシュな酸味、ブルーチーズ特有の刺激はありますが通常のブルーチーズより穏やかで、鼻に抜ける香りが心地良い味わいです。
コクがあるので熱々のトーストに塗ると一層香りを楽しむ事が出来ます。
また、ブルーチーズを蜂蜜と併せるのは定番ですが、通常のブルーチーズのような硬さは無いので冷たいまま蜂蜜と併せても美味しく、洋酒のおつまみにするなら蜂蜜とナッツ、レーズンなどと併せるとグッと上質な味わいを楽しむ事が出来ますよ。

もう一つのお勧め、夢民豚は、夢民舎独自の豚肉。
夢民豚は、カマンベールをはじめとした8種類のチーズを作るときにできるホエー、乳清を自社飼育の豚に飲ませたところ、生きた乳酸菌のおかげで病気にかかりづらい健康な豚に育った上、身体に良い不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸も他の豚に比べ多く含まれ、アミノ酸やビタミンB2なども多く、保水性にも優れ、安心で豚特有のクセも少ない美味しい豚肉です。
夢民豚製品にはハンバーグと餃子,しゃぶしゃぶ肉があり、現在は生産量の関係で餃子以外の単品販売はお休み中ですが、『新型コロナ緊急在庫SOS!』夢民豚バラエティセットとして夢民豚100%ハンバーグが4個,夢民豚100%餃子12個入りが2パック,夢民豚バラしゃぶしゃぶ用300g入り2パック,夢民豚ロースしゃぶしゃぶ用300g入り1パックのセットで限定販売中です。

その他詳しくは夢民舎オフィシャルホームページをご覧ください。

本日のお勧めの1曲は元ちとせで『散歩のススメ』です。


※『散歩のススメ』はいつか風になる日[ 元ちとせ ]に収録されています。

外出自粛をすべき中でも健康の維持増進のための散歩は必要ですよね。
散歩中にちょっといつもと違う視点で町を見てみてはいかがでしょうか。


続いてのコーナーは「マニアックステーション」
このコーナーでは旅の回で紹介するにはちょっとマニアック過ぎるだろうというお話をしていきます。
今回は南小樽駅を紹介します。

南小樽駅の改札を出て右側の出入口から出て、右手前方には開業時に使用されていた鐘とその由来、南小樽駅の駅名の起源が書かれた案内がありますが、更に深く掘り下げたお話しをしていきましょう。
尚、出来事の年数は資料によって表記が違うものもありますので予めご了承ください。

南小樽駅は最初、開運町駅として1880年に開業しました。
開運町駅だった頃のホーム跡が今も残っており、現在の南小樽駅ホームの札幌側の端から札幌方向に向かって左手前方を見ると線路越しでちょっと離れてはいますが古いホームのような石組みが見えます。
工事資材などで見えにくい場合は札幌方面行きの列車に乗った際に進行方向左手に注目してみると良いでしょう。
外から見る場合は南小樽駅の改札を出て右手、駅舎を出て直進。交差点を過ぎて坂を下り、最初の十字路で右折した先にある踏切手前の右手にある建物の線路側部分までホーム跡が続いているのが分かります。



この開運町駅ですが開業の翌1881年、金曇町(こんたんちょう)、現在の信香町を中心とする大火で焼けてしまい、小樽駅側に駅を移転し住吉駅と名前を変えます。

この住吉駅の駅舎があった場所も今も分かるようになっています。
南小樽駅の改札を出て左手側、トイレのある方のドアを通って階段を下り、その先の通路を通って駅を出ます。
砂利路の下り坂を通り、踏切を横目に過ぎて左側に並ぶ建物が途切れたところにあるのが住吉駅だった頃のレンガ積みの土台跡で、そのすぐ右手奥にあるのが明治の頃から使い続けられている橋脚です。



上を通る橋は入船陸橋という橋で、小樽市のホームページや小樽市総合博物館にある資料を見ると、手宮線の開通時はとてもワイルドな外観の木製の橋が架かっていましたが、完成から5年ほどで町の火災により焼失した為、1885年にレンガ積みの橋脚で鉄製の橋桁に架け替えられたそうです。
レンガ積みの橋脚は複数あり、坂を下りきったところ、入船通りからもよく見る事ができます。
橋脚はよく見ると海側と山側で分かれており、海側の幅が広い橋脚は1910年に手宮線が複線化される際に改修されたものです。山側の幅が狭い橋脚は1905年に現在の小樽駅から南小樽駅間を開通させるときに新たに建てられたもので、どちらの橋脚も完成から100年を過ぎた今も現役でこの上を列車が走っています。





