カテゴリ:詩
さよなら、愛しき人よ。 別れは、突然やって来た。 今日は、泣きましょう。 哀しくて、哀しくて、何がこんなに哀しいのかわからないぐらい、哀しくて。 どうしてその想いがわからないのか。 うわべだけ見れば、軽過ぎるその想い。 『違う』という言葉だけでは、納得なんかできない。 一度拒否したそのときから、その想いはもう二度と帰らない。 今日は、泣きましょう。 愛しくて、愛しくて、胸が粉粉に砕け散ってしまうぐらい、愛しくて。 どうしてこの想いが届かないのか。 軽く生きるには、重過ぎるこの想い。 『好きだ』という言葉だけでは、何も伝えられない。 直接幸せにできないなら、この想いはもうどこにも行けない。 すれ違う、想いと想い。 その想いが、違っていることは、最初からわかっていたはず。 この想いが、結べないことは、最初からわかっていたこと。 なのにどうしようもなく、愛してしまった。 幸せと感じたことが、ひとつでもあったなら、それでいい。 幸せと感じた瞬間が、一瞬でもあったなら、それでいい。 傷付けてばかり、いたけれど。 もう何も帰って来ない。それでいい。 もう何も届けられない。それがいい。 拙い言葉の羅列も、どこかにさまようだけ。 もうこれ以上、傷付けてしまわぬように。 幸せな未来が、見られないなら。 残された写真の笑顔も、燃やしてしまおう。 さよなら、愛しき人よ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 29, 2010 07:55:25 PM
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