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2月19日(土)に
北海点字図書館 副館長 後藤健市さんのセミナーを受けました。 テーマ 人がやさしい街づくり ピュアマインドプログラム 「見えないことってどんな事?」をプログラムを通じて体験しました。 後藤さんは講演前、いきなり私たちに近づき名詞交換を始められました。 セミナー講師がセミナー前に自から名詞交換されるのは初めてで驚いた。 頂いた名刺は白紙、そこに点字が打たれているだけ。いたってシンプルで綺麗だ、でも何書いてるのか解からない。 裏返すと氏名、連絡先等が印刷されている。驚いた。なんてお洒落な名刺だ! 後藤さんは点字の普及の為、「点字を名刺に入れませんか?」という運動を始められたかたです。 点字をお洒落にそして身近に感じてもらえるようにする為に。 セミナーがはじまる、いきなり皆さん目が見えないと出来ないと思うことは何ですか? と後藤さんは前から順番に聞かれて行く。 野球、計算、映画、水泳、お洒落、信号が渡れない、金魚すくい、お化け屋敷が楽しめないetc・・・・・ 黒板いっぱいに書ききれないくらい出る。 視覚がなくなると入ってくる情報の80%が無くなるとの事、残り20%情報を頼りに行動しているそうです。 そしてアイマスクをして、封筒を頂いた。 封筒の中にコインが2枚入っていた。触って金額は幾らか当てる、解からない。 それどころか本物かどうかもわからない。 紙幣のような紙が4枚ある。同じく触っても本物かどうか解からない。 アイマスクを取り確認する、3枚はタダの紙で1枚だけ本物の千円札が入っていた。 本当に不自由だ。 紙幣にも点字のような知るしがあることや横の長さが5ミリ単位で変えてある事を教えて 頂いた。ただ二千円札は後から出来たので、大変解かり難い大きさだそうです。 (一万円札160ミリ、五千円札155ミリ、千円札150ミリ、→二千円札156ミリ) そして、アイマスクをして会場内や階段を誘導してもらいながら歩いた。 私は後ろから押してもらいながらの誘導でとても恐くて歩くのが怖かった。 もちろん誘導してくれる人を信頼しているのだが、見えない場所に押されるのは ものすごい恐怖感がある。 「5歩先に階段があります」誘導者が私に教えてくれた。 すると恐怖感で足がすくみ体に力がはいった。 親切に情報をもらうが次の一歩に必要な情報では無いなーと思う。 誘導者は、もうちょっとでスロープです。もう少しで左折しますなど親切な言葉だが困ってしまう。 もう少しってどれくらい?もうちょっとってすぐのこと? あいまいな表現が多い、自分もよくそう言っている。 相手に情報を伝える難しさを感じる、 必要な人に必要な情報を必要なだけ伝える。 それがとても難しく出来て無いと実感する。 普段の会話でもそうだなーと思った。必要な人に必要な情報を必要なだけ伝えれば良いのに ついつい余計なの事えを言い、上手く伝えていない。 全ての情報のうち80%は不必要で本当に必要なのは20%だけと言われる。 アイマスクで誘導してもらいながら歩くと本当にそう感じた。メディアが発達している世の中で、自分に必要な情報って2割ぐらいなのかもしれない。 目が不自由だと80%の情報が無くなり残り20%の情報を頼りにされていると最初に聞いた。では残り20%の情報の80%が無駄な情報だったら、大変どころの騒ぎでない。 情報を正確に伝える事の大切さと難しさを感じました。 収集する情報も正確に求めないとツイツイ余計な情報で無駄な時間を取られてるのでしょうね。 この楽天日記も情報発信のツールの1つ、感じた事を正確に伝えられてるかなー? 後藤さんの話はまだまだ続きました。 次回につづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月01日 19時49分00秒
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