少し年代を戻して1891年のこと。現在の南小樽駅のホームがある所は切り通しと言って、山の一部を削り取って谷のような状態になりました。ここは線路を引いた当初はトンネルで、第二住吉隧道と呼ばれていました。
その後、1900年に住吉駅から小樽駅に名称変更されました。
さらに後、駅舎とホームが現在の位置へ移転され、1903年には現在の小樽駅の場所に小樽中央駅が誕生し、小樽中央駅はその後に稲穂駅,高島駅,中央小樽駅と度々名前を変更しましたが、現在の南小樽駅である当時の小樽駅を市街の中心地区と間違える乗客がいた事から1920年に最後の名称変更となり、中央小樽駅が小樽駅に、小樽駅が南小樽駅となって現在に至ります。

南小樽駅は函館本線と手宮線とが分岐する駅でしたが1985年に手宮線が廃止。
駅構内のレールは剥がされていますが、踏切周辺にはまだレールが残っている他、ホームから駅舎とホームを繋ぐ跨線橋の駅舎側をよく見ると小樽駅方向に向かって斜めに土台部分の骨組みが一部伸びている他、その下にはホーム跡の石組みが一部残っています。


※画像は小樽駅寄りの踏切から 跨線橋の左側(駅舎側)の根本にご注目

現在はホームが一つ、その両脇に線路が一つずつですが、南小樽駅が小樽駅の名称だった頃の古い写真を見ると、全部で6線も通っていたのが分かります。
時代と共に造りが変わってきた南小樽駅。
現在はバリアフリー化工事が行われており、跨線橋は新しい物に架け替えられる予定です。


※2019年8月末の様子


※2019年11月中旬の様子

今しか見る事が出来ない景色と歴史を感じながら散歩してみてはいかがでしょうか。

※2020年4月26日放送分
※2020年4月27日ブログ用編集加筆,修正・公開










Last updated  2020.05.10 17:28:03
2020.04.01
カテゴリ:渡島管内
次の旅行のご予定はお決まりですか?

「30分限定ラジオ観光大使」
本日は駒ヶ岳を望む、海と温泉(いでゆ)の町、鹿部町をご紹介致します。



こんばんは。
ラジオの中の観光大使、旅行愛好家の田邉邦昭です。

鹿部町は函館市の北西に位置し、東側は太平洋に接し、北西に駒ケ岳を擁しています。
町の基幹産業は漁業で、タコ,鰈,ホッケが通年揚がる他、冬場はスケソウダラ,ホタテの水揚げが多く、特にスケソウダラの卵を加工して作られるタラコが鹿部町を代表する品で、毎年2月には鹿部たらこ祭りが開催されています。
また、活火山である駒ヶ岳を始めとして山が近く、30以上の源泉を数える温泉があり、ビニールハウスやロードヒーティング、リハビリ施設や温水プールなどにも活用されている他、およそ10分間隔で吹き上がる間歇泉があり、主要観光スポットになっています。

そんな鹿部町までの道のりですが、小樽からのお勧めルートは、小樽駅を朝7時33分に出発する普通列車苫小牧行きに乗り、札幌で8時32分発の特急北斗6号函館行きに乗り継ぎます。
札幌から出発の方も北斗6号に乗りましょう。
定刻11時56分到着の大沼公園駅で下車し、駅を出て前方左側にある大沼だんごの沼の家の前にある大沼公園バス停から12時29分出発の鹿部行きバスに乗りましょう。
大沼公園を出発し鹿部町中心部へ向かうバス車内からは途中進行方向左手の車窓に駒ヶ岳がよく見え、山裾の方まで見渡せる区間がありますので、空席があれば進行方向向かって左側の座席がお勧めです。

今回のご案内は温泉街を中心とした散策がメインとなりますので、鹿部町役場前を通り過ぎたら少し周りの景色を覚えつつ、渡島信金前停留所で降りましょう。
渡島信金前停留所の到着は定刻で午後1時2分です。
※JR北海道の時刻は2020年3月14日ダイヤ改正時の時刻表に合わせています

