陳氏太極拳、と、そんな生活

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  文化と社会と　　その１

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。ベリーダンスステラの発表会さん参観の時の事つれづれ。ステラの主催者・紫帆先生とは上海で２回ほど共演させていただいたり、養芯会の企画するイベントなどで沢山助言を頂いたりと、御世話になっていました。個人的にもファンなので、いつか本拠地でのイベントが観たいと尋ねたところ、「７月と８月のイベントがおすすめ！」との事で休養を兼ねて高松へ遊びに行ってきました。仕事を絡めず中国から出るのはこの１５年で初めてです。７月１４日（２０１７年）に高松に着いた。うどん県とのことで、うどん由来のお土産が多いと初見で思うが、やはりその他の目を引く品々や事柄が多々あると認識。空港の蛇口からは出汁がでてくるのですよー当日はお城を巡り、翌日は金毘羅もうで。おみくじは　大吉！！割愛します。１６日。電車で東かがわへ移動。途中、平賀源内の聖地を通過。冬が旬で冬の季語である鰻の売り上げについて、「土用の丑の日」と言う各季への発想の転換で「スタミナ」に結び付けた。現代で言えばコピーライターの先駆けであり、発明家。たぶん、キテレツ大百科のモデル。ほんだいにもどります。東かがわ文化交流プラザに着くと、受付には３人の担当者、会場内にはすでに２００人を超すお客さん。見渡すと担当カメラマン（プロフォトグラファーの園田さん）、照明、音響担当らしい人が専用の個室にいるのを確認。規模大きいです。前回のブログの最後に写真を載せましたが、なかなか大所帯の教室。今回のステージはと昔々のとある中東の国の物語。愛と陰謀とちょっとだけ冒険のお話。これを語り部の物語と音楽に合わせて演者が様々な衣装を纏い、各地の舞踊を舞うわけです。・・・・面白かったです。子供の民族舞踊、なかなかです。モンゴル舞踊！！　日本で中国の少数民族舞踊をカバーしているのは紫帆先生のステラだけと確認！今回の王子様役、山口の植田ゆかり先生（フラメンコスタジオBailabaila）超カッコ良かった。一時、フラメンコが苦手になってしまったのですが、彼女のパフォーマンスは素晴らしかった。正調のベリーダンス物語の中で映える映える。そもそも、上海で何度か紫帆先生のステージは拝見しており、今回は生徒さん達の演技が中心との事でしたので「どれどれ・・・・」と言う気分での参観でした。あっという間の１時間半でした。練り込まれた物語、配役、意表を突く音楽、中東から中央アジアにかけての様々な衣装。素晴らしかったです。と、さて・・・・・彼女達は普段は普通にOLさんや主婦さんやお母さんや学生。決してプロで舞踊でご飯を食べているわけではない。ですが、日々忙しい中で非日常の時間を作って、企画し、練習し、準備する。時には集まって打ち合わせをして・・・・これって、伝統武術の教室がなかなかできない事なのです。発表会と言っても、直ぐにネタが切れるし、そもそも人を喜ばせ・感動させる為の技術ではないし、試合をする事を前提に作られていない。スポーツライクに生まれたものではないので、他の競技に参加する場合は他の競技の練習をしないといけない、すなわち自分達のものではなくなる。伝統武術の団体が積極的に自分の鍛えた技術をストレートに外に発進する場合、殺伐として社会的にスレスレな話になりかねません。一方の表演者の人達は、だからと言って気楽に行っているかと言うと、全くそんなことはない。己のプライド、美しく上手に役割を全うしたいと言う思い、そして覚悟は伝統武術の人達ととても似ていると思うのです。晴れやかでカッコいいです気楽に見ても楽しいし、勉強だと思って観てもとても為になります。ざっくり表現すると、感性が磨かれると思うのです。伝統武術をされる方、感性のアンテナを広げるのには何もベリーダンスとは限りません。何らかの舞踊や音曲にはそう言う事があると思います。だから昔の剣術の大家は同時に書画等も習ったのだと今更ながら感じ入っております。香川の皆さん、Stellaのショーは中々すごいです。機会があったら是非ご観覧されてはいかがでしょうか？他の舞踊・音楽団体とのコラボレーション企画も頻繁に行っているので要チェックです。次回は歌舞音曲の中でも伝統武術に極めて近く、世界でも最も壮麗な舞台を作る芸能の一つ　　　能楽について。語るだけの知識は少ないのですが、門外の人間が感じ入った事等を。ステージの写真はフォトグラファー園田海斗さんの撮影です。https://www.behance.net/Photoflavor活動範囲は日本各地～世界各国各地。植田ゆかり先生のフラメンコスタジオBailabailahttp://bailabaila.ftw.jp/u56431.html＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。呪いの場面でくるくる～と回り続けたクルクル。

  2017.08.20

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  文化と社会と伝統武術、私なりの考え、その２

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。私がおぼろげながらに感じているのは、武術は武術でしか無くて、そして万能ではない事。当たり前の様な話ですが、何だかあるべき姿以上の期待が世間一般にも練習者にも、何かしらあるのではないかと感じるのです。前回も書きましたが、例えば太極拳の技術を皆の前で競い合ったらもう技術がバレバレで意味を失っていきます。　いや、それでこそスポーツだ！と当てはめられても困るのです。５００年続いた理由を他の競技に当てはめて行くのは私達にとってあまり意味をなさないと達観しなければ、　　お寿司屋さんでデザートはラーメン。です。ただ、武術は毎日の中にある程度存在して良いのではないかと思うのです。運動神経云々で練習できる出来ないは基本的にありません。鍛えたい人が自分なりに鍛える事が出来る。先生や教室によっては「弱気者よ去れ！」かもしれませんが、多くの教室はそういう意味で門戸を開いていると思います。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。とまあ、ここまで書いていて、殺伐としているなあと思いました。発表会！とかしても、結局あっという間にネタ切れになるし、中々難しいものです・・・・が。ふと気が付いたのですね、単品だからイカンのではないかと？・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ではここからが本題です。私は数年前から積極的に他の分野の文化人と交流をしてきました。特に、武術以外の人達。最初は自分の趣味で観覧し、更に興味を増し、友人も増え・・・・と言う過程の中で、彼等彼女達の準備や覚悟等は私達と変わらないのではないか？と感じるようになってきたのですね。ショービジネスに近いかもしれませんが、伝統文化を受け継いでいて、教室を運営し、発表会を企画したり出演したりさせたりする人達。一つ一つの事象を紐解いていると大変なので割愛しますが、私の様な武術は外に発揮したらダメな事を彼らは積極的に外へ外へと観客や社会とつながる為の技術を磨き仕組みを作り・・・・？？？、これって陽？と私はハタと悟った次第。外へ向かい輝く：陽内へ向かい根となる：陰あ、だから昔の御武家さんも町人も農民も武を学び、更に発展を目指す人は芸事で感性を磨いていたんだなあ・・・と。音曲もそうだし、書画もそう。特に日本の風土だとそう言う流れがしっくりきます。。。。。。長いな、前置きが。　ベリーダンス、　能楽、　影絵、　　和太鼓和太鼓の人達は最初から武芸の一環だと感じて鍛えていると修行者に聞いた事があります。さもありなんだな・・・と思いました。これは鍛えて駆け上がっても人を傷つける技にはならない。すごいと思いました。影絵は中国のものを指しますが、維持や伝承や発表は正にそれです。で、ベリーダンス　能楽です。先ずはベリーダンスから。私、上海で暮らす中、友人の紹介でショーを見に行ったのです。きらびやかで、凄いな、と思いました。同時に、先生が孤軍奮闘で準備されているのかな、この経験値は高いな・・・・しかも海外中国で・・・・と、するうちに、香川在住の先生を紹介いただきました。その後２年経過。・・・・、先日（２０１７年７月）に香川へ、その先生の主催する団体のショーを観て来たのです。割愛しすぎ。（撮影：写真家・園田海斗）先生の名前は　紫帆教室の名前は　Belly Dance Studio Stella何が凄かったかは、次回に続きます。結論先に書くと、すごく楽しいし、感性が磨かれます。それに、物語のある世界は人を引き付けるという事。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。　　よく見ればその紫帆先生がこちらの写真に！

  2017.08.08

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  文化と社会と伝統武術、私なりの考え。

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。これは、私個人の考え、ではもうないだろうなあ。。。と感じている事について。文化・社会的側面について書いていきます。私は武術をしていても、荒事には向かない性格。技術も養生の方が得意な分、本日の長文に思いが至ったのです。もしかしたらちょっと似たような事を感じている人達に、あ！そういうえばそういう事だ！と気づいてほしい話。私の学び、鍛え、伝える技は　陳氏太極拳。５００年の歴史、あまたの戦乱の時代から村と人々を護った技術。近年では、健康方法として様々な形で世の中に広まるおおもとになった技術です。明の時代が幕を降ろす頃、武将を退役した陳王庭が家伝の通背拳を格闘理念、黄帝内径と言う医学書による健康法の身体操作、孫氏の兵法による戦略の導入、威慶高が編纂した武術の技法を加えて、村を“様々な危難”から護る為の技術を生み出した。当時は、兵隊崩れの野盗が村を巡ります。素手の訳が無いし、しかも集団で来ます。軍隊崩れですから。当時はそういった物理的な危険性だけではなく疫病もあったでしょうし、自然災害も今とは対処の仕方が違ったでしょう。。。。。時代が廻れば、流布される不安な風説や反乱にも遭遇した事でしょう。そういった波濤から一族を護った技術が陳氏太極拳なのです。・・・・・・ここまでで十分長いな。さてと。この技術、武術と言うのはあまり表に出ない方が良い技術なのです。強い！とか、凄い！と言うのは、ちょっとでいい。と言うか、問題起きない、起きた事が解らないように処していく技術なのですね。村人は暇さえあれば練習するように村の掟（システム）が出来ているので、自然と尚武の気風が生まれますが、それを積極的にアピールするのはせいぜい　保標（ボディーガード）の仕事に就く時くらいです。理由は、技は見せる物ではない、人に見せて驚かせたら、次の時にはその技は無効化されてしまうから。武を目指すほど、武は陰の世界。日々を鍛えはせど、世に威を明らかにしてはいけないのです。この辺が解らないと、武とスポーツや格闘技との違いが判らず、混同してしまう事になる。鍛えぬいた技術を、競い合って、審判や観客に審査してもらったら、その時点で武の技術の多くが命を失います。武の技や意味や意思は外に積極的に出すものではない。競技：鍛えぬいた同質の技を努力と才能とそして意地をもって競い合って優劣を決める。・・・・と言うのを否定はしません。それは世の中に無くてはならない一つの価値だと思います。イワユル実戦上も、ぶっちぎりに強いと思います。各ルールの各競技に伝統派が準備無し行ったら、一発で持っていかれる事多々と思います。もし、その試合に出るのであれば、謙虚にそのルールと技を練習するのが筋です。また、鍛えた体＋その競技の技術で既存の競技にチャレンジする方が解りやすい競い合いだと思います。競技として洗練されている分、スポーツマンシップがあると思うし。とは言え、どんな武術でも練習すればそこそこ強くなるのは当然です。数学の勉強を沢山すれば数学に強くなるのと一緒。でも、教室で勉強して成績が良くなったら「俺って頭が良いぜ！」とは言わないです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊もちろん、打って出る為に専用の練習もしている教室もあると思います。それはそれです。先ずは上記のお話が伝統武術の“ベース”になると私は感じています。私からすると、鍛える！でも発揮する場所はあまりないし、ない方がイイのです。でも、それではいくらなんでもサミシイものですね。。。。。続きます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.08.05

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  文化伝承に向けて

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽・陳家溝訪問、２０１７年６月の模様とその後の事王雁派のボスの武術館ではのんびりとする時間もなく、翌日には洛陽に戻った。ピエール兄弟子はそれから１か月半の強化訓練。「だいじょうぶかよ」「だいじょうぶ、最高の気分だ！」だそうです。彼も、フランスに様々な技術を伝承する為に、家族を残してのキャンプですが、本人は楽しくて仕方ない模様。私は洛陽に戻り、養芯会で使用する各種練習用兵器の購入。ネットで買うより古都の老舗の方がイイものを置いている事が多々あるのです。ついでに、店の爺さんの知識を直接聞ける良い機会ですしね。今回は各種棒・槍の穂先・野牛の毛で作った総・剣・靴などを購入。価格よりも品質に安心があるのです。いつも買ってる店ですし。技術上の伝承と今後の養芯会のフォロー等について各位と打ち合わせ、夜汽車で上海に戻りました。入れ替わりで、養芯会の代表５名が私が初めて私がいない状態で洛陽~陳家溝を訪問。私の所属する一派のボス王長江と一門の大歓迎を受けたそうです。私の学生は拳士としてはまだまだ学んで鍛えなければならない事が沢山あります。ですが、はじめの心構えから一歩ずつ進んできたので、決して飛び越えてそこに至ったわけではない。食事会もノリノリだったもよう。https://www.facebook.com/taijiyoushinkai/posts/846983908782083そして、数日後、養芯会の面々、私抜き、みんなで協力して上海の武術用具店を訪問、自分達にあった道具を自分達で交渉して選ぶに至る。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.07.25

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  伝統を学び、護り、伝える人達と私

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽・陳家溝訪問、２０１７年６月の模様私の師は王雁洛陽派の鄭旭東であり沈振軍師娘。通常であればここで関係終了となるのが現代的だと思います。もう伝人になっているし、面倒な挨拶は普通はしないみたい。でも、私は積極的に各親戚筋に挨拶をするのです。先ず、先達の空気を体感したいから。私の師父、鄭旭東の出す情報量は初心者には判別できず、修練を積んだ人間にとっては簡単にオーバーフローというか、一聴しても理解できない。口伝の後にガリガリと練習してようやくです。更に。春秋戦国からの中国の歴史について知識が無いと、半分くらいしか理解できない。中国人の兄弟子達、すでに術理がある彼らも、「何言ってるのかわかんねーときはあるよー」と言うくらい、難解です。ただ、解読すると、その物語は凄く面白くて漫画の中国戦国時代をモチーフにしたアレに負けない生々しさ、いえ、ホントの伝承の分、ぐっときます。養芯会の授業ではできる範囲でそのオモシロイ物語も伝えていますが・・・・師父をはじめとする先代達が学び体験した事々を咀嚼し、体感するには最後には現場に行くしかない。ネットで見ては知識は解っても体の中には入らない。さながら、御品書きやネットの写真を見てもお腹いっぱいにならないのと一緒です。現場で体験・体感・そして会得するしかない。次に、実家に、地元の友達のところに帰ってきた感覚があるから。師娘は私の母の様で（実際、言動や行動理念が実母に極端に近くて驚く）、ボスの奥様やオジキの奥様は私が来ると、親戚の坊主が帰ってきたように出迎えてくれて、皆で一緒にいるのが私もうれしい。ボスの生徒さん達やオジキのところも私が行くと　　　「塚本が来たぞーーーーー」となんだか歓迎してくれて、武林の歴史の中での自分の天狗になりそうなところと、嬉しい事とと、背負うべき責任をかみしめることが出来ます。こないだは、私が来るのに合わせて、休みをとって集まってくれたり、、、、、ておい！やりすぎだよー（TへT）人によっては偉くなって強くなって免許を持ったら自分だけで行く人もいる。それはそれです。私は、私が嬉しかったことを伝えたいのです。いいじゃん、同じことが好きな人達、一緒に鍛えたい、護りたい仲間。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.07.23

