簿記
僕は昔この会社で経理部門にいました。総務で仕事をする予定が営業で採用したブラック企業です。そうして営業で働きだしましたが、営業課長が最悪野郎で、すぐ僕と彼は険悪な関係になりました。それを見ていた総務部長が経理部門に呼んだのです。当初経理部門は営業で評判が悪い僕が加わるのには難色を示していましたが、「何を!」と一念発起し、働きながら勉強して経理なら必須の簿記二級を取りました。その会社は三十代初めに去ったのですが、それ以来簿記を使う事はありませんでした。でも、最近今の職場で官報を見るなど、簿記の知識が必要な仕事が回ってくる様になりました。約30年前に取った資格、簿記。なんだか懐かしい気がしています。若い頃の苦労は無駄にはならなかった。