本日のお勧めの1曲はHAMBURGER BOYSで『GET TARACO(鹿部町)』です。


※『GET TARACO(鹿部町)』はPARTY SET2 [ HAMBURGER BOYS ]に収録されています。

鹿部町に着いたら早速特産のタラコを食べに行きましょう。
渡島信金前停留所で降りたらバスの進行方向に向かって進みましょう。
およそ80mほど進むと右手に上が白い壁、下の方はレンガ作りのお店、菊水食堂があるので入ってみましょう。
店内は昔ながらの暖かみのある雰囲気の食堂で、ご当地メニューとしてタラコとコーンのナーユウ麺があります。
中華風の味付けがされたホワイトソースのあんかけ麺で、ブロッコリーやコーンが入ったクリーミーなスープに中華麺、上に鹿部タラコがトッピングされており、タラコは食べる分だけ少量ずつレンゲに溶いて頂きます。
タラコの旨みにホワイトソースのコク、コーンの甘さがマッチして後をひく味わいを生み出していました。
地元の方にはボリューム満点のカツカレーやえびが4本入った天ぷら定食が人気な他、夏には前浜で揚がる新鮮なイカの刺身が入った定食もあるのだとか。
地元の味わいを是非堪能していきましょう。
菊水食堂の営業時間は午前11時30分から午後7時までで不定休です。
お問い合わせは電話:01372-7-2164 菊水食堂 までお願いします。

菊水食堂を出たら右方向へ。およそ400m進み、“第2種鹿部漁港”と書かれた木製の看板があるすぐ先の丁字路で左折しましょう。
レンガ造りの堤沿いに進んで行くと左手に鹿部漁港の港湾部分が広がり、漁船が沢山停泊しています。



多くの漁港で見かける光景との違いは、船が縦列駐車のように船体の側面を岸壁に接する形で停泊しているのではなく船尾を岸壁に接するようにし、同程度の規模の他の漁港より遥かに多くの漁船が停泊している事です。
そして晴れた日には漁船や港の建物の向こうには駒ヶ岳が見えます。
雪の日と晴れの日に訪れましたが、雪の日は厳しい冬を乗り越える姿が絵になり、駒ヶ岳が見えない状態でも一見の価値が大いにある漁港でした。

景色を堪能したら旅行が平日の場合は町役場へ向かいましょう。
バス通り手前の岸壁沿いに右折して500mほど進み、右手の岸壁側の屋根が尽きるところで左折、40m先の通りに出たら右折。所々に浮きや漁具、潮風で錆びたトタン屋根などのある漁師町らしい雰囲気漂う海岸線の道をおよそ11分、900mほど進んだら丁字路で左折、120m先の国道にぶつかる交差点左手前方が鹿部町役場です。
鹿部町役場庁舎正面出入口の上を見ると、小中規模の空港にある管制塔のような逆台形をした展望台があります。



高さは概ね地上4階相当で、消防署の火の見櫓以外は周囲に高い建物はありませんので立ち寄って行きましょう。
町役場に入ったら左手前方奥の観光商工課を訪ね、展望台観覧希望の旨を申し出で見学します。
展望台からはガラス越しに360度のパノラマが楽しめ、晴れていれば駒ヶ岳を山裾の海側の端まで見渡す事が出来、町並みや漁港、太平洋を一望出来ます。
展望台の観覧は執務時間中の対応で、無料ですが観光商工課へ立ち寄る事をお忘れなく。

景色を楽しんだら国道へ戻り、右方向へ。
800mほど先左手にたこ焼きと書かれた提灯とお好み焼きの幟が立つお店、たこ焼き まいど があります。



小腹が空いてくる頃合ですので立ち寄っていきましょう。
たこ焼き まいどは本場大阪出身の女将さんが鹿部町産のタコを使用して作るこだわりのたこ焼きが名物。
焼きたてを提供するため、注文から15分から20分ほどの待ち時間を要しますが、電話で受け取り時間を伝えて事前予約をする事も可能です。
こだわりは多岐に亘り、予約客の来店が遅れた場合はたこ焼きが硬くなるのを避けて作り直したり、中に入れる天カスは口どけの変化の違う2種類を使用、ソースはオリジナルブレンドのものを使用するなどの他、企業秘密がいくつかあるようです。
私は時間の都合で持ち帰りにしましたが店内には常連さんがいらした他、出来上がりを待つ間に予約の方の来店や注文の電話が度々あり、地元の方々に非常に人気のお店である事が伺えました。
出来立てを受け取ってバスに乗ると、折から鰹節の良い香りが漂い、駅に着くなり待合室で頬張ってみました。
中はトロトロで新鮮な鹿部町産タコの弾力ある歯応え、紅生姜はややおとなしめで他の具材との風味のバランスが良く、1折食べ終わったときに満足感が来るように計算し尽くされたものでした。
メニューはたこ焼きの他にお好み焼きがミックスと豚玉があり、常連さんの話ではお好み焼きも絶品とのこと。
持ち帰りでも美味しいですが、是非出来立ての熱々をお店で頂く事をお勧めします。
たこ焼き まいど の営業時間は昼の12時から午後5時頃までで定休日は火曜・水曜・木曜日です。
お問い合わせ・ご予約は電話:090-5092-1385 たこ焼き まいど までお願いします。