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  伝統を学び、護り、伝える人達

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。陳家溝での色々、まだまだあるのですが、ちょっと閑話休題です。　　　能楽の世界をご存知でしょうか？日本の歴史の変遷とともに生き時代時代の精髄を吸収してきた舞台文化です。詳しく語る能力は私には無いので、割愛させていただきますが、私の様な武に入り込んでしまった人達にとっては陽。いかに積極的にその時代時代の美しくも哀しい心を表現するかに日々を生きる人達の世界だと私は感じています。徳川光圀をはじめ、数々の豪傑を魅了してきたのは何故か。本来は外に技術や心の在り様を出すべきではない私達武を目指す（陰）にとって、逆に学び、感じる事は様々な気づきや何かのバランスに転嫁できるのではないかと思っています。進む先は陰陽違いますが、掛ける心はとても近いと私は思うのです。こちらがWebメディア・クリスクぷらすによる能楽師・川口先生のインタビューの模様。（写真はクリスクぷらすさんのものです）「能はひらひらとしたきらびやかな美ではなく、強靭でどこから打ち込まれても弾き返すような美だと思っています。能の舞台では、美しくないものはひとつも存在しない。数百年かけて、美をつくりあげることに多くの人が心を砕いてきた伝統芸能です。そこが、ほかのどんなものも勝てないくらい素晴らしい点だと僕は思います。」川口氏・原文ママ「僕にとって「能」はいばらの道。ときに見晴らしのいい場所がありますが、ほとんどつらい道のりです。でも、夢ってそうやって歩んでいくものなんだと思っています。僕は能に出会ってはじめて夢というものを得ましたね。僕にとって、能は永遠に完璧にはたどり着けない一生の夢です。」川口氏原文ママ写真は同じくクリスクぷらすさんのものです如何でしょうか？なんだか、武を目指した人達と心根がとても近いと思いませんか？これぞ、伝統文化を学び、護り、伝える人達の心の在り方だと私は思うのです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.07.13

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  陳家溝訪問、歴史の中に入り伝える人達

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽・陳家溝訪問、２０１７年６月の模様ちなみに、この写真は王家の生徒さんに取ってもらいました。奇跡の一枚です。師伯からは「もうちょっと頑張ると、凄いかも」と言う風な評価を頂いて天狗になりかけた大刀です。えへん！！６ｋｇなので私の大刀よりちょっと重たい。さてと。私の師は王雁洛陽派の鄭旭東であり沈振軍師娘。通常であればここで関係終了となるのが現代的だと思います。もう伝人になっているし、面倒な挨拶は普通はしないみたい。でも、私は積極的に各親戚筋に挨拶をするのです。なぜか！　通常、中国武術を学ぼうと思った後、教室に通って技術を学び、人によっては中国に研修や留学に来ると思います。本場の良い先生について一生懸命練習すれば、普通の練習者よりも上手になって当然だと思います。私は、上手になる事より、色々な事を知り、体験し、次に伝えたいと途中から考えを変えたのです。何しろ、才能が無いのですが、どうやら関係を作ったり体験したりする才能や運は恵まれているようだし。５００年の歴史を持つ武術。文化として歴史として学ばない事には本当の意味は解らないと師伯は何度も繰り返します。私がベースにしている洛陽は春秋戦国を経てから考えても悠に２０００年の歴史を誇っているし、その歴史の長さが今も息づいています。そういう歴史的背景を背負った文化や生活を基礎として成り立っているのが中国武術であり、陳氏太極拳です。陳氏太極拳は明代末期の武将であった陳王庭が家伝の武術と様々な技術を併せ、孫氏の兵法にのっとって　村の人間達が兵隊崩れや盗賊団から家族や財産を守り且つ健康も同時に養う技術として編み出したものです。その技術を学び、理解していく事は古の人々と対話する事だと私は考えているのです。そうです、正に漫画の世界に自分もいる！と言うように。であれば、折ある毎に親戚筋に挨拶ができる立場はありがたく、友人達との対話はいつも楽しい。それを私の周りに集う人達に伝えていきたいのです。とまあ、１５年修業して、だいぶん伝人らしくなってきたかなあ・・・と自画自賛！＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。写真は陳家の名門王雁一族の次世代と養芯会の登場ポーズです。名門の家でこんなことが出来るのは養芯会だけ！！・・・・かな？

  2017.07.10

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  陳家溝、名門王雁一族の武術館へ

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽・陳家溝訪問、２０１７年６月の模様兄弟子、ピエールさんと呉さん３００名近い会員を誇るフランス伝統文化教会のボス元人民解放軍河南武術教練で少林拳刀・槍のチャンプの両名。１０数年前まで、ほとんど毎日一緒に過ごしていました。練習ね。大変でした。自分達の練習が大変で、ロクな記録が残っていない。だいたい、飯食ってる写真。苦楽を共にしてきましたが、私が洛陽を離れる頃にそれぞれの事情でバラバラになり、おととし、再会してもう、とても楽しかったのです。呉兄弟子の息子さんは今年からアメリカに留学。ピエール兄弟子の娘さんは小学校入学。年取るわけだ。昨年、イロイロあったことについて、この三人を中心に駆け回る事になり、ちょっと活躍した気がします、ハイ。師娘に言われたのが、「お前たち三人は、ホントに師兄弟と言う雰囲気だよ」ですね。私達もそう思っている。この３人＋師娘で陳家溝へ。洛陽からは一時間強でつくのです。時代は変わった。高速道路万歳。鄭州発より２時間早い！先ずはオジキ、李天祥の家に挨拶に行く予定が・・・・・李師叔所有のプラム農園でプラム摘みを楽しんだ。美味しかったです。お土産をわたし、記念撮影。何時も目線をくれないオジキに、今回はきつく注意をさせていただき、ばっちりカメラ目線です。それから、王雁派のボス、王長江師伯の武術館へあいさつに。じいさまは高弟達と一緒に街に用事を済ませに行っていて、一般学生とばあ様がお留守番でした。ばあさま、もとい、王奥様のいる台所へあいさつに行くと、腰抜かすように驚いて、「おおおお、塚本、おまえ、いつ来たんだー」（伝わってなかったのか！！）「たったいまです！」・・・・・後ろから師娘が入ってくると、更に、「うぉ～～～～～」と言う感じで、盛り上がっていました。私は祭壇に行って師爺の位牌に挨拶をし、再度本家筋の学生さん達に挨拶。私は伝人ですが、それでも彼らは本家筋なので折り目を正さねばならんのです。王奥様に連れられて、裏のでっかい畑に連れて行ってもらい、「今年の秋は凄い収穫だよ！塚本、お前はいつまでいるの？」「明日帰ります」「なんだって～～～～」とまあ、そんな会話。その後、じいさま、もとい！王雁一族のボス・伝統派の重鎮である王長江師伯が御帰還され、さっそくご挨拶。「塚本、いつまでいられるんだ」「えっとですねぇ。。。。。」その他高弟達にもちょっぴり怒られちゃいました。流石に一泊は短いのですが、私も色々あるのです。その後、武術館の中庭で食事をしながら、各件について話し合い。更に今後の私が不在であることやら、養芯会がトライアルで４日後に訪問する事等、段取りを含めてかくかくしかじか。段々と盛り上がって夜１２時を超えたところで、「ちょっと、みなさん！俺眠い！もうお開きにしようよ！！」と強制終了をお願いし、ふらつく頭を抱えながら、眠りにつきました。翌日は５時から稽古に入ったので、全く寝足りなかったです。・・・・・・次回、詳しく書きますが。。。。。。私の師は王雁洛陽派の鄭旭東であり沈振軍師娘。通常であればここで関係終了となるのが現代的だと思います。もう伝人になっているし、面倒な挨拶は普通はしないみたい。でも、私は積極的に各親戚筋に挨拶をするのです。なぜか！　にぎやかな方が楽しいからです！！＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。写真は陳家の名門王雁一族の次世代と養芯会の登場ポーズです。名門の家でこんなことが出来るのは養芯会だけ！！・・・・かな？

  2017.07.07

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  ２０世紀の頃、誰かがあこがれていた、中国の古い歴史が残る街。時代劇の街。

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽・陳家溝訪問、２０１７年６月の模様今回の洛陽・陳家溝入りの理由は１、ピエール師兄の陳家滞在に合わせ、招集が掛かった。２、昨年発生したゴタゴタについて、最終的な決着をつける。この２点。師父が不在なので、技術のブラッシュアップはできませんが、師娘や兄弟子達、旧友達とのひと時が楽しめますからね。・・・・・おっと。もう一つ、３、養芯会の今後について、長老たちとその学生達に根回し４、養芯会の備品調達３は次回書きます。先ずは４、養芯会の備品について。ネットで買えるじゃん！上海にも武具店はあるでしょう？と言う意見はその通りですが、やはり、老舗で在庫の選択に幅があるお店を訪ねた方が良いのです。可能であれば。だいぶんモノの目利きが出来るようになってきても、それでもやはり、老舗の爺さんの方がよく知っている。今回も勉強になりました。洛陽は途絶える事無く、２５００年の歴史を誇る街です。当然、紆余曲折があろうと継承や伝承がある。私が利用するお店は、こじんまりとしている上に、雑然としていますが、京劇（正確には豫劇）に使う衣装や道具、古典オーケストラに使う様々な楽器、表演用から実際に使う為の様々な武具が押し込められています。が、店の奥には倉庫があって、店の在庫より当然ながら商品は多く、何度来ても私ですら　　おーーーーーーとなってしまうほどです。さて、文化音曲を売る店に武の道具が置いてあるのはなんだか違和感？私はここに中国武術のあるべき姿が隠されていると思うのです。それから、長い長い時を経ても淘汰されなかった太極拳は何故生き残ったのか？とか。さておき！私がいつも利用するお店は洛陽の東大街商店街です。商店街と言うと、何だか軽めですが、隋唐の時代から続く商店街です。三国志がスキ、キングダム！、水滸伝♬、中国武侠小説が好きな人は、洛陽に一度は来るべきです。それも３日はいてほしい。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。写真は陳家の名門王雁一族の次世代と養芯会の登場ポーズです。名門の家でこんなことが出来るのは養芯会だけ！！・・・・かな？

  2017.07.06

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  洛陽にて、先ずは食い倒れル

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽・陳家溝訪問、２０１７年６月の模様今回の洛陽・陳家溝入りの理由は１、ピエール師兄の陳家滞在に合わせ、招集が掛かった。２、昨年発生したゴタゴタについて、最終的な決着をつける。この２点。師父が不在なので、技術のブラッシュアップはできませんが、師娘や兄弟子達、旧友達とのひと時が楽しめますからね。武術館へは私が一番乗り。ついで師娘とピエールが到着。これは生！ヒマワリの種。食べるのです。美味しいですよ~ねこ！名前はまだない！！呉師兄も来て、友人一同で近所のバーベキュー屋さんで会食夜はリクエストに応え、カレーを作った。翌朝、豆腐と郷土スープフーラータンのダブルメニュー　両参とニラのパイ、豆乳。お昼は羊の烩麺と牛のホルモン煮込み夜は回族（イスラム族）の地元名店で親族集まって宴会。久しぶりに“荒法師”劉宝星師兄も参加。超楽しい一日でしたが、長老（師娘のお父様）が元気すぎて、「おい！塚本！！ぜんぜん食べてないじゃないか！呑め！！のめ～～～」と言う勢いで困りました。・・・・・・・次回はもう少し武術寄り、伝統文化寄りの内容を書きますっ！！＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。写真は陳家の名門王雁一族の次世代と養芯会の登場ポーズです。名門の家でこんなことが出来るのは養芯会だけ！！・・・・かな？

  2017.07.03

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  そして、洛陽にまた帰ってきた

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽・陳家溝訪問、２０１７年６月の模様ちょうど、中国上海での飼い犬登録の確認について、チェックが厳しくなっていたので大急ぎで更新して、カレーを作り許可証の更新もした！その翌日、養芯会の授業を終え、洛陽へ夜汽車で！２０１７年６月１７日に出発！＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。写真はフランス伝統文化協会のピエールさん（私の兄弟子）と陳家武林の重鎮・王長江大師。本人に大師と言うと怒られるのですがブログですから！

  2017.06.30

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  洛陽キャンプ２０１７年５月　食い倒れ編その三

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽キャンプ、２０１７年５月７～１２日の模様。師父と師娘、友人達に塚本式カレーをふるまう為、てんてこまい。 ８人分なので大した量ではないのですが、ルーを使っても、野菜ペーストと野菜から出る水分でうま味を作るので中々大変なのです。・・・・・・と、ちょうど出来た時、ナンハン君（息子さん）が友達と一緒にやってきて。。。。。。。。。「あー塚本あにき、すげー久しぶりです！！　　？？太った？」という様な会話の後に、カレーパーティーをした翌日のお昼に電話が。「あにき、すまん、職場で自慢したらみんな食べたいって・・・・何とかならない？」「いいよ、何人分？うーん１０人かな？」「ぅおぅう。まかせとけ」と、その日に彼らが食材などを用意してキッチンに配達。翌日の昼に取りにきて、職場でカレーを食べる！と言う話になりました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊その日の夕方、ナンハン君が箱一杯の野菜と肉を持ってやってきた。「？？？ちょっと多くない？？？？？」「あまった分は武術館で使ってよ！」「うっす」「でね、ちょっと状況が変わってですねぇ・・・・」４人が辛いのが好き。残り１１人は辛くない方がイイ。？？？１５人分？？？と、セパレートで１５人分、作りましたとも。大変でしたが、即日、絶賛の報告が。私が上海に戻って直ぐに、「みんなでチャレンジしたんだが、全然味が違う！何とかしてくれー」だそうです。そりゃそうだ。次回の洛陽修業時に調理教室開催も決定。あー、楽しいです。おまけ農村の市場通り、夕方から９時くらいまで、お惣菜の屋台が出ます。私がいつも利用する、豚を中心とした煮物（紅焼）の屋台。河南式のパンにはさんでくれたりのサービスも当然あり。頭、耳、レバー、ホルモン、ロース、足、脛、色々な部位をコトコト煮込んでいます。一緒に太めの昆布や厚揚げも煮込んでいて、とても美味しい。 楽しかったです！また行きたいなあ・・・・・と、今月もまた行くのですが。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。写真はフランス伝統文化協会のピエールさん（私の兄弟子）と陳家武林の重鎮・王長江大師。本人に大師と言うと怒られるのですがブログですから！

