テーマ:同居は嫌ですか?(1164)
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偽父が倒れた。 その一報を受けた時刻はお昼丁度。 私とYちゃんは急いで帰り支度を済ませ、父に駅まで送って貰った。 丁度良く来た電車に飛び乗ったのが、12時30頃。 電車に乗って一息つくと、悪い想像ばかりが浮かんでくる。 ようやく偽実家近くの駅に着いたのは、14時近かった。 すぐに旦那に電話してみると、旦那は少し疲れた様子で 『お疲れ様。電車の中でYちゃん、大丈夫だった?』 と優しい声を掛けてくれた。 病院名を聞いてメモし、タクシーに乗って10分、ようやく病院に到着。 ロビーでは旦那と姑が一緒に座って居た。 入院手続きが終わって、部屋の準備等をしている所らしい。 姑は、私が遅くなったのが気に入らないのか、嫌味をこれでもかという位連発している。 『遠いところ、ご苦労さま。あんな所からだと大変だったでしょ~?』 姑は、明らかに私達が実家に居たことを非難している。 けど、上手い。というかズルイんだな~。 旦那の前では表面上私達をねぎらうフリ。 こんな演技に旦那はコロリと騙されている。 私も普段ならカチンと来て言い返す所だが、今回は事情が事情なだけに言い返すことは出来なかった。 自分の旦那さんが病気かも知れない。 そんな状況に置かれたら、誰だって不安だろう。 だから『今回は仕方が無い』と出掛かった言葉を呑み込んだ。 私が黙っているのをいいことに、姑は続けて言う。 『電車、何時頃乗ったの? すぐに乗ったのにこんな時間になっちゃったの? それは大変だったわねー。』 『お休みも終わってるから、電車空いてたでしょ? 普通はもう皆仕事だもんねー。』 『田舎の方は虫とか多いでしょう?Yちゃんは大丈夫?』 姑は、そう言いながらYちゃんの顔をマジマジと見た。 そして、Tシャツの腕をめくって皮膚を確認したりしていた。 私は我慢していたが段々イライラ。 こっちだって、急いで来たさ! けど、電車は決まった時間にしか着かないんだよ!(-_-メ;)テメ・・・ 間一髪、爆発寸前の所で義兄夫婦が到着した。 今回ばかりは助かったよ。 看護婦さんが『病室の準備が出来ました。』と教えてくれたので、案内されながらみんなでゾロゾロ歩いて行った。 偽父はベッドに横になり、既に何かの点滴を投与中。 私は旦那に小声で 『どんな症状なの?』 と聞くと 『何か、歩けないらしいよ。頭痛もして気分も悪いってさ。』 と言うではないか。 それって、ヤバイよ。 脳関係じゃないの?( ̄ロ ̄;) 確かに偽父は以前から多少血圧が高かったらしいが、薬を飲むほどではない。 それからすぐに医師が来て、血液検査を済ませ、脳のMRIをやることになった。 MRI…。 やっぱり脳が怪しいのか…。 私がショックを受けている時、姑は弱々しい声で旦那にこう言っていた。 『今晩から家に一人だと恐いわ。もう、ご飯も食べたくない。』 私は姑に背中を向けながらも、怒り心頭! 今は自分の事より、偽父の事だろ!(▼Д▼#) ご飯なんか食べたくなかったら食べるな!(▼Д▼#)(▼Д▼#) 私が秘かに怒りを爆発させる中、旦那はまたしてもコロリと騙された。 『じゃぁしばらく家に来てる?』 旦那は私に断りもなく、そう言いやがった。( ̄Д ̄|||) 私は、耐え切れずに深ーい溜息をつき、冷たい目で旦那を一瞥。 もちろん、旦那はこれにも気付かない。 アンタ、天然も度を過ぎると犯罪だよ?ε-(ーдー)ハァ 医師がMRIの検査を早速やると言うので、ドタバタと検査室まで移動したりして、家に来るどうこうの話は保留になったのだが…。 私達の平穏な生活に、静かに、しかし確実に暗雲が立ちこめて来た。 次回、義父が倒れた-3 (゚ロ゚〃)を書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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