たこ焼き まいどを出たらそろそろ夕方、宿に向かいましょう。
分かりやすい所ではたこ焼きまいどを出て左方向へ800mほどの距離にある鹿の湯バス停すぐそばに、温泉旅館鹿の湯と吉の湯温泉旅館があり、たこ焼きまいどから徒歩圏にある温泉旅館は他に2軒あります。
それぞれの詳細な場所は鹿部温泉観光協会ホームページにある宿泊のページをご確認ください。
二日目の案内はたこ焼きまいどを出て左方向へ800mほど歩いた鹿の湯バス停を出発地点としてご案内します。

二日目の朝は間歇泉を見に向かいましょう。鹿の湯バス停からたこ焼きまいどの反対方向、鹿の湯と吉の湯を背にして左方向へ500mほど進むと右手前方に道の駅しかべ間歇泉公園がありますので入っていきましょう。
鹿部温泉の歴史は古く、1666年に傷を負った1頭の鹿が温泉で傷を癒すのを発見した伊藤源五郎が開いたと言われており、間歇泉は1924年に鶴の湯旅館の温泉を試験的に掘削をしていたところ熱湯が噴出しました。
このとき間歇泉を掘り当てたのが吉の湯の先々代の主人で、上総掘りという井戸を掘るときに用いられる工法で掘っていた際に熱湯が噴出て作業員が火傷したとの話が伝えられているそうです。
吉の湯の浴場の前には当時の写真が飾られており、井戸掘り櫓から温泉柱が立ち上る非常に珍しい姿が写っていますので、吉の湯に宿泊する方は是非ご注目ください。
鶴の湯旅館は現在はありませんが、1999年にしかべ間歇泉公園がオープンし、2016年3月に道の駅しかべ間歇泉公園がオープンしました。
鹿部町ではここを起点に様々な体験観光が出来ます。
今回は鹿部町役場の金澤さんと鹿部漁協の柳沢さんにお話を伺ってきました。

田邉:本日は鹿部町役場の金澤さんと、鹿部漁協の柳沢さんにお話しを伺い致します。金澤さん,柳沢さん、こんにちは。

金澤さん,柳沢さん:こんにちは。

田邉:早速ですが金澤さん、鹿部町役場のホームページの観光情報の中に体験観光プログラムという文字を見付けましたが、鹿部町ではどういった体験が出来るのか教えてください。

金澤さん:はい。鹿部町は海と温泉の町なんです。なのでまずですね、道の駅へ来て頂けると新鮮な海産物や、卵,お饅頭を天然の温泉で蒸して食べられます。

田邉:はい。卵やお饅頭といった物ですと、いわゆる温泉卵や温泉饅頭ですか?

金澤さん:はい、そうですね。そういったものを、ここの道の駅では自分の手作りで食べられます。

田邉:はい。あと今、海産物ともありましたが海産物でもそういった事が出来るのですか?

金澤さん:はい。春になりますと、甘エビやボタンエビ、その他ホタテ貝なども上がってきますので、そういった旬のものを道の駅で販売しまして、お客さん自身で自由に召し上がってもらってます。

田邉:はい、その他どういった体験が出来ますか?

金澤さん:はい、道の駅では凄い迫力の鹿部間歇泉を見学出来たり、そこで噴出した天然の温泉の足湯ですとか、そういったものを道の駅で体験してもらえます。その他には、鹿部町役場のホームページから入ってもらえますと「手ぶら漁港釣り体験」といいまして、鹿部町に手ぶらでお越し頂いて、釣り道具やエサなどを全て無料で貸し出しして、釣ったお魚をその場で天ぷらまでにして食べられる楽しい体験だったりですね。あとうちの漁業女性部、通称“浜の母さん”による鹿部町の新鮮な海産物を使って鹿部町の郷土料理を一緒に作って、楽しんで、そして豪華食事付きで行っている「浜の母さん地元料理体験」などがございます。