  2017.06.05

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  洛陽キャンプ２０１７年５月　食い倒れ編その二

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽キャンプ、２０１７年５月７～１２日の模様。先ずは、朝食関係から。中国は朝ご飯を外で、出勤・通学の途中で食べる事が多いらしい。。。。らしいというのは、そうでない家庭や組織もたくさんあるので。これは、ニラと春雨のパイ、そしてフーラータンと言うトロトロのスープ（それに絹ごしの様なお豆腐を加えたもの）朝ご飯のお店は、お昼～夜のお店を朝だけ借り切って商売する場合もあります。肉まん、揚げ肉まん、ヨウティャオ（油条）、豆乳、ゴウティエ（鍋貼・焼き餃子の事）等は洛陽でも一般的な朝ご飯自宅や宿舎で食べる場合、大量にこの油条や肉まん・肉の入っていない「まんとう」を大量に買っていきます。洛陽・河南名物はスープ料理でテーブルを埋め尽くす「水席」と朝の各種スープ料理が有名羊肉湯　牛肉湯　駱駝肉湯　フーラー湯　豆腐湯　蓮湯肉片　等等羊肉湯牛肉湯ところで餃子について中国では　焼き餃子　水餃子　蒸し餃子　の三カテゴリーで、どれも具材が豊富です。共通して言えるのはオカズではなく、主食としてのカテゴライズである事。点心としての蒸し餃子もどちらかと言えば主食のポジションです。お昼以降、素早くお腹を満たすのには　河南式パンを半分に割いて中に具材を詰めて食べる○○挟獏と言う食べ方があります。ガンメンピーと言う、麺を固く茹でた（？作り方がよくわかんない）コシが強すぎる麺にタレと特性のラー油をかけて食べる・・・・軽食！作っている処軽食ではないですが、手延べ麺、ちょっときし麺の様で、腰が非常に強いものや、刀削麺、もちろん、伸ばす拉麺もあります。河南の場合、スープは牛若しくは羊がオーソドックスですね。肉まん、野菜マン、なにも入っていないマン等を売っているお店。主食です。洛陽では特に、洛陽式パンを売るお店が沢山あります。断言できますが、上海で食べる西洋式パンよりもこっちの方がおいしい。小麦と香辛料が違うのだと思います。野性味のある、コシのあるパンです。上海に戻る時は何時もお土産に大量購入です。次回は、二日で２５人分のカレーを作るの巻。。。。　　がんばりました・・・・・＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.05.31

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  洛陽キャンプ２０１７年５月　街の散策、農村の散歩 その３

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽キャンプ、２０１７年５月７～１２日の模様。早朝、師父師娘と朝ご飯を食べに市場通りへ。道すがら、羊が！羊を売っているのかと思ったら、羊のおちちを売っているそうで。ハイジの世界とは美しさが微妙に違いますが、のどかなもんです。左から、私、沈師娘、鄭師父お二人ともそれぞれ、６０アンダー、７０アンダーですが、まったく年取らないのと・・・普段の雰囲気が全然武術家っぽくない！養芯会へのお土産、甕だし焼酎を購入。ここは既に養芯会御用達になっています。果物屋さんにはナッツ類も売っています。師父のお使いで、落花生を買いに来ました。兄弟で電動バイクに乗ってお使い・・・・・ではなく、お父さんが運転していました。武術館の猫ちゃん。名前はまだなく、　猫、小さい猫　ニャーニャー　などで呼ばれています。武術館前の小道まったくもって荒野ですなあ・・・・とまあ、あっさり終了。次回は食い倒れの写真集です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.05.28

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  洛陽キャンプ２０１７年５月　街の散策、農村の散歩 その２

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽キャンプ、２０１７年５月７～１２日の模様。洛陽老大街は東西南北に伸びる城下町。東の鐘楼門までを東大街と言い、舞踊用品・武術用品、そしてお葬式に使う製品を扱う店が多い。南大街は服飾関係　北大街は靴関係西大街は美術品関係と、そんな感じでまとまっています。最近はだいぶんごっちゃになりましたが、それでも老舗は元気に今まで通りな感じです。私が利用する事が多いのは当然ながら西と東愛用する手作り筆のお店大きな牡丹養芯会御用達、扇子に花を描いてくれる画家さん。たぶん偽物の兵士像麻雀を楽しむ爺さん婆さん東大街・伝説の占い師の石碑？大張量販　河南省の大型スーパー　かつては、野菜類に関しては鮮度が悪く、見向きもされなかったのですが、物流と什器の充実で、何とも新鮮！！大街を北に行くと「老城区」私がかつて暮らし、仕事をしていた歴史上では洛陽の中心部です。隋・唐の時代から続く街と宣言する石碑私、仁王立ち。　　１６年中国にいるのにあまり自分の写真が無い・・・・次は農村地区の模様です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.05.24

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  洛陽キャンプ２０１７年５月　街の散策、農村の散歩

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽キャンプ、２０１７年５月７～１２日の模様。口伝の後、反復練習をしたり考え込んだ後は、散歩！！龍柱は代々の皇帝がこの柱があるところに訪問するのだそうです。洛陽の龍柱は　九龍鼎　と言う名前です。通称、老城区　十字大街も近年西側の入り口が城門の様に整備され、夜にはライトアップして古代のライブ演奏があったりして。中に入ると、時代劇の街並みです。香港武術映画（最近は見なくなりましたが・・・・）昔お世話になっていた床屋さん当時は１５元だったかと・・・・十字路に差し掛かるあたりが以前は一番充実していましたが、現在はまんべんなく発展した感じです。その辺に　林家麺館や骨とう（盗？）品ビルがあります。何しろ洛陽は歴史的にも盗掘が盛ん（？）な地区で、掘れば何かが出てくる！と言う格言がある程です。言い方を変えれば、それだけ都市としての歴史、人が暮らしてきた場所だという事です。巨大なお墓の話などはいずれ。。。。。時代劇な街並みなので、コスプレをする女子が！！続くです。次回は老城・中大街の美術と歴史と今の生活です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.05.24

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  洛陽キャンプ２０１７年５月　食い倒れ編その一

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。洛陽キャンプ、２０１７年５月７～１２日の模様。７日は、腹いっぱいで終了。８日は早朝から練習をし、師父の起床と共に口伝開始。で、お昼を食べて外に出た。翌９日と１０日は連続リクエストに応え、カレーを大量に作った。・・・・・・・練習と家事手伝い以外は殆ど散歩＋食い倒れです。がんめんぴー　すいません、日本の漢字で当てはまるのが無い。コシが凄く強い冷麺、秘伝のタレ（？）で食べます。外国人には最初は？？な食感と味ですが、慣れるとこれがイイのです。肉挟獏（獏の字がちょっと違いますが、ろうじゃーもー　と言います）洛陽の焼きパンに具材を挟んで食べます。御総菜屋さん蓮湯肉片！！　　トロミのついた根菜と肉のスープ。美味しいですよ！お店の看板だけ！ゲテモノの店！！　サソリとか色々な串焼き。。。。その他洛陽の旧市街　　洛陽老城十字大街の西大街だけでこれだけのボリュームです。最近では南北大街の中心部のみに夜市が出ます。洛陽、私にとっては上海よりもずっと楽しい。中国伝統文化が好きな人なら、絶対にグッとくる都市なのです。もし、私に胃袋がきちんとあったら、もう離れられないー＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.05.21

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  洛陽キャンプ２０１７年５月

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。師娘達と合流し、回族の街へ。回族と言うのはイスラムの文化を受け継ぐ人達の事。洛陽には古くから回族がたくさんいます。西域からの終着点、白馬寺があるからでしょうか？さて、レストランに着きましたが、食事まで時間があるので少し散歩してみました。洛陽の焼餅（中国式焼きパン）は上海の物とは全く違います。香り高く、小麦の味もしっかり。力強い印象です。清らかを意味する緑が街の色調になっています。一般の漢族の建物とは異質です。回族は怒るとおっかないよ～と言うのが、洛陽人の誰もが言います。同時に、すごく清潔なのです。肉を買うのも、屠るのも、専門家が彼らの教会で祈りをささげて切り分ける。街っパの食堂も回族の食堂はとても清潔です。さて。ここが目指すレストラン。洛陽名物水席の名店です。普通の民家に見えますが、ちゃんとレストラン。大きくて華やかだから美味しいとは限らない。地元の人が知っている推薦する、これが大事です。屋台が出ています。近くにテーブル等が見えますが、露店で夜は食事ができます。基本、アルコールは飲まない事になっていますが、ある程度はオープンです。牛の胃を薄切りにして串に刺したもの等を中心に、小型の鍋で煮て食べます。美味しいし痛快なのです、これ。さて、お食事会。まあ、数日後に手術を控えた爺様の激励会なのですが、爺様が一番元気。この家族と私はどうも縁があるようで、亡くなった婆様にも良くしてもらったし、孫達とも仲良し。当然ながら師娘は私の義理の母の様なものだし、私自身も作戦を立てる時は側近としてがんばってきましたねー。で、曾孫がカワイイ。師娘と御菓子やジュースをウキウキで買いに行く姿も素敵でした。今回のキャンプについて、私の稽古内容はあまり触れない事にします。ふつう読んでつまらない内容だと思うし。一方、生のままの中華世界が残る洛陽の散歩をレポートしてみます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.05.19

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  ５月の洛陽緊急キャンプ

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。前回の冒頭で、修業開始から既に１６年目、伝人の称号も得て、生徒さんもたくさんいます。それでもまだ学ぶべき事や調整する事があるのです。特に、調整については先代達、中でも育ててくれた師父師娘しかできないのです。とかっこよく書いていますが、キャンプ直前（２日前）まで、ウキウキで紹興へ小旅行、飲んだくれてゴロゴロする事を夢見ていました。そもそも、５月は陳家溝に行く予定だったのですが、何だか武林全体がザワザワしていたので、６月に延期しよう♪となり、緊張感も抜けていました。　　　師父が家族の入院等で一時洛陽に戻るから、お前も来い！と言うわけで速攻の予定変更。前回も書きましたが、現在の自分のレベルで調整と引き上げは師父と師娘、先代達しかできない。現在、疑問になっている動作や武器の用法等等を大急ぎでまとめ上げて、夜汽車に乗りました。流石に、いい加減夜汽車には飽きた。のですが、仕方ないです。今年の移動はたくさんありそうなので、飛行機は費用上節約です。早朝７時に洛陽駅に着き、バスで武術館近くの市場通りへ。ワンコ達を眺めながら、牛肉湯（牛肉や牛臓物・骨を煮込んだスープ、薄切りクレープ等を浸して食べる河南の郷土料理）を食べていると師娘のメールが！！　「汽車に乗り遅れた。到着は夕方！！」眩暈がしましたが、気を取り直して、武術館へ行き、荷物を置いて少し練習。その後、再度市場通りへ向かい、焼き餃子を食べる。　　中国の焼き餃子、名称は　鍋貼　等の名称です。日本では中国には焼き餃子が無いと言う説がありますが、間違いです。名前が違うだけです。ご飯を食べて、隋・唐から続く旧市街地へ散歩に。ここは何度来てもあきない。理由は観光地である以前に、地元の人が利用する、生きた街だからでしょう。夕方、師娘一家が回族レストランに集まると言うので、集合場所へ向かいました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.05.18

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• 洛陽キャンプ２０１７５月

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。２０１７年のゴールデンウィーク、いつも通り、私にはお休みが無かったのです。ですが、その分は連休明けのすいている時に小旅行を予定していました。　　・・・・が、師娘の呼び出しを喰い、先週６日から洛陽へ短期修行に向かう事に。修業開始から既に１６年目、伝人の称号も得て、生徒さんもたくさんいます。それでもまだ学ぶべき事や調整する事があるのです。特に、調整については先代達、中でも育ててくれた師父師娘しかできないのです。・・・・・・・夜汽車の往復でしたが、本日・５月１３日に上海に戻り、養芯会の授業をこなし、現在へとへとです。老架一套、二路、剣、槍、大刀、単刀、推手の調整と術理の向上が目的でした。たいへんでしたー詳しくは後日・・・・＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.05.13

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  太極拳を上達させる為の筋トレについて

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の総師範、塚本より。太極拳の上達の為に筋トレをしたい、どんなトレーニングがイイですか？　　・・・・んなのはない。おしまい。・・・・・・そもそも、太極拳は全身の力を調和させて技になったり動作の意味を発生させる技術です。養生にしてもそうなのですね。ジャンプがきれいになりたいから、脚力を鍛えたい！！勝手にしてください。そもそも、太極拳における脚力と言うのは、単純に足の力を表すのではない。詳しくは割愛しますが、太極拳の力は太極拳の練習しか醸成する事が出来ないのです。もっとも、陳氏太極拳の練習方法の中には筋力を鍛える練習方法も存在します。あまり知られていないだけですが。さて、では筋トレは意味が無いかと言うと、そうでもありません。筋トレやって鍛えた分、太極拳もいっぱい練習するといいという事。太極拳はバランスを作る・調和した身体を作る体操です。筋トレやって腕が太くなったら、その分、他のところも鍛えられるように太極拳をたくさんたくさんする。まあ、効率が悪いですが、それはそれです。陳家溝・温県は平たく言えば農村。農作業やら重労働の合間に練習しているので、普段の生活で身体を鍛えていると言えます。ですので、伝統派の先生や学生達は基本、筋トレはしません。（するところもある。）以上！これは、私の友人でジムのインストラクター。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.04.24

