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虹のむこうに

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2006年09月24日
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カテゴリ:中学受験
昨日は息子と、都心にある男子校の文化祭に行ってきた。

我が家は息子が3年生の時から文化祭めぐりを始め、すでに10数校の文化祭を見てきた。
その学校の真の校風、教育方針、生徒の本性を見るには、やはり文化祭がイチバンという気がする。

生徒による受験相談コーナーがあった。
中学生の生徒さんが、受験生と保護者の相談や質問に答えてくれていた。
私たちの担当は、賢そうな中3の生徒さん。
雑談的に会話をしているうちに、
彼が、もともとこの学校は志望校ではなかったことを話してくれた。
「僕は受験する日まで、この学校のことを知らなかったんです。親が見つけてきて、急に受けて。合格してから初めて学校のホームページを見せてもらったくらいです。」
そうなんだ…。
驚いた顔をしている私たちに、
「でも、第一志望の学校より、この学校に入って本当によかったと思っています」
と胸を張って言う。
第一志望は、A布だったと言う。

相談コーナーを後にしてから、しばらくの間、私は彼のことを考えていた。
第一志望に落ちて、(おそらく併願校も落ちて)急遽受験となったその日、12歳だった彼はいったいどんな心境で見ず知らずの学校に向かったのだろう。
当時の彼とお父様お母様の心情を思うと、他人事とは思えず、胸が痛む。
「さっきのお兄さん、大変だったんだねぇ。ぜんぜん知らない学校を受験しただなんて、かわいそうだったね」
と、息子に話しかけると、
「でも今はこの学校で良かったって思ってるんだから、良かったじゃない♪」
と、あくまでも前向きな息子の言葉。
うん、確かにそうなんだけど…。

そうなんだけど…。


落ち着いた雰囲気の良い文化祭だった。
イケメンが多かった。←主観





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最終更新日  2006年10月09日 21時07分53秒
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