田邉:はい。では柳沢さんに「浜の母さん地元料理体験」、こちらについて少し掘り下げてお聞きします。もうすぐ3月となりますが、3月,4月はどういった料理を体験出来るのでしょうか。

柳沢さん:はい。3月はホタテが上がりますので、ホタテをお造りにしてもらったり、カジカの味噌汁を作ってもらいます。4月はエビや、子持ちガレイの煮付けを作ってもらいます。エビはお刺身で食べてもらいます。

田邉:はい、では文字通り浜料理といったものが食べられるという事ですね。では最後に柳沢さん、浜の母さんとして鹿部町のどんなところに注目して欲しいか、PRをお願いします。

柳沢さん:はい。綺麗な海と、あったか~い温泉があるので是非入っていってください。そして鹿部に来たときは、道の駅の中にある私たちの食堂に寄って気軽に声をかけていってください。

田邉:はい、金澤さん,柳沢さん、ありがとうございました。

金澤さん,柳沢さん:ありがとうございました。

鹿部町役場の金澤さんと鹿部漁協の柳沢さんへのインタビューでした。

※新型コロナウィルス感染拡大防止の為、体験や営業が休止となる恐れがあります
 最新情報は道の駅しかべ間歇泉公園公式ホームページをご覧ください




道の駅に入ったら、まずはお話しにありました間歇泉の見学をしていきましょう。
出入口から入って正面右手にある受付を済ませ、奥へ進むと屋根が付いた足湯があり、その向かいに間歇泉があるので足湯を楽しみながら間歇泉が吹き上がる様子を見る事が出来ます。





足拭き用のタオルは無料貸し出しとなっている為、手ぶらで行っても安心です。
間歇泉はおよそ10分間隔で500Lものお湯が勢いよく噴出します。
下から出てくる湯気の量が増えて来たらもうすぐ熱水が上がってくる合図。
鹿部町の間歇泉は温泉脈が地下26mにあり、温泉を掘った孔の底では113度の熱水が湧き出していますが2.6気圧の水圧がかかる為、深い場所では沸騰が起こらず、最初は噴出孔の周りに100度以下に冷えた熱水が徐々に溢れ出てきます。
100度を超えた熱水が地表の近くに来ると水圧が低くなる為、沸騰を始めます。
沸騰で出来た気泡は水圧を下げるので更に沸騰しやすくなり、熱水が地下から湧き出す量が増加します。
そして沸騰が激しくなると熱水は高さ15mまで上がる勢いを持って噴出します。
およそ500L噴出し終わる頃になると、その勢いに地下で湧き出す湯量が追いつかなくなり、噴出孔内の水位が下がり上の方の熱水は冷やされて100度以下になって沸騰が終わり、蓋の役割を持って再び孔の底は2.6気圧の状態に戻ります。
尚、現在は国道や近隣への被害防止の為、噴出孔からおよそ10mの高さで蓋が付けられていますが迫力は十分にあり、自然の力の強大さを目の当たりに出来ます。
間歇泉は足湯以外にもガラス越しに噴出孔のすぐ横や斜め上からも見る事が出来、間歇泉の詳しい知識を学べるパネルやビデオもありますので見て行きましょう。

間歇泉を見学したら道の駅へ戻りましょう。
インタビューにありました体験観光の所要時間はプログラムによって異なり、およそ90分から120分。
浜のかあさん地元料理体験は2名から参加可能で1週間前までに要予約となりますが、お店ではなかなか出されることない、鹿部ならではの家庭料理づくりが体験出来るのでお勧めです。
お一人様や時間が無いという方には温泉蒸し釜の利用がお勧め。





私は温泉卵作りにチャレンジしてみました。
道の駅のお土産ものコーナーにある蒸し釜専用商品のカードを取ってレジに行き、順番待ちとなる場合は予約して館内放送で呼ばれるまで待ってからの参加となります。
名前を呼ばれたら商品を持ってレジに行き、会計を済ませてビニール手袋と耐熱手袋、タイマーが付いた袋を借ります。
外に出て、蒸し釜のあるスペースへ行き、指定された釜を使います。
釜の下には間歇泉の熱水が引かれ、蒸気がもうもうと上がってきます。
蒸し篭の蓋を手前に引いて開け、卵の入った金属性のザルを蒸し篭に入れて蓋をします。
半熟の場合は7分、完熟で12分待ち、蒸し篭からザルを取り出して借りた道具を返却して道の駅館内の席で食べたらザルやお皿を返却して終了です。
さるかに合戦のカニではありませんが、蒸し篭から出てくる蒸気見ながら待ち、殻を割って食べる瞬間まで黄身がどれくらいの硬さになったのかが分からないワクワク感が楽しめました。