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  ４月までのこと

  上海で太極拳を指導する養芯会の塚本より。私個人の事と養芯会の事。私は次の段階の技術を身に着ける為の練習やら器術の練習やらで日々を過ごしています。日常の業務はだいぶん緩やかになり（日中貿易自体があれなので）、その分、今しかできない学業や文化事、交流などに力を入れています。（目をつぶっちゃいました！）太極拳は身体の弱い人には健康に向かう力、壮健な人にはより強い身体を、すなわち、その人の生活や体質にあった技術や体に向けて調律する効果があるのです。したがって、私の場合、これまでの生活にあったままではちょっと上にはいけないと判断。何しろ、死体からスタートで、練習を止めると一気に体調が急降下していくのです。これではいかんと思い、先々代、王雁の様に、小さくても体力はバッチリあった人の様な、若しくは河南の過酷な気象条件でも元気に暮らす農民の様な、そんな体力を目指してゴリゴリにトレーニングをしていました。だいたい、１時間半有酸素運動をして、更に１時間半太極拳。昨年の９月から１２月は朝と夜。１２月以降は朝のみ。１６年前の３８ｋｇ→１３年前の４５ｋｇ→１０年前からの４８～９ｋｇ。この平均４９ｋｇが現在は５４ｋｇです。とは言え、トレーニングと食事、休息を相当に気を使わないといけないので大変です。一方、養芯会の方ですが、１月の総会、３月の師娘招へいによる特別講習会、朝の魯迅公園「他団体見学」、会公認二人目の目録授与式等、盛りだくさんでした。体制も変わり、上海本部、青島支部、東京支部、近畿支部、名古屋支部といつの間にか５か所に支部が今年から始動となります。更に、５月に予定される呉虹輝老師（私の兄弟子）による「剣・刀・槍の初期技術講習会」、７月の第１０代伝人招へいによる特別講習会と、イベントが盛りだくさんな。Web上では私のブログの他に、養芯会HPユーチューブ上の養芯会チャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UC_pa45i8UAIyk6YKyL1G3kgフェイスブックの養芯会チャンネルhttps://www.facebook.com/taijiyoushinkai/といつの間にか発信媒体も増えました。当「陳氏太極拳と、そんな生活」以外は全て養芯会の管理になります。そもそも、養芯会自体が私が運営する会ではないのです。私や師父・師娘他の先代や兄弟子達が公認する文化団体なのです。数年前に意地で始めたこの体制ですが、気が付いたらここまで育ってくれました。私は伝える人なので、私に技術があるのは当たり前なのです。大事なのは私の学生達、養芯会がどれだけ同じ力を身に着けるかなのですね。今年はどうやら「伝える為の努力」に至りそうな予感！！＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.04.06

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• 太極拳との出会いと。養生・武術の両側面から

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳養芯会の塚本より。さて、長々書いてきた、太極拳との出会いについて。それぞれの人が求める事にこたえるだけのボリュームが太極拳にはあると思います。身体を壊してしまった人、けがが絶えない人、漢方で言う気功を学びたい人、昔の体力を取り戻したい人、体術として自分の動きの可能性を見たい人、武術として戦う力を身に着けたい人、誰かの体調を治す力を身に着けたい人、それぞれの目的に応える事が出来る。そして、それぞれの目的事に学べるレベルは高い。文化としての意味、心を知り、考え、鍛えなければ、武としての技術は最終的には身に付かない。武としての心構え、己自身の力を高める意思が無ければ、養生には辿り着けない。太極拳自体の中で陰と陽の関係が存在します。更に、実生活の中で、太極拳は陰。鍛え育み、安らぎ、護るため。普段の生活・仕事・学業・家事など諸々の営みが陽。極める事は出来ず、奥義と言われるモノは無い。ただ、身に着けた力と技術は日々共に過ごす中で段々とレベルを上げていく。リングに立って華々しい事は苦手だけれど、どんな人に対しても、その人の生活と共に最後まで一緒に過ごせる技術。　　　　手履有拳以上、長くなりましたがまとめてみました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.03.28

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  太極拳との出会い 　武術編　その５

  上海で太極拳を指導する陳氏太極拳養芯会の塚本より。太極拳との出会い、武術編さてさて。やはり、漫画や映画、はたまた、昨今の格闘競技などを見て、「競い合い」のイメージが先行してしまいます。ですが、陳氏太極拳は本来、「ちょっと技の上達を試す程度」以外は、身内でガリガリ練習するのが基本になります。そもそも、目を付いたり、砂投げたり、そばに頼れるものがあれば武器にする、と言うスタイルのはずです。詳しくは割愛しますが、地域性や当時の治安等を考えると、健康の為＋身を護る為の技術なのです。身を護ると言う目的の中では、男も女も、老いも若きも関係ありません。また、皆で鍛えた技術＋各自の特性で何とかしなければならない。ルールを作って強さを徹底的に優劣を競うと、枠外で何とかする技術等が目減りしていきます。競技場での一対一の優劣も一つの強さの現れですが、それだけに目を向けてはいけないのです。鍛錬が日々の暮らしと直結していて、生活文化と共に技術を磨いていくものなのです。ですので、陳家溝の歴史の中で、相当に練習を重ねた人は当然ながら武術の威力で名を成しますし、武術もやっていますが学問に秀でた人は地域行政や農業・商業で活躍します。それらの生活の中に、武があるという事。ですので、歴代の名を成した拳士は全て、以下の様な言葉をなぞるように残しているそうです。「やっとここまで体現できるようになったが、まだまだ練習し発見しなければならない。」 一层動一妙穷以上、長くなりましたが、太極拳・武術的な出会いについて。強いぞ～と優劣を見るのではなく、生活や周囲の文化と共生する為に技術を磨き、何かあった時に揺れる事無く思考し判断し行動出来るように鍛える。「心と体と技術」が隣人と共にあるモノ。らしいです。昨年から師伯と話しているうちに確信に至っています。「陳氏太極拳は単なる武術ではなく、生活であり、文化なんだよ。これを理解しなければ、本当の技術を理解まで至らない。頑張って学ぶんだ塚本！」　　がんばりまーす。もちろん、武力に特化して磨きぬくのもそれぞれの意志であり、一つの姿です。さて、そう言うわけなので、武力として強い人はそれに向けて練習しているので、そりゃあ強いです。例えば私の親戚筋は散打で全国チャンプだったり、大手企業のボディーガードだったり、・・・・・以下自粛。私の場合は養生と言って、健康コントロールの方面を鍛えてきたので、あまり格闘的な事は得意ではないです。知識や技術はありますが、性格的にもあんまり向かないみたい・・・・・とは言え、以下の様な事は出来たりします。陳氏太極拳　春秋大刀・・・・の途中まで。生徒さん達のやる気鼓舞の為に練習後に公園で強行しました。大刀は苦手なのですが・・・・・重さは５ｋｇです。１４年前に２．５ｋｇで挫折しましたが、健康を回復して、やっとここまで出来るようになりました。人間やればできる～・・・・・いえ、たぶん、普通の人ならもっとできます。私は身体が弱い、でもこのくらいまで出来ました。普通の人が練習したら、もっとカッコよく動けると思います。私も頑張るぞー＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.03.20

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• 太極拳との出会い 　武術編その４

  上海で太極拳を指導中。養芯会の塚本より。太極拳との出会い、武術編！！戻ってまいりました。さて、２０年ほど前に連載された漫画を皮切りに、雑誌やらゲームやらポンキッキやら。果てはNHK教育で連続放送されたり、海外体験番組でワザワザ弩級地方の陳家溝へ日本のスターが練習に訪れたりと、その漫画以前以後で全く様相が変わりました。太極拳以外の武術も同様です。同時に、愛好家たちの間から、漫画に描かれていた武術の技術と現実との違いなどについて、疑問や指摘が・・・・・　　いやいや、漫画ですから脚色が・・・・とまあ、小さいながらもムーブメントが生まれ、それぞれの愛好家にそれぞれの物語が始まった。。。。。のですが、ちょうどその頃、この世界を牽引していた日本の先達たちが相次いで亡くなります。それと同じくして、ブームもだんだんと下火になり、月刊誌等も休刊し、テレビでもあまり取り上げられなくなっていきました。・・・・・のですが、現在各所で大手団体の支部や各自が国内外の武術学校や教室を探して独立した教室が日本国内に多々ある模様。小さくても大きくても、腰の強い運営を願っております。・・・・・・さてと陳氏太極拳の場合！！武術としての出会いについても。私が陳氏太極拳を知っていた理由は、同世代の人とほぼ一緒。漫画・拳児に出ていたから。何でも、全ての太極拳の源流で、そもそも陳一族にのみ伝えられた・・・・等のロマン的なところがすごく記憶に残っていて。中国に渡る前に「練習するなら陳氏でしょう！」と勝手に解釈していました。私が赴任する地区が昔から武術が盛んな洛陽、陳家溝から車で当時も２時間ほどの距離の「縁の深い場所」と言うのは全然その頃は気づいてませんでした。・・・・もっとも、練習開始時から長い間、私は養生に特化した指導を受けて、現在もどちらかと言うと、養生の方が得意。格闘的なのは性格的にちょっとね・・・・・ところで、陳氏太極拳が実戦的か？と聞かれると・・・・・・　　どうだろう？と私は答えてしまいます。理由は、練習を相当沢山して、且つ、何度も何度も修正と調整を受けないと身に付きません。それこそ、一日６時間くらいはね・・・・且つ、出来得る限り発育の時期に修業に入っていた方が良い。練習したものがそのまま体になるのと、できている身体を作り変えるのは指導側も練習側も苦労のレベルが違います。また、太極拳の身体が出来ている事を前提に、先輩や師・親戚筋たちから「運が良ければ」バンバン教えてもらえるわけです。１０代の頃に陳家溝に来て師兄弟たちと切磋琢磨し２０数年の楊氏の開祖が世に出てからブッチギリの強さを見せたのはその前提があるのです。スーパーなヨウロゼンさんに気合全開で教わっても、中々同じ力が出せないのであれば、他の武術とハイブリッドしてより使いやすくそれぞれの理念にあった武術を創始するのはそれはそれでアリだと思います。私はその方が実戦力があると思います。陳発家さん曰く　「どの武術も優れている。それぞれがそれぞれの良いところを持っている。　　体現できなければそれは修行者の責任である！！」あいたたたたた・・・・・ですので、武術を目指す人はそれぞれがそれぞれなりに頑張らなければならないという事。ほどほどで、日々の生活と共に。さて、その「陳氏太極拳を武術として、そして日々の生活について」が次回のテーマです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.03.17

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  2017年３月９日１４時２０分　カンスケ確保　武とは！

  武とは！上海で陳氏太極拳を指導する養芯会の塚本より、上海生活の一コマ。日本でも同じでしょう、犬が迷子になったら、見つからない確率の方が高い。野生の帰巣本能を求めても、現代の飼い犬には期待できない。中国の場合、更に、売られる、喰われるの危険性もあるのだ。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊漫画で読んだ知識ですが、中国武術には聴勁と言う技術があって、感覚を磨く技らしい。らしいというのが、そう言う名称では習っていないからです、私。ただし、修業時代には　　全力で感覚を磨け　　耳で背後を知覚しろ等の教育をされていましたし、街灯の無い、暗くて足元が見えない夜もそのまま練習を続けていました。春夏秋冬、季節の移り変わりや厳しさも直撃。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊カンスケ、真っ白な犬なのですが、発見時はモップです。埃だらけ、身体にたくさんの葉っぱやらなにやらついています。その辺の野良犬より汚い？写真に撮っておけばよかったです。どうやら、友達と遊びまくって疲れてしまった後、ゲインの強い橋を壁と認識。帰る事が出来ず、家族の声にも右往左往するしかなかった模様。どっちにしても、分析は後。カンスケを自転車の荷台に乗せ、コンビニに向かってビールを購入。その時に思いつきました。ちょっとお灸をすえないとイカン。簡単にいたずらプランを練って、岳母に電話。いつもは、お母さんと切り出すところをあえて、オバアチャンと呼ぶ「オバアチャン。もう駄目だよ。どんなに探してもオジイチャンが見つからないの。　お腹も減ったし、ほこりまみれ。原っぱで転んだので草やら泥やらでもうたいへん　もう、家に帰るよ。お風呂の準備をしてよ。ご飯が食べたい、お水も飲みたいよ」ちょっと半泣きの声色を使いました。ケケケケケ。カンスケの代わりに話したのだ。　「わかった、早く帰っておいで。ご苦労だったね」・・・・・・・・・・・・・　しめしめ。どうやらうまくいったぞ。５分後、家について、ドアをノック。　「ご苦労だったね・・・・・ああああ！カンスケ、カンスケ、わーん」岳母、泣いちゃいました。ガーッと岳父も出てきて、わーんとなってます。カミサンは過呼吸になって身動きが取れない。・・・・・・・・すいません、やりすぎました。「おまえ、塚本、ホント、すごい、超人だ、お前はエスパー！！」岳父「うぁーん、もう会えないかと思っていたよー。もう二度と勝手に離れちゃだめだよー」岳母「今後は、目を離さない事。遊ぶときはリードをつける！」オレ「もう、そうします。こんな思いは二度としたくない、わーん」岳父「どうよ！これでオレの起こした奇跡は３度め。一度目はカミサンの病気。二度目はお母さんの病気とけが。今回はカンスケ。今後はオレのいう事を聞くように！！」「きくきく、きくとも！！お前は凄い、何者なんだ！！」岳父「俺は陳氏太極拳第１１代デンジン、塚本博信！！いかなる困難にも立ち向かう、武術家さんである！！」これでめでたしめでたし、と、ならなかったのは、この後、私はひどく体調を崩しました。感覚を全力で出していたため、引っ込みがつかない。祝いで白酒を飲むのですが、全く酔わない。夜も眠れないし。その他、おさまりのつかない疲労など。現在４日経過しましたが、ようやく、普通に戻ってきた感じです。師娘に聞いたところ、陳氏太極拳であるレベルまで行くと、各々の特性にあった力が凄く研ぎ澄まされるのだそうです。どうやら、それっぽい。私の感覚ですが、武術と言うのは格闘に強くなる事が目的ではなく、護り切る事、めげない事、前に進む勇気を持ち続ける事、これらを鍛える技術だと信じているのです。今回の事件で、どうやら私は体現できるところまできていると思いました。何度もくじけそうになりました。あーよかった。おしまい。

  2017.03.13

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  ２０１７年３月９日２時２０分。　　武とは何か。

  カンスケ確保。上海で陳氏太極拳を指導する養芯会の師範、塚本より。普通、日本でも犬が迷子になったら見つかる可能性はとても大変でしょう。中国、上海だと、ロスト＝二度と会えない。心臓バクバクなままでも、鋭敏な槍の穂先を・・・・・・・と、振り返ったら。　　　　灰色私もいい加減なオッサンなので目はそれほど良いわけではない（でも１．０です）。。。。。のですが、路の遠くのおばちゃんの横にある　　　　灰色灰色が俺を見ているのを認識。　　　　　かんすけ！！！がーっと、自転車を走らせて灰色の物体＝カンスケの所へ。カンスケは固まている。そりゃ、まさかオレが来るとはです。声はしても、ここは岳父岳母のテリトリーですから。俺を　　きょとんと見ているカンスケに　　勝手に遊びまわった事は怒ってない、お前が見つかって俺は嬉しい。　　　　　さあ、帰ろう！！と言ったら、カンスケ、俺に跳ね回って嬉しい、嬉しいって！！！！俺もね、もう、うれしくてどうしようかと思ったよ。現実には起こりえない事だったのですからね。カンスケ。よかった！！！！　　。。。。。。。なんで見つけられたんだろうか？と言うのはもうどうでもいい。　　いいや、よくねえ！！！！この俺様に、最悪の不安を提供してくれた岳母岳父にちょっとイタズラしないときがおさまらねぇ！！！のでした。続きは、子供っぽい私の行動と岳母岳父のちょっと涙出てしまうアレです。

