陳氏太極拳、と、そんな生活

2013/08/01(木)19:46

7月初旬の合宿の模様

太極拳(454)

上海で陳氏太極拳を指導しています浦東太極拳教室より。 前回の内容が 合宿も終えて・・・なのですが。 先月の話になってしまいますが、浦東太極拳教室は洛陽へ合同合宿へ。 と・・・毎年フランスの学会と合同合宿なのですが、今回フランス側は 財政難で参加者が5人。私達が入った時は師範代候補のゲイゲイ君だけが 練習していました。後は弟弟子のチェン君。 一方、うちの布陣は総勢生徒さん7名・・・と相変わらず少人数です。 が、しかし!初の小学生の参加です。 後で、この小学生の男の子、師父からも『期待できるかもしれない』と の高評価を得るのですが・・・・・ さて。参加者のうち、5人は仕事をしています。出発は金曜日、夕方の便。 ほぼ、全員ぎりぎりでした。うちの師範代候補のKさんはもう、  『まま、間に合わないかと思いましたから!!』 と・・・・・。チェックイン後は買い食いをしているうちに全員飛行機に 乗りそびれそうになったりして、だいぶ慌しく。 1時間強の時間を使って洛陽空港に着き、そして車で師父の武術館へ移動。 ドアを開けると、兄弟子、ピエールが待っていました。二人ともちょっと 感動しちゃいました。だって、10年ぶりの再会です。 毎日6時間の練習、言葉も文化も違う上に『伝統技芸の世界』に単身乗り 込んだ私と兄弟子はそれはそれは苦労して今の技術と『メンキョカイデン』 の地位を掴んだわけです。 兄弟子の脱走が3回、私は1回・・・・えへへ。 今、兄弟子はフランスのリヨンで300人の会員を抱える伝統文化協会の 理事長さん。凄いです。 何時も合宿に生徒さんを連れてくる理由。本来、伝人の私が少人数制で 指導していますから、師父が数日の間に教える事と内容はそれ程の差は 出ません。ですが、なんと言っても風格が違います。そして、洛陽と言う フィールド。 私は性格上、『全開で技術を教える』としていますが、本来の技術には 秘匿性と段階があり、師父や兄弟子達は私の教え方や授業料について 意見ありです。ただ、その分どうしても生徒さんに伝えられないものが あるのです。 それはやはり『伝統文化としての心』です。精神の部分と言っても言い 過ぎではないです。痩せても枯れても500年の歴史と300年の技術 体系です。 私の授業で、ドンドンと手軽に技術を体験していくうちに、その重みが 感じられなくなるのは将来、生徒さん達にとってマイナスになってしま うのです。太極拳の伝人=太極拳であり、生徒さんは上海にいても陳家 溝と繋がっているという自覚が・・・・・ もう一つが、私以外の陳家溝の拳士と交流する事。 わずかな時間の留学で『奥義を身につけた』とか言う人もいますが、私に はそれは無理です。ですが、私と共に師父の下で過ごす時間、陳家溝を 訪ねる事で感じる重みが生徒さんがいつか『技術を誇り、鍛える』きっか けになればと・・・・ さてさて。 そう言う意気込みだったのですが、ピエール兄弟子、嬉しくなっちゃった のでしょうか、私と師娘を寝させてくれません。バーボンを開けて乾杯が 始まり、2時ごろまで話し込んでしまいました。 翌日に続く! 浦東太極拳へのお問い合わせはtsukamoto.hironobu@gmail.comまでどうぞ。 最近、太極拳についての問い合わせも頂いています。 質問内容を公開して良い場合は『いいですよ』と明記ください。

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