タクシーのおじちゃん

そんなわけで、今朝はトン汁。 とんじるって、豚肉のうまみが溶けたお味噌汁です。 で、先日の旅行初日のお話。 何しろ、今俺は忙しくなってきています。 皆さん、ためしに使ってくれ始めました。貧乏暇なしです。 その日の集合時間は昼11時30分。 ギリギリ、11時15分に仕事終了。即効で荷物をまとめて出ます。 ラッキーにも、直ぐにタクシー見つかりました。時間11時20分。 ・・・・・しまった、5分くらい遅れるかな・・・・ 運転手のおじさんに 『上海南駅の長距離バス乗り場まで頼むよ』 『上海南駅の長距離バス駅・・・・・おお、知ってる知ってる！！』 で、タクシーはいつもの“高架方向”とは逆へ進みます。 あれれれ、この運ちゃん、もしかして裏道を知っているのか？？ 何せ、南駅はメジャーな場所なので、時間的には安心です。 その間に、幾つかの場所へ電話を掛けたり、いろいろ。 しているうちに、ハタと気がつきました。 何でまだ着かないのだろう・・・・・・・・・・・・ と思い、窓の外を見ると・・・・なんか行き過ぎている様な。 で、オッサン、突然未知をＵターンしました。 時計を見るともう４０分です！！ 『ぎょぎょっ！！！　おっさん、どこ走ってんだよ！！！』 『大丈夫、直ぐ着くさ』 『おい、普通、１５分もあればつくのに、なんで３０分近く掛かってんだよ』 　　　無言・・・・・・・・・・・・・ 暫く走って、 『ほら、着いたぞ！！！な、上海南駅』 『って、おめー、これは列車の駅だろうがっ！！！バスの駅に行きたいのっ！！！』 で、またチンタラ走りはじめた。 『いそいでっ！！！間に合わなく成っちゃうよ！！！』 『いそいでるのか、わかった。』 『・・・・・・・・・・・・・無言。』 運ちゃん、後ろを振り返って一言 『だって、俺、この仕事は始めたばっかりなんだ』 　　　　　　　　ぶちん 俺の目が細くなって、運ちゃんの笑顔が固まりました。 スピードを上げて走るタクシー。 到着１１時４５分。普通２２元のところが４２元です。 この差はでかい。道も間違えているし。 普通はこういうとき、運ちゃんは金を取らない。 かわいそうだから、俺は３０元あげました。 でも、このオッサン。 『金が足りないぞ！！！！』 おめえええええ！！！！！！ 旅の一こまです。