  2017.03.13

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  カンスケ　ロスト　２０１７年３月８日１０時　　武がすべきこと　その４

  海外でチャレンジを繰りかえす、日本でも頑張る友達がたくさんいる陳氏太極拳養芯会の師範　塚本より。自分以外の絶体絶命との闘いについてです。これまで、自分自身の絶体絶命はこの２０年で７回。初の、自分以外。・・・・・・・違いますね。自分の家族の安らぎ、自分の家族の命を護るため、後付けながら戦う事になってしまった。ジジイながら今黄忠の岳父、やっと病気が治ってリハビリまで回復させた岳母、重度の婦人病を克服したカミサン。全員もう、気力も体力も限界でした。もう、岳父も岳母も、目を合わせず、下を向いて前向きな話をする。もうダメな感じです。オレが何とかしなくちゃいけないし、オレはその力があるはず。五感を最大限に、と言うと、俗っぽいです。ですが、全力で感覚を研ぎ澄ましました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　相手の装備を破るのは至難。　　　相手の経験値は俺よりも上。　　相手の人数は俺の体力（カロリー）を遥かに上回る　　相手の出すカードは不明。瞬殺される可能性もある　　俺の防御力は障子紙レベル。動いて破れないようにするしかない。　　でも、絶対に護る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・身に着けた武の力のうち、危険を察知する力を全開にしているつもり。　　カンスケのイメージ１分ごとに立ち止まって、カンスケのイメージ。　　やばい、だめかもしれない。とくじけそうになりますが、勝てる戦いはこれまでも無かったし、鍛える前提は常に最悪が対象でしたので。。。。。。。。　　待ってろ！カンスケ、もう少しだ！！と己を鼓舞。岳父の家を出る前に、サプリメントを多めに飲んでよかった。何時もより鋭敏な自分。昨日までちょっとした熱で動くのがきつかったのも、これなら大丈夫。分析１、カンスケがいつも岳父達と遊んでいる場所２、カンスケが行った事のある場所３、カンスケが行きたい場所４、カンスケの興味があった場所感覚による行動はダウンジングに任せるのですが、ほぼ、分析の範疇と一緒。捜索範囲を５か所に絞る。各所の主だった守衛、サービスマンに写真を見せる。各人協力体制を約束してくれた。一撃でおれが日本人だと判明していても、思いを組んでくれた。ありがたい。みな、即で「ワンコが行方不明。Weixinで送った画像を見て。」とレシーバーで連絡を取り合ってくれている。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・　相手の装備を破るのは至難。　　　相手の経験値は俺よりも上。　　相手の人数は俺の体力（カロリー）を遥かに上回る　　相手の出すカードは不明。瞬殺される可能性もある　　俺の防御力は障子紙レベル。動いて破れないようにするしかない。　　でも、絶対に護る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺は走る。分析した１～４でも５か所。各所ｈが最後の映像から半径２ｋｍ。多少の起伏と障害物。大丈夫、大丈夫、大丈夫、オレが絶対に助ける。自分とカンスケに言い聞かせるショッピングモール屋台街駐車場子供遊園地バーベキューが出来る公園公園を　　　「かんかーーーん、かんすけさーん。どこですかーーー」と呼びながら耳を澄まし、時には藪を突き進み、人に尋ねるところに岳母から「ごはんにしなさい、帰ってきなさい。あんたまで疲れて倒れたら意味がないよ」岳母　　　　　って、オレが治療して元気になったのに、オレのカンスケの為に寝てないあんたが言うな！　　と思ったのですが「大丈夫。先に食べていてください。お母さんもミンナ、一晩がんばったでしょ。俺は探し始めったばかりだし、元気なので。　　　　吉報を待っていて！！！」でも、全部からぶった。空振り。ダウンジングも失敗。　　　　　　　　神様、オレ、イイやつじゃやん！！お願いします。　　　　　　　　拳士、陳家のデンジン、免許皆伝、文化と心の護り手かんがえるかんがえるかんがえる。犬の体力と行動範囲、目線。。。。。。。よし。判断その５、カンスケの興味のある場所これを徹底的に探す。カンスケ、オレの心を聞け！（オカルト）犬は通常高いアーチを越す行動はしないので省いていた各所。かつ、ひとけも食料も無さそうな拠点に調査開始です。１～４は何かしらでカンスケの口に水・食料が入りやすい場所。犬好きや酔っ払いがワンコに与える不安定ながら生きられる環境です。５は野生が入りかねない。石橋をわたる。ゲインが高く、自転車は担いで登った。登り、降りる感じです。ビジネス用の区画で各２階建ての建物は法人事務所もしくはレッスンスタジオです。路には昼の２時では人もいない。西に向かいながら、　　かんすけー　かんかんーん。どこですかー違う。東だ、東にいこう。東にはいるぞ。グルグル回って、近づいている感じはする。西向きじゃない。東に向いてみよう。

  2017.03.12

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  カンスケ　ロスト　２０１７年３月８日１０時　　武がすべきこと　その３

  上海で太極拳を指導する養芯会、太極拳の塚本より中国生活レポートです。トイレでにゃおって、水筒を持って階下に降りるとカミサンがレンタサイクルの前で「もにここにおいたらもにもだれでもにもに」と何か言っていたけど、言語として認識できず。チャリンコにのって、近所の金物屋に直行。１Ｍの針金を購入。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。小さく、力も、心の圧力も弱い、いわゆるモブなので。鍛える時の心持は、相手の方が、俺よりも強い。　　相手の装備を破るのは至難。　　　相手の経験値は俺よりも上。　　相手の人数は俺の体力（カロリー）を遥かに上回る　　相手の出すカードは不明。瞬殺される可能性もある　　俺の防御力は障子紙レベル。動いて破れないようにするしかない。　　でも、絶対に護る私の場合、試会って優劣ではないのです。試合った後に、生き延びるための足りない所を模索するくらいな余裕のなさ。地面にべったりキスをしたり、ぼっきり折れちゃったり骨は当たり前に生きてきました。それを負けとは思わない。俺はこれで１６年、拳を磨いたのです。ぶち倒す力はホントに無い。護るために磨いたのです。俺の事なんかどうでもいい。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。買った針金を半分に切り、余分な分もさらに切り、いわゆる　　　ダウンジングの形にする。落ち着け、オレ、カンスケは無事だ。生きてる。喰われてない。、、、、でまずはカンスケを最後に認識できた場所へ移動して触覚トレース開始。オカルトを信じているわけではない。信じているのは俺の力。不安だけれど、護るためには全部さらけ出すしかない。ここでは犬を喰う奴らがいる。と言うか、元々食いものだったらしいし。でも俺の家族なので、そうはいかないのだ。落ち着け、落ち着け、落ち着け　　　　オレ　　　　　　　　　　カンスケとの記憶、カンスケのビジョンと言うのを１～５分間隔で探り、東側を中心に探りながら動く。犬が行きそうな場所、目と肌感覚でさっちしたら、呼びながらそこに行く。知覚に守衛さんがいたらためらう事無く　　　　この犬、みませんでしたか？と聞く・・・・・・・・・・・今思えば、この時点で俺の　発音イントネーション　は日本人系になっていたと思う。でも、中国でも下っ端、いわゆる「反日属性」の守衛さん達は全力で俺を支持してくれていた（詳しくは省きますが、目撃・ありがとう～～）カンスケロストから、半径２ｋｍの半円東側を捜索。「かんすけ～」「カンカンさ～ん」呼びながら、近くのそこにしばらくいた人に尋ねて、更に呼ぶ。現時点で１時間経過。カンスケ、もうカンスケではないのか？それとも、もう肉になっちゃった？と、言う弱音を、最悪な恐怖感を独り言で追い出しながら。ひたすら探す。　　俺は決めている、絶対に救い出す。と、心の調整を何度した事か。　　神様、、助けて。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・弱気な心。　　すまん、カンスケ。こないだ、おまえが横のワンコとおしゃべりしたい時　　歩いている時におしっこしたい時、全部だめ！にしたのはおじいちゃんと　　おばあちゃんの約束の時間があったからなんだよ。　　みんなで食べるラーメンの調理方法、お前の分もちゃんとあったの。　　食べたでしょ。　　今日の分も同じで、お前様のもあるの。みんなで食べようよ！・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・絶対探し出す。これが諦めるくらいなら、俺は武人ではない。無様は問題ない、みっともないもＯＫ。俺は武人なので、意地でも護る。誰かより強いなんて、どうでもいい。武の神様、俺に力を。　　武は護る力俺は武人、陳家の拳士、やまとおのこである。

  2017.03.12

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  カンスケ　ロスト　２０１７年３月８日１０時　　武がすべきこと　その２

  上海で陳氏太極拳を指導する、養芯会の塚本より。中国生活のトラブルレポート。。。。。。。カンスケ　失踪。岳父、岳母、失踪と認識してからパニックになるのをこらえつつ、探し回って１０時間程。その後、カミサンが合流して夜の２時までみんなで探したそうです。朝も、６時くらいから探し回って。だったら、リードで抑えておけよ！と、問題解決の前に怒鳴り散らすほど、私は小物ではない。前日まで熱で寝込んでいた上に、ショックで相当な眩暈を覚えていましたが、　　　拳士の能力がググッと覚醒し始めるのを感じました。・・・・・・・・うそです。ですが、今ふりかえってみると、覚醒が始まっていたのだと確信します。「オレ、行ってきます」オレ「もうあきらめよう」岳父「その言葉もやめましょう。ホントの気持ちで動くのが正しい」「うっ」岳父「見つけられる？」岳母「とりあえず、探しに行きます。」岳父岳母とラーメンパーティーの為の荷物を置き、着こんでいたジャケットと帽子を取って、極力の軽装な服装に。「まだ寒いから、コートは着ていきなさい。帽子も」岳母「感覚鈍るから。俺の事はいいから休んで」オレ外に出る。日の当たるところは、春の兆しです。風は冷たいけど、いける。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・私の練習はいつもこんな感じ。　　相手の方が、俺よりも強い。　　相手の装備を破るのは至難。　　　相手の経験値は俺よりも上。　　相手の人数は俺の体力（カロリー）を遥かに上回る　　相手の出すカードは不明。瞬殺される可能性もある　　俺の防御力は障子紙レベル。動いて破れないようにするしかない。　　でも、絶対に護る・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・向こうから、カミサンが来る。数秒後、来た。レンタルサイクルに乗っています。来ると思った方向から来た。「だめ。いない、全部探した。やっぱりいない。犬買いに拉致された可能性が高い。警察に行って市街監視カメラを見せてもらおう」カミサン岳父も、探す途中で「３匹を確保した。さて次はどうしようか・・・・・」と言う二人連れの会話を耳にし、まさか？と感じていたことを話していた。　　犬買いに確保された可能性が一番高いどっちにしても、すべての可能性を当たるのが正しい。だって、俺の家族だもん。その地区を管轄する派出所へ行き、事情を説明。　　　　いぬごときで？ではないのであります。と言う事を警察関係者も納得しています。はぐれた起点の公園、その公園の出口付近のカメラ、通りのカメラ各所から場所と時間を限定して確認開始です。・・・・・・あっ！という間に、超たのしそうなカンスケの姿が。迷っていたり追われているのではなく、どこかに向かっているカンスケです。「カンスケが、わんわん言うのでリードを離した」岳父と言うのと合致します。しばらくは岳父達、じいさんばあさんのダンス集団のそばにいて、落ち着いてから自分の「ダンスのばしょ」へ移動した・・・・・・・・・・・・？いずれにしても、目的があって動いた可能性が出て来た。１、いつも遊んでいる場所（これは家人が確認済み）２、いつも遊んでいる友達のところ（不定期）３、以前遊んだ場所４、いつも遊んでいる場所の近くで興味があったっ場所３・４の可能性と犬買いに連れ去られた可能性の３つで動く事を決心しました。が、カミサンには言わない。なぜか、自分でしか動けないし、わからないと思ったので、説明したくなかったのです。警察の地域担当者は映像を見て、「あっちの方に向かったのなら、商業ビルの管理会社が地区監視カメラを備えている。そこで同行を見ることが出来るよ」と教えてくれました。私とカミサンはカンスケが向かった商業施設・日本で言うショッピングモールへ向かいました。カミサンは急いで監視カメラセンターを探したい。俺はもう、近辺をくまなく・・・・・で、意見が分かれた。でも、先ずはカミサンの意見を尊重したのですが、今度は監視カメラセンターの所在地が勤務者の誰に聞いてもわからない。　　　犬のおまわりさん！！！前日から一睡もしていなカミサンはここでギブアップ。　「とりあえず、お母さんのところに行って休憩をとる。あんた、レンタル自転車このまま使って」と、こういう事になった。ショッピングモールから、岳父のアパートまで歩いて５分。けっこうな一等地なのです。私は、口をゆすぎ、トイレに入り、水を飲み、水筒を準備して出撃。　　相手の方が、俺よりも強い。　　相手の装備を破るのは至難。　　　相手の経験値は俺よりも上。　　相手の人数は俺の体力（カロリー）を遥かに上回る　　相手の出すカードは不明。瞬殺される可能性もある　　俺の防御力は障子紙レベル。動いて破れないようにするしかない。普段、全力で鍛えているはずの心のありようが凄く高まっているのをこの時に感じてました。何とかしなくちゃいけない。護らくちゃいけない。家族全部を。ぶちのめす力ではない、護る力。自分の手からコボレテしまった宝を、失ってしまった宝を呼び戻すための。俺の拳が、護り育む為に生まれた力ならば、いまこそその力が発動する時だと決意なのでした。打ち倒す力、己の強さを誇示するのが武ではない。護り育む力。覚悟。神様、カンスケと岳父岳母をもう一度会わせてください。ほんのすこしのうれしさを取らないでください。

  2017.03.11

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  カンスケ　ロスト　２０１７年３月８日１０時　　武がすべきこと