道の駅しかべ間歇泉公園にはその他、レストランとして浜のかあさん食堂,地元スーパーの小板商店が手がける、こいたのおかず屋,道の駅のお魚屋さん,物産コーナーがあります。
浜のかあさん食堂は浜のかあさん達が毎日市場で町内産の新鮮な魚を仕入れ、小鉢に汁物、メインとして焼き魚や煮付けなどを日替わりで出しており、伺った際はエゾメバルの煮付けがメインでした。
メニューはこれらにご飯が付いた浜のかあさん定食と、ご飯の上に鹿部たらこがドーンと乗った鹿部プレミアムたらこ御膳などがあります。
こいたのおかず屋は鹿部産食材を使用したお惣菜や太巻き、たらこのおにぎりなどがあり、品名もよく見ずに軽い気持ちで適当に買って帰ったお惣菜が非常に美味しく、複数個買ってくれば良かったと後悔しました。

道の駅のお魚屋さんでは旬の鹿部の魚介を扱っており、買ってすぐ道の駅内からクール便で発送する事が出来ます。
物産コーナーでは鹿部町のものを中心に近郊の物産品も取り扱っています。
お土産にはキメの細かい鹿部たらこがお勧めなのは勿論の事、北海道産昆布の中でも特に上質な切断面が白く白口真昆布と呼ばれている天然の真昆布や珍しい深海ウニの加工品などもお勧めです。
また、一風変わった物としては町内にトヨタの関連会社である朝日航空の飛行場がある事から、全国でも愛知県のトヨタ博物館と道の駅しかべ間歇泉公園でしか買う事が出来ないトヨタ博物館関連のオリジナル商品が販売されているので自動車好きの方へのお土産にいかがでしょうか。

道の駅しかべ間歇泉公園の開館時間は夏期間の4月から9月までは午前8時30分から午後6時まで、冬期間の10月から翌年3月までは午前9時から午後5時まで。
浜のかあさん食堂は午前11時から午後2時まで、温泉蒸し釜の申し込みは午後3時30分までです。
休館日は10月から翌年3月までの第4月曜日と12月31日から翌年1月5日までで、第4月曜日が祝日の場合は翌々日が休館です。
足湯や間歇泉の見学などが行える公園側の入園料は大人300円、子供(小・中学生)200円です。
道の駅および体験観光に関するお問い合わせ・ご予約は電話:01372-7-5655 道の駅しかべ間歇泉公園までお願いします。
お昼ご飯やお土産は後でまた立ち寄りますので、バスの時間の都合で10時55分には一度道の駅を出ましょう。

間歇泉を見たら鹿部町のもう一つの自然の魅力に触れに行きましょう。
道の駅の前の国道を挟んで向かい側のバス停から午前11時ちょうどに出発する古部行きのバスに乗り、大岩停留所で下車。
バスの進行方向へ500mほど進むと右手に滝があります。



流れは3つの筋となっており、三味線滝と名付けられており、由来はその見た目からとも流れる音が三味線の音色に似ているからとも言われています。
冬の間は流れが弱くなっていますが、水しぶきが寒さで凍りつき、あまり大きな規模ではありませんが天然の氷瀑を見る事が出来るので寒い時期こそ訪れてみてはいかがでしょうか。
三味線滝を見たらバスで通ってきた道を戻りましょう。
海沿いの道路で海岸線が近く、場所によっては斜面が道路に迫っている光景は所々礼文島にも似た光景で、温泉街とはまた違った光景が広がります。
三味線滝から道の駅しかべ間歇泉公園までは徒歩およそ30分、のんびり歩いてみてはいかがでしょうか。

道の駅しかべ間歇泉公園へ戻ったらお昼にしましょう。
帰りは道の駅しかべ間歇泉公園からバスで午後1時15分発の古部行きに乗って南茅部支所で函館行きに乗り継いで函館から特急か、午後2時43分発の鹿部駅前行きバスに乗り、鹿部駅から普通列車長万部行きに乗り継いで、長万部駅から特急で帰りましょう。




※2017年2月26日放送分
※2020年4月1日ブログ用編集加筆,修正・公開
※2020年4月6日一部修正
※2020年5月10日一部修正











Last updated  2020.05.10 17:15:17

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