2010/01/30(土)09:17
太極拳は学問
このブログは上海浦東で日本人向けに太極拳教室を
している私、通称:暗黒寺のブログです。
今日の内容も、9年前に陳氏太極拳に出会った、洛陽
でのお話の続きです。
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練習でキツイと思う事の一つが、
説明が長いっ!!!!!
・・・・・まあ、理由は私の質問のせいでもあるのですが。
師父曰く
「太極拳は学問である。文化だ。聞いた内容を頭で理解し、身体を
動かし、修練しなければならない。一つの動作が自分で納得でき
て、そして師の導きでその動きを次の段階に昇華させなければ
ならない。単に、動作の順番を覚えただけでは意味はなく、また
理論のみを知っていても意味が無い。」
「武徳と言うものがあって、それを学ぶ能力と学ぶだけの人となり」
「本当であれば5~6歳で練習を始めた方が良い。だが、何歳であろ
うと練習を始める事が出来る。年を取った分、理論の理解がある。
理解した分、理論に沿って練習をすればよい」
と、言う事ですので、徹底的に考え方・理論を教授されました。
太極拳と言うのは、
通背拳と言う武術に、当時の名門各派の技術を加え、更に黄庭教と言う
健康方法や孫子十三編等を合わせて出来た健康法であり武術です。この
へんの内容はいつか書こうと思ってます。そんなわけですので、理解し、
憶え、実践しなくてはなりません。
理解できているどうか、
「明白了ま?」(解った?)
「明白了!」(解りました!)
「真的明白、假的明白!」(ホントに解ったのか?嘘の解ったか?)
と言う問答があり、その後、実践が始まります。
練習中の説明でさっぱり理解できない上、師父の説明に
熱が入って、冬の夕方寒風の中1時間もシャツ一枚で突っ立って
いた事もあります。
「師父、寒いっすよ」
「おお、服を着なさい。風邪をひかないように気をつけるんだ!」
ある意味、スパルタなんでしょうか??
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兄弟ブログ
浦東太極拳教室より
別のアプローチで太極拳全般と言うか、太極拳に
興味が出始めた人向けに書いてます。練習の時の
気持のありようなど、参考になればと思います。