  上海で陳氏太極拳を指導する、養芯会の塚本より。中国生活のトラブルレポート。。。。。。。カンスケ　失踪。疾走だったらかっこいいのですが、失踪です。岳母の、「カンスケが一晩いない」を聞いて、岳父の家に走っていきました。「どういう事？何が起きたの？」オレ「カンスケが昨日の朝から帰ってこない」岳母「って、散歩して連れて帰るでしょ、普通」オレ「カンスケはきっと優しい人に連れて行ってもらったんだよ」岳父　　　　いみわかんない話を整理して聞くと、前日の８日に岳父がいつもの散歩にカンスケを連れて行き、老人ダンスサークルでダンスを踊っている時に、カンスケがいなくなった。何時も、しばらくすると帰ってくるので、そのままにしていた。・・・・・・・・・・・・・・・・が、昼になっても帰ってこないので、心配して夕方まで探した。夜、カミサン（私の）が実家に戻り事態の確認。大慌てでこれまでの散歩コース全てを声を張り上げて一晩探索。今朝からまた探し、先ほどカミサンは再度探しに出たとのこと。「カンスケはもう、誰か犬好きの人と暮らしているんだよ」岳父なら、あんたが用意している犬皿の乾いちゃった御馳走は何なの！！　　　と言う突っ込みも、責任の所在も、おれは時間が惜しかった。「ンな事は聞きたくない、もうアンタラは休んでいてください。俺が探しに行く」オレ「塚本、無駄な事はやめろ。散々探したんだよぅぅぅうｘ」「俺はまだ探していない！　いいから、休んでいてください。できる事を動ける奴がする。それだけ！！」岳母の話だと、岳父は昨晩の１２時を過ぎても、走り回ってカンスケを探し、帰って来た時には膝ががくがくで歩くのも精一杯だったそうです。夜も眠れず「ごはんたべたかな？」「のどかわいてないかな？」と・・・・・・・・夫婦でもう、大変な心持。だったら、リードつけとけ！俺をさくっと呼べ！！と吼えたかったのですが、俺は族長なので、ぐっとこらえた。探偵小説をたくさん読んでいる俺様は、　　　大丈夫、大丈夫だと気持ちを奮い立たせる。中国では、５分目を離せば、大急ぎで探さなければならない。３０分を超えればロスト。　　ロスト消失です。再度の発見は極めて難しい。　　　極めて難しいです。理由は１、迷い犬への良心のある人はどれだけいるのか２、迷っていなくても、捕獲しての転売はありうる（人間でもあるのです）３、美しく気立てのよさそうな犬ならば、転売若しくはそのまま飼われる可能性４、還してあげるからお金頂戴のマイルド誘拐５、犬食文化へ直行６、餓死日本の保健所制度であれば、保健所に情報の網はっておけば、引っかかる可能性はある。でも、中国では１～５です。眩暈がしました。散々、遊んでいる時のリードは絶対！と言っていたのが・・・・・　　　大丈夫大丈夫！でこのていたらく。当年とって７２歳。苦学して大学を卒業し陸上の選手で軍の高級士官であった岳父。国営企業の会計主任だった岳母。一方、起業したが金持ちにはなっていない私。忠告を当時聞かなかった事を攻めるのは野暮です。が・・・・・・・「全部、俺のせい。お前の言う事を聞いておけば・・・・・」岳父「もういいから。後は俺の事。俺が動くから、とりあえず休んでてください」オレそうなのです。これは、俺の事。家族を護るのはオレ。塚本一族の事。俺が護らないといけない。岳父岳母、カミサン、カンスケ、護るのは心。存在と納得。意地でも見つけ出す。救い出す。とはいえ、得心の半分です。もしかしたらと言う不安とのせめぎあいです。何時もの、あまりにも弱い俺の練習の日々と同じ事を、俺はなぞりながら、俺は家族を護る事を模索したのでした。つづく

  2017.03.11

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  カンスケ　ロスト　２０１７年３月８日１０時　　武に何ができるか？

  上海で太極拳を指導する、陳氏太極拳デンジン　塚本より、中国生活レポート３月９日、朝。早朝は前日まで続いた発熱も収まり、ゆるゆると部屋の掃除と洗濯を終わらせて、近所の「河南牛肉湯」のお店に電話して「４人前よろしく～」「あいよぉ～」とまあ、あつあつのスープを冷ましておいてもらう注文だけして、いろいろ準備。牛肉湯と言うのは牛骨や牛肉で煮出したスープ。私がひいきにしている店は河南のホテルでコック長だった人が独立し何故か日本で言う気軽な食堂をオープンしたお店なのです。その分、本場より実際うまいぞー。その他お惣菜をリュックサックに詰め、自転車で２ｌのペットボトルに牛肉湯を回収し、岳父岳母の家に向かった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・岳母の事去年（２０１５に発症。私による治療開始が２０１５秋）、股関節炎だけの状態を、２０１６年の春に家人が「気分転換（おれは反対した）」の為にドライブに連れだして翌日に脊髄の一つが損傷。追い打ちを掛けるように２か月後、胆嚢炎を併発。そこまで、私が太極拳の調律作用で歩ける、運動できるまで回復していたのが。。。。。。平たく言って、親族が「覚悟」した状態になったのです。。。。。。が、私はあきらめてなかった。手術を勧める人もいたが、岳母の意思を尊重し、食事療法と「私の得意範疇ではない外気功」で持ってちょっとずつちょっとずつ治し、約１０か月後の現在。。。。岳母は杖を必要とするが毎日ジムに通い、プールで鍛錬中。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・の、岳母は河南出身。さすがに故郷に帰って郷土料理を食べるだけの余裕はないし、その苦労は俺がする！とまあ、そんな事を岳父（岳母の旦那さん）とうちあわせして、その日３月９日は皆で麺を打って　　純正　牛肉hui（火編に会）麺のパーティー！！の段取りだったのです。１０時半、そろそろ岳父の家に着くころ、メッセージが入りました。「いま、カンスケを探しています」この時点で私はまったく事態を飲み込めていない。巨漢で大食いな岳父の分全く不釣り合いな虚弱岳母への献立（夕食と翌日を含む）偏食なカミサン（別居中）向けの別途具材の準備カンスケ（犬　私にとってはホントに家族なのです）専用の麺と具材この辺の段取りをしていました。岳父のマンション大手門について、「へいへい、父ちゃん。麺の準備はどお？それから、カンスケを探してるって何のこと？」電話に出たのは岳母。「昨日一晩探したけど、カンスケ、帰ってこないの　ぅぅぅぅぅ」一瞬、眼前の光景がゆがむというか、ぶれました。つづく。武とはなにか。何故、武は生まれたのか。それから数時間、私は直面することになった。

  2017.03.11

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• 太極拳との出会い 　武術編　その３

  上海で陳氏太極拳を指導する養芯会の塚本より。太極拳との出会い　武術編。さて、松田氏・「謎の拳法を求めて」「拳児」、これともう一つの流れについて。そもそも、太極拳が伝わったのは意外と早く、松田氏が様々な日本・中国の各種武術を学び、体験し、関係を作っていった頃・・・・・大きな団体は様々な関係や資金力で台湾・中国の武術団体や政府系の体育事業等と確実なコネクションを作っていった時代です。と、軽く書いていますが、当時は日中国交正常化前。武術の研究どころか、飛行機の予約どころか、渡航の為の航路の確認どころか、ビザの問題どころか・・・・・・また、「言語の違い」「地方毎の方言と表現の違い」「あまりにも少ない情報」「限られていて、現地での再調達が非常に難しい資金」「中国国内での移動において、相当に厳しい規制と管理」全く現在の状況とは異なります。言い方悪いですが、潜水服を来て、限られた酸素量で海底探検に一人で潜る様なものです。簡単な地図だけ持って。しかも、個人で。何らかの政府調査団ではなく。かなりの裏技を使ったと思いますので、当然、海外傷害保険とかは効かないでしょう。いや、保険と言うよりも保障自体が無い。紹介状を持って動いても、現地に行くまでそこに目指す人がいるかどうかの保証もない。当時は電話自体が一般ではないのです。なんでこれを知っているかと言うと、私が中国を訪ねたのが１９９４年。留学開始が１９９５年。この当時は国際電話を掛ける為に、有名ホテルのロビーまで自転車で３０分かけて行ってました。電話線を引く工事より、公衆電話・若しくは電話コーナーを利用する方が楽なので、日本と同時期にポケベルが浸透しつつありました。都市をまたぐ長距離の移動には身分証明書の提示が必要です。公共の交通機関の場合。。。。この地域ごとの壁は当然ながら武術界ではより強くあったと推察できます。それを外国人の松田氏が、まさに道なき道を切り開いて訪ね歩いたのですね。中国武術の成り立ちを考えれば、そもそも、試合用に作られてものではないので近代格闘技と対抗した場合、どうかなあ・・・・といつも思います。近代格闘技は各ルールにのっとって長い歴史を持って技術を磨き上げてきていますから。一方、中国武術・伝統武術の場合、生活や環境の変化の中で生き続けてきたので、それを修業してきた松田氏は荒野を進むにあたって疑問や恐れが少なかったのだと思います。探求や冒険も修業の一つの様に。彼のおかげで、様々な中国武術が日本に紹介され、同時に中国国内でも再度中国伝統武術に目が向けられるようになった模様。だいたい、真意六合拳やら八極拳等、当時の中国ではドマイナー（ごめんなさい）な武術について、詳しく発表した事がつい最近（２０１６年）の映画「グランドマスター（原題：一代宗師）」でも顕著です。八卦掌に八極拳、詠春拳が取り上げられていますし、当時の各代表拳士がモチーフになっていますが、まんま「拳児」に描かれていた事を他の記録と共に掘り起こして物語を作ったのだと解ります。（そもそも、２０１７年現在、中国の若者で武術などが好きな人は中国武術よりもキックボクシング・テコンドー・総合格闘技です。）長くなり、脱線もしましたが、香港映画の笑拳・猿拳・蛇拳・酔拳・蛇鶴八拳ではなく、中国でも日本でもメジャーだったのは少林拳（実際には少林武術の総称）だったのが、その他たくさんの武術があり、歴史がある事を命がけで、人生かけて伝えてくれたのが松田氏だったという事。現在、その流れの中で、「健康体操ではなく、武術としての太極拳を・・・」と言う種を撒いたのだと思います。私の場合は病気だったので武術よりも健康面からスタートでした。その分、中国国内や日本の愛好家さん達、私の生徒さん達の中で武を目指す人の心のありようが第三者として感じられるのかもしれないです。松田氏の著作を読んでいなければ、陳氏太極拳自体を知らなかったはずです。さて。当然、ゲームやら、他紙の漫画、武術を紹介する教則本やら、拳児が恐らく引き金になったであろう中国武術雑誌の月刊化やら。。。。　しかし、圧倒的に中国武術にあこがれる人に支持を・若しくは注目されたのは松田氏の紹介であったと思います。彼の発信する言葉や情報には文化があふれていました。物語があったのですね。それが、その後の「探求する人達」の灯台になったと私は感じています。続きます。、、、、と、ちょっと休憩を入れます。２０１７年３月８日、私にとって大事件が起きたので、それを自戒を込めて書いていきます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.03.10

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  太極拳との出会い 　武術編

  上海で太極拳を指導する陳氏太極拳養芯会の塚本より武術としての太極拳との出会いについて。色々なきっかけがあると思います。中国で少林寺が突然、メジャーになった様に「物語」が人を引き付けるのでしょう。私の世代では、漫画「拳児」で中国武術に多くの若者が興味を持ち、それがゲームになって世界発信されたり・・・・と何しろ一つのうねりになりました。物語は結構エリートな少年が、自分がどうしても興味が尽きない文化と祖父の足跡を求めて旅に出る冒険譚です。題材から考えれば、バトル漫画になり兼ねません。ですが、物語はマルコポーロの冒険の様な、異国を一人さすらう少年のお話でした。そういう物語がリアリズムを持っていたのでしょう。さて、物語の当時は外国人にとって訪中は便利とはとても言えない時代です。携帯もなく、インターネットもない。国際電話を掛けるのも一苦労の時代。中国国内を移動するのも中国人さえ様々な手続きを必要とした頃です。ところで、この拳児には原作があります。「謎の拳法を求めて」松田氏の日本や中国の武術との出会いや実体験をつづった非常に面白く、文化の記録としても価値のある一冊です。内容はうろ覚えですが。。。。。。いずれにしても、拳児が描かれた１９９０年代前後ではなく、それよりもずっと前。日中国交化正常前に松田氏は中国武術・文化に単独で挑んだのです。この難易度については次回。ですが、彼が描いた拳児のリアリズムと熱が、次の世代に受け継がれて今日があります。また、彼の努力は中国武術会にも少なからず影響を与えていました。続く。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.02.28

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  太極拳との出会い 　武術編

  上海で太極拳を指導する、養芯会の塚本より。やっと、武術を目指した人が太極拳にたどり着くお話。それと、武術的側面のお話。陳氏太極拳と言うと、中国武術に興味のある人の多くが、「より実戦的な！」「バンバンと技を出す！」と言うイメージになると思います。・・・・が、私はバンバンと技を出さないし、他の太極拳の方が現代では「実戦的」だと思ってます。私自身が養生に特化した修練を積んでいるので、格闘的な事はあまり得意ではない。技術は持っていても、メンタルの面で肘が胸にめり込んだりと言うのは誇らしくないというか、ビビってしまいます。赤城忠治（夕焼け番長）・大門豊（電人ザボーガー）にあこがれたのは小さなバイキングや一休さんよりの思考スタイルだったからだと思います。どうでもいいですね、そんなことは。いや、でも、憧れや適性は大事だと思います。さてと、私と太極拳の出会いはズバリ言ってサントリーのウーロン茶。CMです。その後は・・・・・・サッパリ覚えていませんが、興味の欠片もわかなかったです。途中で、押推・空手部と言う漫画でチラッと出てきていましたが、あまり興味もわかず・・・・・だったのですが、そんな頃、漫画拳児が　雑誌デビューしました。ここで、陳氏太極拳にスポットが当てられて、私の世代の人のマンガ好きは名前くらいは聞いた事があると思います。主人公の使う拳法は八極拳と言う流派です。あまり書くとネタバレになってしまいます。ざっくり言うと、彼は拳法を通して、様々な出会いと経験を積んでいくのです。私はどちらかと言うと、その冒険譚にグッときました。当時は空手をやっていたので、中国拳法ねぇ・・・・と言うイメージです。自分が好きで練習している技術が一番大事ですから。とまあ、少し年上の人だと、ブルースリー、ジャッキーチェン、リーリンジェ、彼らの映画に影響を受けたり。。。。。と色々だったと思います。中国武術と言われても、上記の映画で出てくるヒーローの演じる姿しか思い浮かばず、前後の歴史的な物語に思い及ばなかったのが、私の世代ではいきなり、漫画で知ることが出来ました。原作者は松田隆智。「謎の拳法を求めて」がこの漫画の原作になります。もし、松田氏が冒険の日々を選ばなければ、日本では中国伝統武術の世界はまだまだ遠い世界だったでしょう。中国国内でも、再発見の道のりは遠かったと思います。ちなみに、刑事物語シリーズ、漫画男組等の武術監修もされています。松田氏について、私は偉大な事をした文化の偉人と信じています。続きます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.02.28

