2010/01/11(月)15:05
沈師娘との出会い
現在、上海で少人数制の教室を開いています。勿論
陳氏しか教えてません。教え方のスタイル、一発目の
それは、師娘の教授方法からだった様な・・・・
師娘と書くと、先生のお嬢様の様なイメージを持つと思い
ますが、娘と書いて中国ではお母さんの意味です。
師娘とは先生の奥さんと言う意味。
授業も終わって夕方、紹介状と住所を持って、遥々
2時間かけて、太極拳の名家の住まいを訪ねました。
そこは、洛陽王城公園の裏手にあるマンション群の
一角です。
正直、全く期待していなくて、紹介状を持って、扉
を開けて出てきたオバちゃんを見て更に、
まー、適当に話して帰ろう。
と、思っていました。
そのオバちゃん、沈師娘はどこから見ても普通のちょっと
チャキチャキした感じのオバちゃんで、威張る感じも神秘な
雰囲気も出してません。
そして、太極拳の名家は広州へ授業の為出張中。
で、私、さっそく
陳正雷さんを紹介してください。
と、切り出しました。無礼千万です。
すると、
いいよ
と、あっさり答えられました。
その後、雑談をしているうちに、陳正雷さんはこの
辺りに住んでいるわけではない、と言う事が分かりました。
何で陳正雷さんかと尋ねられて
「日本で本が出ているし、洛陽の友人が彼の弟子だって」
「本ねぇ・・・・。で、その友達の名前は?」
「○○○さんです」
「誰それ? 勝手に弟子を名乗っているだけで
単に教室の生徒でしょう」
・・・当時は意味が分からなかったのですが、どうも
そういう勘違いは多いようです。
日本と中国では 弟子 の意味は違うのです。
「まあ、直接習うんなら、相当月謝を取られるよ。
彼の武術教室とかに入った方がいいんじゃないの?
でも、紹介は出来るから安心なさい」
と、軽く言われました。