陳氏太極拳、と、そんな生活

2010/01/11(月)15:05

沈師娘との出会い

太極拳(454)

現在、上海で少人数制の教室を開いています。勿論 陳氏しか教えてません。教え方のスタイル、一発目の それは、師娘の教授方法からだった様な・・・・ 師娘と書くと、先生のお嬢様の様なイメージを持つと思い ますが、娘と書いて中国ではお母さんの意味です。 師娘とは先生の奥さんと言う意味。 授業も終わって夕方、紹介状と住所を持って、遥々 2時間かけて、太極拳の名家の住まいを訪ねました。 そこは、洛陽王城公園の裏手にあるマンション群の 一角です。 正直、全く期待していなくて、紹介状を持って、扉 を開けて出てきたオバちゃんを見て更に、  まー、適当に話して帰ろう。 と、思っていました。 そのオバちゃん、沈師娘はどこから見ても普通のちょっと チャキチャキした感じのオバちゃんで、威張る感じも神秘な 雰囲気も出してません。 そして、太極拳の名家は広州へ授業の為出張中。 で、私、さっそく 陳正雷さんを紹介してください。 と、切り出しました。無礼千万です。 すると、   いいよ と、あっさり答えられました。 その後、雑談をしているうちに、陳正雷さんはこの 辺りに住んでいるわけではない、と言う事が分かりました。 何で陳正雷さんかと尋ねられて   「日本で本が出ているし、洛陽の友人が彼の弟子だって」 「本ねぇ・・・・。で、その友達の名前は?」 「○○○さんです」 「誰それ? 勝手に弟子を名乗っているだけで  単に教室の生徒でしょう」 ・・・当時は意味が分からなかったのですが、どうも そういう勘違いは多いようです。 日本と中国では 弟子 の意味は違うのです。 「まあ、直接習うんなら、相当月謝を取られるよ。  彼の武術教室とかに入った方がいいんじゃないの?  でも、紹介は出来るから安心なさい」 と、軽く言われました。

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