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  中国上海で、そんな生活

  上海で陳氏太極拳を指導中、養芯会の塚本より。次回は武術的側面の太極拳について、また練習の時の心のありよう、あるべき姿、歴史的背景等を書いていきたいと思います。そもそも、先行して練習している愛好家さん達の方が私よりよっぽど「実戦」や「威力」を求めているので、私は伝人として意義について補完していくのが趣旨になります。が、カタい内容が続いて、何だか疲れて来たのでちょっと楽ちんな事を書いてみたく思います。現在、日中関係こんななっちゃってます。実際、暮らしているとあんまり仲が悪くなったりはしないのですが。。。。。数年前から相当に凄い雰囲気で、かつては集団ヒーローものでは大体中国のキャラクターが主要なポジションにいて、「聡明かつ洗練された」実力者として登場したものです。さきがけおとこじゅく　とか、　どらごんしりゅう　とか。現在はマイナスイメージが先行しています。WTO加盟の数年前からコストダウンを目指す世界中の企業、特に日系企業がガンガン入ってきて、その技術移管（ただです！）や設備投資（ほとんど提供！！）などで日本や世界の市場を濡れてで掴むかの如く、外貨を吸収し、それを国内外の金融投資に充てて瞬く間に世界の経済強国になりました。今の上海は鉄腕アトムで描かれた未来の都市の様な見た目です。私は完全に取り残された、時代遅れな男になっちゃいましたが。一方で、急激な成長に国の基になる教育・環境・ソフト等の整備が遅れたため、様々な矛盾の中で暮らしています。金は金融上はジャブジャブにありますが、金融の魔法が解けた時。。。。。と言う状況。それより深刻なのが、空気・水・土壌などの安全性です。建築基準やら各インフラの整備問題以前に深刻です。この辺は日本のニュースそのまんまと思ってOKだと思います。・・・・・しかし、中国人はタクマシイ、と言うより、なかなかのんびりしていて、日々の暮らしを全力で楽しんでいます。１０年前に比べて上海の食のレベルは落ちていると私は感じます。流通も整い、商品はあふれていますが、やはり食について土壌の質が落ちれば食肉や卵等にも影響は出ます。調味料で何とかなると言うものではないですし。コストや効率を狙っているレストランや高級だけど実際には・・・・と言うお店が増えたのは事実と感じます。味を守り続けるお店もあります。その分、田舎で重化学工場が隣接していない地区のとれたて野菜や卵は抜群に美味しいです。私は２００１年に洛陽で仕事をはじめ、２００４年まで洛陽と上海の仕事をかけ持って、それ以降は上海を拠点に拳の修業と仕事の日々でした。あんまり遊んだ記憶がない、と言うより、洛陽での日々の暮らしの方が私の心に残っていると今も思います。上海はどうしても仕事でいるという感じ。洛陽や陳家溝は「中国で暮らしている」と言う事を日々実感していました。暮らしている時は更に　なんて不便なんだろう！！でしたが。上海に来て、どらごんしりゅう　や　げっこう（おとこじゅくの）とかには出会いませんでしたが、洛陽や陳家溝にはそう言う感じの人達がまだいて、すごく楽しかったです。そう言う人はやっぱり誰からも尊敬されます。あ、お金重視の人とはあまり仲良くなっていませんが。ひどい目にもあいましたが、それはそれでネタになったので楽しい思い出です。もし私の中国での暮らしが今の上海で始まっていたら、太極拳をここまで身に着ける事は不可能だと断言できます。やはり、伝統文化は暮らしの中に息づいていて、他の様々な事象と関わって歴史を紡いできたと実感しなければ身に付かないし、「伝えるまでの力」が身に付かないと・・・・私の趣味が料理なので、ジワジワ河南の郷土料理や各家庭の家庭料理の技術を身に着けています。そういうのも意外と気が付く何かがあったりして。どちらにしても、現在の心境は１０月の受験生。頑張らないと試験に間に合わない、そんな心持です。以上！

  2017.02.20

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  春節、洛陽入り

  上海で太極拳を指導する養芯会、塚本より。しばらく筆が止まっていた理由ですが、春節に入る前に、師父から「春節は長く滞在できないから、今すぐ来なさい！」と指示を受け、１０連休が急きょ３連休になり、洛陽へ太極拳に関わる事で出張していたからです。春節明けの練習会も師範代に任せ、疲れた身体のまま洛陽に到着したのが３１日。武術館と空港がバスで１０分弱なのはありがたいですが。。。。。ついて直ぐに動作の確認と次の内容の伝承。新しい伝承内容が濃い上に、難易度が格段に高く参りました。今までの洛陽へ春節帰省を拒んできたのは以下が理由です。寒い、人が多い、チケットがとりにくいし高い、めんどくさい。しかし、私自身のタイムリミットや当日は師娘をはじめ、数名の兄弟子がいる可能性などを考えました。師父一人から習うだけでなく、師娘や兄弟子達からのアプローチなどで理解も深まるし、解説もしてくれます。一人で、教則本や資料を読んで習得できるのは概ね表面上の動作だけ。それは他の習い事と一緒です。忘れてしまった技術や新しい技術、器術の動作確認などを学ぶチャンスです。もちろん、教えてもらったその場でできるようにはなりません。それから練習を重ねていかんと身体にしみこみません。日本人の愛好家さんや競技選手の皆さんは、すごくまじめだと私は感じます。私はどちらかと言えば、緩い方だと思います。わざわざ、留学に来て地方の超不便な地域で授業を受け、技術を習得して帰る。ほんと頭が下がります。諸先輩の努力で日本の各地に沢山の教室が生まれたのだと思います。私の場合はかなり強運で最初からデンジンによる直接指導でした。一つの技術を徹底的に練習したらそれで終了にはならないと、初期段階から言われていました。また、師父や兄弟子だけでなく、様々な人の「ステージの違う技術」を見て、体感してきたので、「この技術が次につながるんだな」と思いながら１５年やってきました。職種もそれに合わせていたし、環境も作る事が出来たし。そもそも、伝統技芸の世界は、一発伝承はないでんしょう。・・・・・・・（兄弟子の家で炊飯器を使った男流火鍋）それはどの国の伝統技芸も一緒だと思います。学校教育は伝統技芸や民間での学術を体系化し、伝承システムを作りました。しかし、それはシステム側のカリキュラムに学ぶ側は従うしかなく、同時に先生側も技術や知識を伝える為にはシステム上の決め事と時間等からはみ出るわけには行きません。従って、突出した技術を教える事は難しく、学ぶ側も落ちこぼれる可能性もある。伝統技芸の伝承は学ぶ側の姿勢（練習の度合いや師に対する態度や人格）に合わせ、ハンドメイドです。学ぶ側の姿勢や縁によって、上達・習得・伝承内容のステージが変わります。若しくは、進む道や習熟する得意項目にも差が顕在化します。先ずありきは、師・先達に対する尊敬の念と、技術に対する真摯な心です。（大刀、またの名を青龍円月刀若しくは春秋大刀、１１ｋｇ、７ｋｇ、３．５ｋｇ、２ｋｇを倉庫から回収。この技術の確認に来たのです。現在は木の柄とジュラルミン等の刃による模擬刀が普及しています。うちは、ステンレス、鋼、高炭素鋼です。次回、映像を出します。）良く、太極拳は奥深いと言う言葉を耳に（目に）してきましたが、何をもって奥深いとするのか。この辺を突き詰めて学んでいくともっと面白いと思います。何しろ日本人はコダワル。こだわって学ぶのであれば、長く学び続けられる伝統文化・芸術は日本人に合っていると思います。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.02.12

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• 太極拳との出会い 　健康編

  太極拳を上海で指導している養芯会の塚本より。先日に引き続き、太極拳との「出会う」事について。そもそも、気の運用とかオカルトに発想してしまう理由は　　摩訶不思議が先行しているからだと思います。奇術（手品）やら気功でぶっ飛ばすとかのショー的なアレ。あと、摩訶不思議な治療とかです。ですが、気だのと言うのは生物が普通に持っているものであって、何か特別な能力者がどうしたというものではないのです。昔の中国人はこのへんに気が付いて、「気をコントロールするといいんじゃないだろうか？」と考えて養生方法を色々発見していったのです。一番メジャーなのが「黄帝内経」　次がこれを基にした太極拳太極拳での内力操作については割愛します。これは直接指導するものですから。「手をこう伸ばして、足をこう延ばして、そうすると気が通ります！！」間違ってはいないです。ですが、そんなことしなくても、他のやり方でも同様の効果はあるのです。日本人にとって最もポピュラーなのはラジオ体操。アレをゆっくりやれば同様、若しくは一般の太極拳以上の効果があると私は感じています。太極拳側の私がこんな発言は問題かもしれません。ただし、ラジオ体操第一を二十四式太極拳と同じ速度でするには気力が掛かりすぎます。脱線しました。生物であれば持っている内力とか気と言う力。運動して正しい休息をとっていれば鍛えていける力をコントロールして健康になるには。コントロールする方法。太極拳で最重要なのは気のコントロールではないという事。何が最重要か。ながながと書きましたが、最重要なのは「意志の力」です。修業開始後、はじめに注意されるのが「意念」意思に念じると書きますが、中国語で念とは「声に出して読む」を意味します。すなわち、自分の意志を言葉に変換し、体全体に言い聞かせる、と言う事。これからこうしよう、この場所へ行こう、こういうおもちゃを買おう、こんな仕事の結果を出そう。イメージを具現化するのは日々の生活には欠かせません。太極拳では、無念無想で身体を動かすのではなく、イメージされた姿に向かって全身をコントロールするのです。全身をイメージ通りにコントロールするには、ある程度の「遅い」動きでなければ成立しません。また、高度な要求であるほど、動作開始前に「思考」を沢山巡らせなければならない。正しい意思に向かって力が進んでいく。正しい意思と姿が調和する。そこで調律が生まれる。意思の力を鍛える、そしてイメージを具現化する。イメージを具現化する為の流れが気と考えてOKと。したがって、はじめに気ではなく、意思なのです。病気を治したり、身体を鍛えたりもすべて、意思からスタート。次回は武術的アプローチを書きますが、その前段階として。河南省温県の空白地帯に陳家は強制移住させられて歴史がスタートしました。初代が風水に従い、溝のある場所に居を移し、現在に至ります。そもそも、移住（移民）させられた場所です。決して穏やかな気候で暮らしやすい土地ではないのです。夏は４０度を超え、冬は黄河のほとりである為マイナス気温が続きます。その上、黄河からの冷たい風が村全体を包み込むようです。そんなところで「宇宙の神秘」とか言っている場合ではないです。まずは身体を鍛え、健康な状態で自然と共に暮らす自分をコントロールせねばならなかったのです。自分の健康をコントロールし、季節の移り変わりを見極める。そんな毎日からだんだんと「コトワリ」について思索する余裕が出てきます。すなわち、身体が出来てきて初めてなのです。もし、健康を求めて練習するのであれば、そういった厳しさに目を向けると効果が断然違うはずです。陳氏太極拳の場合、養生であっても「戦っている気持ち」が少しでもあると体内コントロールが上手に働いて、調律が導かれるようになっています。・・・・・・説明、長かった。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.01.23

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• 太極拳との出会い　つづき

  太極拳を上海で指導している養芯会の塚本より。先日に引き続き、太極拳との「出会う」事について。今回も健康アプローチの方面から。先日の記載で、「気の運用が最重要ではない」と書きました。宇宙の法則と連動して云々とか、そういう事は太極拳の最重要目標ではないのです。気と言うのは誰もが、生物であれば有するもので、何らかの鍛錬をしていれば、加えて正常な生活をしていけば増加するものです。確かに、太極拳は積極的に「内力」と言うのをコントロールできるように練習します。しかし、それでも、気の運用と言うのを最終目的にするのは違う。　　　　上善如水正しい形、正しい身体操作であれば、体内の力は勝手にあるべき状態へと動いていきます。スポーツ、舞踊、武術。優れたパフォーマンスには必ず美しさが伴います。美しい形、あるべき動作。これさえしていれば、内力操作につながるのです。正しい動作・姿勢であって初めて本来のパフォーマンスが発揮されるのは、料理や音曲なども同様と思います。いびつであれば自ずと破城を来たします。もっとぶち上げると、別に太極拳を学ばなくても、正しい姿勢・正しい動作を心掛けて生活・鍛錬すれば内力操作にはつながるという事。では、なぜ太極拳は「内力操作」につながるのか、そしてそれが最重要ではないのはなぜか。先ず、前段で述べた上善如水を再度用います。太極拳の動作・形は極力に体内と外観・筋力・内臓等に歪みなくバランスのとれた状態であろうとするようにできています。若しくは運動によって「調律」が発生するように出来ています。正しい形・動作・調和が取れているほど効果が発現します。これに内力操作が加わると、当然ながら効果が増すという事。調和・調律が太極拳の健康方法の柱です。エネルギー吸収はご飯を食べたり楽しく過ごす、血行を良くするなど。人間なので、手から相手のエネルギーを吸い取ったり、宇宙の気を吸収するとかは期待しない方がイイです。であれば、気の運用とは、最も重要な事とは何か。と言うより、気の運用ってなんかインチキくさいと思いませんか？先ず、この「怪しげ」が、「本当に？」となる様な納得・得心が必要なのですが、長くなったので次回に続きます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.01.21

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• 一般的な太極拳との出会い

  太極拳を上海で指導している養芯会の塚本より。先日に引き続き、太極拳との「出会う」事について。「太極拳は中国にある伝統的な健康法」「体内の気をコントロールすることで循環を良くし・・・」が、太極拳の持つ意味合いの一部であって重要ではないという事について。　　なんだって？？？　気をコントロールするのが大事なのでは？？と反論沢山だと思います。前回にも書いたように、健康を求める人のうちで神秘的な事を期待する人が太極拳を求める人の大半と思います。ですが、神秘性は後についてくるものなのです。型を動いていれば宇宙の神秘が身に付くというものではない。もともと、陳氏太極拳が創始された背景を見れば、当然ながら、そんな平和で余裕な希望は無いです。家族を、村を、皆を護るために生まれたのが太極拳です。　　　何があっても生き延びる、若しくは護り切る。地域の特性と歴史が解らないと、ピンと来ないと思います。その過程の中にあるのが、健康を回復したり、保持したりする力なのです。続きます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.01.20

