壽初春大歌舞伎(夜)
華やかなお正月飾りのロビー、紅白の繭玉が如何にも初春、という歌舞伎座。「鶴亀」、「壽曽我対面」、「息子」、「京鹿子娘道成寺」。「鶴亀」は女帝の福助さんの存在感、随分動きが滑らかに。立ち上がっても安定していた。元気な姿を見られるだけ幸せである。松緑さん、左近さん親子はさすが踊りがきちっと決まっていた。幸四郎さん、染五郎さん親子は踊りがイマイチ。」「息子」は白鴎さん中心に幸四郎さん、染五郎さんと三代の高麗屋揃い踏み。「京鹿子娘道成寺」は壱太郎さん、右近さんのダブル配役で、昨日は壱太郎さん。若さはいいわね、動きが滑らかで華やか。恋する乙女そのものだった。 もう一度、福助さんの道成寺が観たいと切に思った。