カテゴリ:小説
「さてと・・・そろそろ始めるかな。」
ダンバートンの一角にある「ダイアモンドチェイン」のギルド本部。 そこには再びビィ達主要メンバーが集い、集会を開いていた。 ティルコネイルから戻って来たラグナスの姿もある。 「分かっているとは思うが、今回話すのは悠楽の救出についてだ。」 「救出ったってなあ、何も情報が無いんじゃ場所の特定も出来ないぞ?」 シノンが反論する。 「まあ確かに場所が場所だから情報なんて無に等しいけどな・・・それでも出来る限りの事はやらないと。」 「で、具体的にどうするんだ?」 「一番いいのはまた現地に行って調べる事なんだけど、あの通行証の出所が分からないしな・・・ダンジョンを探索するくらいの事はするか。」 「となると、一番手っ取り早いのはバリ辺りかもな。何せあの世界と繋がっていたわけだし。」 「だろうな・・・けど一応他のダンジョンも調べておきたいんだ、バリだけとは限らないしな。」 「いくらかの班に分けるんだな?」 「ああ、まずシノンとじゅうべいでフィアードに行ってくれ。俺とポチはバリに向かう。ラグナス、お前はラビに行ってくれ。」 「分かった。」 「結局うちらはセットなのな・・・」 「当たり前だろ、息合ってるんだし・・・よし、そうと決まれば早速行くぞ!」 ポチを引き連れて建物を後にするビィ。 「ふぅ・・・さて、うちらも行きますかね。」 「だね・・・ラグ、ラビは頼んだよ!」 「ああ。」 シノンとじゅうべいも本部を出る。 『んじゃ、あたし達も行こうか?』 「だな、他にやる事も無いわけだし。」 そしてラグナスも本部を後にし、ラビダンジョンへと向かった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/02/28 10:23:31 PM
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