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  一般的な太極拳との出会い

  太極拳を上海で指導している養芯会の塚本より。先日に引き続き、太極拳との「出会う」事について。「有縁千里来相会　　無縁対面不相逢」と言う言葉があります。この成句は中国・中国文化圏では非常にポピュラーです。中国語を学んだり、中国に関わった事のある人ならば、聞いたことのある人が多いはずです。一般には人と人との縁を表す成句として知られています。しかし、この言葉は文化との出会いやビジネスなどのチャンスについても表しています。ただ、この縁についても間口が広い・狭いがあります。連続して携わる機会が多い（マスメディアなどで頻繁に触れる事ができる）、何らかの流行と連携のある内容、関係者の中に携わる人がいる、特定の事情により接する機会があった。。。。等等。野球・サッカー等は当然にテレビや新聞で頻繁に取り上げられています。やってみたい、やらせてみよう！となる機会は最も高いでしょう。　これと同様に最近流行りそうなのが例えばラグビーであったり、テニスであったり。若しくは百人一首とかもそうかもしれません。時代劇で剣道やってみたいとか。料理の番組もたくさんありますので、料理に興味を持つ人も出るでしょう。学校にある部活とかで興味を覚えたり、イロイロ。・・・・・太極拳は？なんのきっかけが太極拳と人をつなげるのでしょう？漫画で！と言う人もいると思いますが、今回は一般的な「年齢的に健康に良いという太極拳に興味を持った」「身体を壊したので太極拳が良いと聞いて」こんな感じと思います。そこで初めてウィキペディア等のネット情報やら書籍やらで太極拳の情報を集めるのだと思います。大体、こんな感じで書いてあると思います。「太極拳は中国にある伝統的な健康法」「体内の気をコントロールすることで循環を良くし・・・」と言った感じに神秘でスピリチュアルなイメージで書かれる事が多いと思います。それはそれで間違っていませんし、太極拳の一つのあり方です。ただ、太極拳の根っこは野生であり、自然と共生し日々に挑戦する力です。宇宙の神秘に思いを馳せても、頼るのではなく、鍛え、克服を目指しています。この辺の事は太極拳の成立過程が解らないとピンと来ないと思います。実際、私の症状もあのフィールドでなければ結果が出るのも遅かったと思うし、理解に至るに更なる障害があったと思います。続きます。下記養芯会のホームページ上のブログにて、別の側面から書いています。２０１７年１月１５日の書き込みです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.01.16

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• 太極拳と私の出会いと

  太極拳を上海で指導している養芯会の塚本より。今回からしばらくはツラツラと太極拳と私の関りと太極拳のイメージを少々。修業開始して早１５年。私の技術もやっと形になってきました。教わって、修正されて、新しい事を覚えての繰り返しです。道長いなあ・・・・と感じたのが１２年前。今ようやく、伝承と言うのは大変なことで、伝統文化と言うのは門をくぐるまで大変だけど、門をくぐった後も大変だなあと。師父が常々「かの楊露禅も３０年かけて身に着けた技術だ、数年で体得できるわけがないだろう！」と訓戒を学生一堂に口酸っぱく話していました。そうはいっても、ある程度練習していると、そりゃ、武術ですから。何となく動く力は身について、それが段々威力が増すと勘違いしちゃうのです。しかし、それは全くの早計。しばらく続けていると、ドンと壁にぶち当たって、その時に「新しい術理」を教わる。かつて、先々代が「陳家の技術、三代に渡って共に過ごしたが、まだまだ学ぶ事がおわらん」と言う言葉を壁にぶつかるたびに思い起こします。中国に興味があった事。北京留学中に出会った友人達の繋がりが洛陽に結び付けた事。ガンに罹って今までの自分が鍛えた力と決別せざるを得なかった事。たまたまそれまでの縁で「洛陽の学校の職場」を紹介された事。洛陽の学校がグダグダの管理の一方で私が指導システム構築が出来たのでその他の時間が勉強に回せた事。様々な矛盾を体験する中で中国文化に突っ込んでいくチャンスに恵まれた事。武術や格闘技の才能に恵まれていない事。仕事で中国に残ると決めた事。継続して学ぶには不便な上海を選択した事。事情合って仕事では有利な地区から浦東へ引っ越した事。ゆるい繋がりながら、これはサダメと考えても私の場合は納得せざるを得ません。そもそも、中国に関わったのも、中国に渡ったのも学生時代に「経済発展」に興味があったからですし。この世界を目指す人は最初から強い目的意識が有って中国の武術家を探し、修行に入ります。それであっても、経済的な理由をはじめ、様々な事情で数年で帰国しなければならない。その世界で関係を作るだけでも大変な苦労なのに。私の場合はそうではなかった。苦労は相当でしたが、たまたま巻き込まれたし、強い目的意思「武術をものにするぞ！」からスタートはしていない。現在も、伝統文化を学びたい。更に健康になる、養生についてより深い力を持ちたい。。。。そんな感じでアグレッシブな発想が出てきません。ただ、自分の学生さん達に自分の技術を伝え、親戚筋の次世代とつなげていきたい。それから、すごく苦労して学ばれた諸先輩や道を開いてくれた先達の財産を更に大きく育てる一翼になりたいと考えています。例えば、私も学生の頃「拳児」と言う漫画に出会っていなければ、どんなに繋がりがあっても「太極拳」には意識が向かなかったと思うのです。文化には物語がある。伝統文化には特にそうです。物語に触れて、人は興味を持つ。技術を見て入る人もいると思います。ですが、それぞれの物語を知ると、更に興味がわくと思うのです。つらつら書いてみました。続きます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.01.15

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  稽古始です

  上海で陳氏太極拳を指導する養芯会。会発足から既に３年目に突入です。人が減り続ける上海で、うちは会員数を微増ながら増やしています。昨年はたくさんの出来事がありましたが、結果を見ればよい事ばかり。先週の土曜が稽古始、正月直後で来られなかった人もいますが、気合の入った練習になりました。かつては私がジタバタと動き回っていましたが、現在は師範代が養芯会にいるため、にぎやかな教室になっています。練習後は、チュニジア料理のレストランに移動し、年次総会。かなり、真面目な話し合いを１時間近く設け、その後乾杯となりました。師父、師娘、師伯、師叔に電話で挨拶をしたり、各位と今年の予定やら、全く関係ない雑談をしてみたり。気が付いたら、予定の時間をはるかにオーバーして解散となりました。仲の良い事はいい事です。私は１１月から緊張が続いていたので、翌日の師範代向け強化練習後、風邪で数日寝込む羽目に！！とは言え、養芯会、そして陳氏太極拳塚本、頑張ります。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2017.01.13

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  陳家溝の冬　その２

  上海で陳氏太極拳を指導する養芯会の塚本より　陳家溝の冬その２私は寒さに弱い。身体を壊してから、漢方で言う「寒気」が身体に入りやすく、且つ寒気を外に出しにくい。ので、１５年前の修業時はホントに大変でした。歩くのも食事をするにしても気合をいれないと人並にも達しなかったころでしたので。現在の私はまあまあな体力。力が弱いくらいで持久力などはまあ人並み。これ以上を目指して鍛錬の角度を変えている処です。けがや病気をしても、人の可能性は閉じないと言うのを実証したいのです。と、陳家溝。－８度まで落っこちましたが風が吹いているので体感温度はそんなもんじゃないです。雪が午前中には止んだので、外に買い出しに。近所の子供、元気です。おなじみの目抜き通りを歩いて、スーパーで肉等を購入お供えしたカレーを使って、ボスの女将さんと一緒にカレー作り。最初は、なんじゃこれ？だったボスですが、一口食べて、「あれ、うまいぞこれ！！」と。面目が立ちました。雪がやんだ夕方、先ずは夕焼けの予感がして外に出てみました。私の技術ではこの程度でした。ですが、肉眼で見るこの夕日は、神様っているんだなぁ・・・・と感じる美しさでした。そうなると、朝焼けにも期待するものです。陳家溝の目抜き通り入口から撮った一枚です。これまた素晴らしいお日様、ご来光です。その後、荷造りとなりましたが、若手の修行者が私を訪ねてきました。私に頻繁に質問します。「塚本さんのところは、あんまり格闘路線ではないというけどどうして？」「興味ないもん、みんな普通の仕事をしている人だし。健康がもっと良くなって、体を鍛えて、ちょっと強くなればそれでいい。後は心の問題だよ」「いやがらせとかされたらどうするの？」「そん時考えるよ。だって、普段が忙しくて、他の人の事まで気が回らないよ」「そういう考えもあるんだなぁ・・・・・」とまあ、４０越えのオッサンと、武闘派になりたい２０代前半の若者の意識のギャップ。ボス、若者達とお昼を食べて、陳家溝を後にしました。塚本、次はいつ来るんだ？　もう少しと言うか、一か月くらいいなさい！　と毎日言われていました。ホント、自分の爺さんの家に来たような気分です。私には爺さんの記憶が無いので、とても嬉しい１週間でした。YES！！陳家溝！！王長江老師、最高です。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2016.12.23

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  陳家溝の冬

  上海で陳氏太極拳を指導する養芯会の塚本より。陳家溝の冬について。もっとも、私が鍛えた洛陽も黄河に近く、洛浦河が近くにあったので冬至あたりから、春節までは気の遠くなる寒さだったのですが・・・・・まさかの大雪！！　このアングルは武術館２階から。前日に羊飼いと牧羊犬に出会った場所も埋もれています。上手にとれませんでしたが、陳家溝の伝説拳士の記念碑も雪で埋もれ幻想的です。そして私。現地化しております。が、根性無いので武術館から徒歩５分圏内より外へは行きませんでした。この日のお昼に師娘は北京に行かねばならず、雪の中強行しましたが、電車がストップして朝５時まで駅構内で過ごしたそうです・・・・＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2016.12.22

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  名門、王雁一族での休日

  上海で陳氏太極拳を指導する養芯会の陳家溝合宿レポートその後養芯会が上海に戻った後、私ら一門は門内の食事の雰囲気に戻りました。翌日、村のとある責任者が訪ねてきて、様々な打ち合わせを。ひと段落して、仲良しの子供の人形バトルに付き合う。そうこうするうちに、雪が降ってきました！前週に河南の冬装備を買い足していたのが良かったです。この一晩中雪が降り、翌日には大変なことになっていました。続く～＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2016.12.21

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  名門、王雁一族との交流合宿、その８

  上海で陳氏太極拳を指導する養芯会の陳家溝合宿レポート最終回次回からは、私がしばらく滞在した時の写真とかになります。２日間で通算１０時間強の練習をこなした、ナイスな根性の養芯会。待ちに待った、食事しながらお酒が飲めちゃう時間。師娘、５８歳。全然年取らない。完食しましたあらゆる白酒の元祖　杜康　　わざわざこの日の為に。。。。。五梁液やら等等の「高級酒」には高級になった仕組みがあって、実際にうまい酒はまだまだあるのだ！王家のボス王長江大先生と養芯会副会長王家のボスの側近の王さんと王家の代表拳士さんや若手の皆さんと洛陽派（養芯会も含む）で乾杯です。わたし、枯れ果ててます。仲良しノリノリ私はもうぐったり仲良しで、おなか一杯のまま、養芯会は洛陽空港に向かったのでした。その後、私はあと数杯を諸兄と交わし、昏倒。。。。。。目が覚めたら外は暗くなっていました。実験薬・・・・・・・・・・・・・・・ではなく、詰め替えた白酒。積載オーバーで空港に残した数本。その他は空港で回し飲みしたそうです。　　　酒豪だったの？おしまい！！＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2016.12.17

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  名門、王雁一族との交流合宿、その６

  上海で陳氏太極拳を指導する養芯会の塚本より。陳家溝合宿レポート！結局４時近くまで練習は続き、大急ぎで陳家溝記念館へ移動。さんざん遊びに来ているので、いい加減よらなくてもいいのですが、一応は記念と言うことで。そもそも、この合宿の目的は「文化体験」「先輩拳士との交流」「新世代同士の親睦」です。文化体験は全力でしなければ。たぶん、後で役に立つと思い、王雁の石碑で撮影。第１１代李小健と養芯会。その他、オフショットが多々あるのですが、上の確認待ちです。その後、超保鎮へ移動。元々、超保鎮は商業のストリートで、陳家の村人達は本来ここまで買い物に来ていたらしい。今では車で温県まで移動するとか。師伯曰く「温県の方がべんり！」一行は温県で夕飯の食材を購入。練習場所を借りて簡単に済ませる予定だったのです。上は牛肉の煮凝りを切っている処焼きパンを買う。お土産用の甕だし白酒（焼酎）を購入。旨いが狂暴です。最高７５度。少し移動し、先日の太極拳ズボン発注などでお世話になった李天祥私叔へあいさつに行く。副会長と私淑お昼の復習でみなさん一生懸命です。私もちょっとお手伝い。ここでは、環境を変えて練習し、そのまま移動と思っていたのですが、夕食をごちそうになってしまった。そして王雁武術館へ戻り、さて練習だ！と思ったら、師伯および諸兄がそろって待っていました。恐縮です。８時に練習を再開し、９時を過ぎたところで「皆さん、もうやめないと師伯がお休みできない！！」と宣言して、とりあえず練習終了。その後、諸兄は改めて上の技術の練習と確認に入る。養芯会は一息入れてちょっと酒盛り。なぜかというと、翌日は５時起床で練習なのです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2016.12.13

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  名門、王雁一族との交流合宿、その５

  上海で太極拳を指導する養芯会の塚本より。太極拳と陳家溝レポート！散歩が終わると、旧四大金剛直系王雁の孫・王長江の直接指導です。直接！！！第１０代伝人・王長江、現陳氏太極拳王雁派の長です。初見ながらうちの生徒さん達、直接指導を受けました。家伝の老架一套五式について、先行して私が大まかな動作のみを指導していたのですが、細かく指導を受け、各々が翌日にかけての練習課題を見出します。王家の一党も外国人の学生に直接指導の様子を見ようと、遠巻きに見守ります。何しろ、王長江老師（私にとっては師伯）の指導は丁寧。各人のレベルに合わせて指導内容を変えます。調整し、課題を与え、理解できて動けたらその場で２日間の練習課題を与えます。養芯会からは２名師範代が出席していたので、指導方法をじっと見ていました。このレベルの先生になると、直接指導はあまりしません。係りの指導員が対応します。しかし、養芯会は直接指導を受ける！全員、相当に緊張していました。約１時間の指導後、更に１時間練習をしてその後は趙保鎮へ！！＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2016.12.09

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  名門、王雁一族との交流合宿、その４

  上海で太極拳を指導する養芯会の塚本より。太極拳と陳家溝レポート！さて。お食事を終えて、近くを散策です。なんと！陳家英雄の一人、陳敬柏の石碑が！・・・・・・何度も来ているのに、今更気が付いた私もどうかと思いますが。　　　マジかよ、ほんと、農村じゃないですか！　と言う感想の養芯会の面々。しかし、そもそも日本人が農村で武術を学ぶという機会自体が普通無い。陳家の本来は農村若しくは家業をしながら武を磨くのです。普通の太極拳愛好家さん達が訪ねる目抜き通りから５分くらいで、本来の陳家溝と言う村が見えます。ここにこそ、５００年の重みがあるのだ。根っこの部分。普通に見えるのはドリルの先端です。土台があるってことなのですが、どれだけの人がその重み、先端の人達の重圧に気が付く事でしょうか・・・・と、まあ難しい事はいいや。次回に続きます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊太極拳にご興味のある方は養芯会ＨＰまでご連絡ください。映像はこんな感じです。太極拳は老若男女、体力の弱い強い、運動能力に関わらず、誰でも練習できます。平たく言うと、中国式の筋トレです。練習するほど色々な事が出来るようになって楽しいですよ。

  2016.12.08

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