地黒エステティシャンの「なんばしよっと?」

2007/09/13(木)22:40

夏のおもひで

 ここから20km以上もある熊本市内はずれから来て下さるTちゃん。今どきのかわいい女の子なんだけれどとっても礼儀正しくてとってもいい子だ。私たちの頃は美人は性格が悪ッ!!ってだったような気がするけれど今は違う…ような… あれは8月の半ばお盆の頃じゃった~~~ Tちゃんは、はるばるこんなところまでお母様を連れて来て下さった。仕事が終ってからだったから夜8時にコーススタート。90分のコースが終るまでTちゃんは静かに待っていてくれて…(仕事で疲れているのにね…ごめんね)で、お母様のコースも終ってナント若いTちゃんがエステ代を払ってくれてなんていい子なんだ… そして、お帰りになるエステルーム(アパートの部屋)を出ようとドアを開けたとき ジ~ジ~ジ~ジ~ジ~ジ~ってスゴイ音で虫が飛び込んできた。そ~~~です。アブラゼミです。 虫ものには弱い私。 夜の9時半過ぎにぎゃ~~~っと、近所の迷惑省みず悲鳴しか出せない私。Tちゃんも、お母様も同じく悲鳴をあげている。 アブラゼミはしっかりエステルーム内に飛び込んでしまった。そして大きな音を出して飛び続けている。 むこうさんも必死かもしてないが私も怖くて怖くて… するとお人形さんのように可愛いTちゃんが『虫、大丈夫ですか?』と、聞いてくれてた。私『ごめん!いい年をして、だめなのよでも、どうにかするから大丈夫。』 強がったものの、怖くて仕方がなかった。 そしたら、Tちゃん。ほうきを握り締めてアブラゼミを追い出そうと格闘してくれた。 でも、アブラゼミも大声で泣き喚きながら部屋中を飛び回ってTちゃんのほうきにも、引っかからない。 格闘すること10数分… エステルームの家具のどっかに姿を潜めてしまったアブラ 私『Tちゃん、ごめんね帰らないと、遅くなるよ蝉だから1週間すれば死んでしまうと思うから大丈夫だから…』 Tちゃん『ホントに大丈夫ですか…?』と、お母様もとても私も身を心配してお帰りになった。 ひとりになった私。怖くて怖くてしかたがなかった。たったアブラゼミ1匹かもしれないが…怖いものは怖い! さっさと店仕舞いして帰る!! 翌朝運の良いことにコトキレタ アブラ君がサッシのところにいた。 そのまんま、昨夜Tちゃんが握り締めてくれていたほうきで外に掃きだした。 Tちゃん、ありがとう。 この夏のおもひで    

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