このブログは上海・東京・藤沢等で太極拳を指導する陳氏太極拳養芯会の塚本がぶつぶつ書いているものです。
現在、17年前、2001年・私が太極拳に関わった頃の事、中国河南洛陽での暮らしとアレコレを書いています。これが無いと、なんで太極拳?に繋がらないと思うのです。
今回も2002年の事。ただし、記憶をたどって書いていきます。
仕事をしながら、武術の練習をする。
寸暇を惜しんだ。片道1時間半の距離(当時は道が悪かった)、出勤の時間、授業の準備やら添削の時間。毎日6時間の練習をしたという事は、食事の時間以外はたいてい練習に充ててい
共に学び鍛えた友人達とのお話
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2月の時点で、練習者は私一人になった。
何しろ、私の先生の指導は、ヒタスラに同じ動作を繰り返させるのです。
陳氏太極拳の最も古式の練習方法・老架一套は74の型とか72の型とか、そういう言い方をします。一つの型に沢山の技を含んでいます。が、当時の私からしたら「現実的に無理だろ?」と言うイメージです。空手の「一定の距離でもって・・・・」と言う力学「距離・体重・スピード」を基準に考えていたのでちょっと「?」となっていました。
一方で、最初に見た沈老師の殺気や、指定される型による鍛錬の負荷を考えると、「今出来ないだけかもしれない」と、思って気持ちを切り替えました。「そのうち出来るようになると思って、出来てきた気持ちでヒタスラ動く」。
空気椅子の状態で、超低速のパラパラ(昔そう言うダンスがあった)を15分くらい踊る。同じ動作のリフレインです。
はっきり断言しますが、はたからみてツマラナイ。自分でやっていても、何だかアレな感じです。
老師の家で練習している時、老師はテレビに夢中でほとんど私の指導はしません。。。。。が、突然声を掛けられ、
「姿勢が高い!」
「下を見るな!」
「動きが速い!」
「踵だ踵!」
等の注意が入ったり突然動きの考えや形の変更があったり。
でも、11月末から始めて4か月。まだ3つの動作しかやっていない。
先に進んでいった他の二人は辞めてしまった。
うう、さみしい。
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鄭老師が来て、直接指導が始まって間もなくの頃。
広州で知り合った陳盟(仮名)君が学生に加わった。
陳君は元人民解放軍で、且つ、広州では武術教室を開き、子供武術番組で先生をしたり・・・・の若者。
27歳と、私よりもちょっと若かった(当時ね)。
精悍で男前、髪ふさふさ、しなやかでがっちりした体格、そして何より武術の才能がある。
続く
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太極拳に興味のある方は養芯会HPまで御連絡ください。
東京・神奈川(藤沢)での指導を行っています。初心者・経験者とも問題なしです。様々な他の太極拳経験者にもこれまでの技術を更に生かす講座を用意しました。
養芯会と私の太極拳の映像です。
太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。
平たく言うと中国式の筋トレであり、健康体操です。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。