「いい子」だったママパパや、「いい子」を持たれているママパパ、
その他、なんだかちょっと生き辛さを感じている方に読んでいただ
きたいコラムがあります。


書かれたのは、転職コンサルタントの錦戸さん。
子どもの頃のお話をしてくださいました。

先日、私のインタビュー記事を載せてくださった、「働くってことを
まじめに　話してみるめるまが」に書かれたコラムです。
早速、どうぞ！


「働くってことをまじめに　話してみるめるまが」第50号より抜粋
〆（°°）今週のコラム－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
　♪　子供のころなりたかったものシリーズ　２
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ

引き続き、今日は錦戸からお送りさせていただきます！
ちょっぴり恥ずかしいけれど、子供のころのお話を一つ…。

私の記憶では、５歳の時には既になりたいものが一つに決まって
いたように思います。それはピアニスト。

でもね、本当になりたかったの？　って５歳の私に問いかけると
「違うと思う…」という返事が返ってきます。
実は、ピアニストになりたかったのは私ではなくて母だったの。
幼少のころピアノを断念せざるを得なかった母の夢を私は背負った
のだと思うんです。でも、決してピアノが嫌いだったわけではない
んです。何度か辞めようとしたこともあったけれど、自分の意志で
続けていたように思います。

そんな私に選択の時が来たのは中学２年生の夏休み。
「音大付属の高校に進むのなら、それなりの先生を紹介しますので、
そろそろ決断した方がいいですよ」とピアノの先生に言われ、考え
なければいけない状態になりました。

そのとき考えた選択肢は２つ。高校から音大付属高校に進学する。
普通科の高校に行く。さぁ、どうしよう？？どうやって決めよう？？
中学生ながら、かなり真剣に考えました。どうやらすぐには決め
られそうにないので、どうやったら気持ちを確かめられるかを考え
ました。

そして、ある方法を思いついたんです。２週間、毎日２時間以上
ピアノを弾く。２時間やって、もっと弾きたい！　と思ったら音楽
の道に進もう！

毎日毎日２時間ピアノを弾きました。そして２週間経ったとき、
どう思ったかって？　実はうんざりしたんです！　２時間が異常に
長く感じる！　１時間なら楽しいんだけれど、２時間弾くと飽きた
んです。

結論は即座にでました。「お母さん、私ね、勉強の方が好きみたい」

後から考えれば、高校は普通科に行って、大学から音大に行くと
いう選択だってあったわけだけど、結局私はそのときに「音楽は
趣味でやる！」と言う結論を出しました。

当然母はがっくりきた様子。私に見つからないように泣いていま
した。それを見て私も決心が揺らぎました。でも、自分で決めた
んだもん！母は何か言ってくるかな？　と思って構えていたけれど、
結局母は何も言いませんでした。

その後、ピアノは私にとって１００％趣味となりました。メシの
タネではなく、友達になったわけ！なんてピアノって楽しんだろう！
翌日からのレッスンは今までに味わったことのない楽しさを満喫
できました！その話をした時の母の表情…「そう」と言って一生
懸命笑おうとしていたように思います。きっと、「これでいいんだ、
これでいいんだ」って自分に言い聞かせていたのでしょうね。

今考えると、これが私のファーストキャリアチェンジ！　
その後、社会人になって２度目のキャリアチェンジをし、今、転職
する人の相談にのる転職コンサルタントをしています。

そして、社会人になってから続けられなくなってしまったピアノの
レッスンを５年前から再開しました。母と一緒に！

あの時母を泣かせないように、母の夢に乗っかったらどうなって
いたかな？きっと、無理が積もって、どこかで爆発し、母もピアノ
も大嫌いになっていたような気がします。

１年ほど前、母がぼそっと言いました。
「あなたの大事な子供時代の時間を奪ってしまってごめんね。」
私は応えました。「そんなことないよ。ストレス解消になる大事な
趣味をもらったし、コツコツがんばるクセをつけてもらったよ！」

本当になりたかったものはなんだったんだろう？？
いっくら考えても、全然浮かばない。お嫁さんや昆虫学者や転職
コンサルタントでないことだけ確かなのだけど…。

このコラム原稿を読んだ人から、錦戸さんっていい子だったんだね。
と言われました。確かにいい子だったんだよね。でも、いい子が
いいとは思わないんです。とても窮屈だったような気がするから。

期待されるとついついがんばりたくなっちゃうんだけど、やっぱり
自分で自分の道を決めて良かったなって思います。同じような思い
をしている人、もしかして、いるかな？

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転職コンサルタント錦戸さんのコラムでした。
うんうん、わかる～っていう方、いらっしゃったのではないかしら？


「いい子」だったママパパや、「いい子」を持たれているママパパ、
その他、なんだかちょっと生き辛さを感じている方に、何か感じて
いただけたらな、と思ってご紹介いたしました。




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◆したいことを見つける３分ワーク◆その９：子どもの頃の夢は何ですか？。



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