2007/06/30(土)11:36
技術を習う事3
学生の場合・・・・・・
別のタイプの試験をする為に最初からやり直し。
環境が変わった時点で最初からやり直し。
あれです、語学検定1級!! TO何とかで700点!!!
でも、現場ではヒアリングも勉強し直し・・・・
に、近いアレです。
ピアノを通して音楽を学ぶのと、検定に受かる為のカリキュラムを
練習する為?に教室に通うのと。
音楽ってなんだ?
逆に先生たちの場合・・・・・
ついで、そこにいたはずの先生達も、給料のあまりの安さに逐次
独立します。学生を連れて。
だいたい、本来そう言ったディスカウントの教室では深い内容まで
教えることは難しいでしょう。そう言った学校・教室はあくまでも
“初級・体験”のレベルです。音楽を体験するわけではない。
その補填に新しい先生が入ります。
親身になった個人レッスンを期待しても、いずれ次々に先生が
変更になるでしょう。この上海、ドンドン給料が上がっているのに、
芸事の先生の給料が下がれば、ミンナ暫くしたら考え直します。
本格的な内容は外で教えよう!!! って。
ディスカウントの教室内では次々に先生が替わるので、学生は
練習に身が入りませんし、先生も学生の是までの成長過程が判
らないので適切な指導が出来ません。
結局、身に付けたものは期待したより少ないレベルで止まります。
ハッキリ言うと、真の音楽の実力としては初級で止まってしまうの
です。
いくら高次の級を身に着けても、結局のところは小手先です。
例えば、日本の指定の場合、日本に帰ってからも、その級が何かの
価値になるかと言うと・・・・・
ただ、試験は気持ちの張合いになります。本来の練習のカリキュラム
に繰り込むのであれば大きな意味を持ちます。
でも、そう言った所まで、先生達は頑張ってくれるでしょうか?
そう言う環境で子供達は文化・芸術の意味が分かるのでしょうか?
と、言う話をピアノの先生としました。
彼女は中国で6校しかない音楽大学の中でも名門を卒業し今もテレビの
演奏会等で活躍する人達と繋がりを持っているそうです。
音楽や芸事をするに当たって、豊かな心と教養を目指すのに、
より安上がりで手軽な教育!!
って、おかしくないだろうか?
彼女をはじめ、高級レベルの先生はそう言ったディスカウント教室で
教える場合、一生懸命教えるでしょうが同時に心に矛盾を抱きます。
10元には10元の意味 100元には100元の意味
1000元には1000元の意味
そう言った教室が入り口になるのであれば、裾野が広がってよいと思います。
でも、それが本格的で全てを網羅していると勘違いされるのが怖いです。
太極拳24式が太極拳の精髄と勘違いされているのと同じく。
彼女達の嘆きは、実は太極拳にも、ビジネスの世界にも当てはまります。