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Piano On My Life

Piano On My Life

提供作品紹介その5

提供作品解説その5
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何ヶ月ぶりの再開じじゃろうかあああ。
もう、このコーナーは途中ボツかと思っていた。
今日は、肛●科に診察行く関係でバス待ちをしてるので、その間、ヒマつぶしも兼ねて紹介していきたいと思います。


「TOGETHER FOREVER」D&D(エイベックス・グループ・ホールディングス)(アルバム)
作曲:AME PROJECT


DDアルバム

今度の「NANA」で挿入歌を歌っている「OLIVIA」さんにもこんな時代があったんですね。これは、確か・・・'98年の作品です。
今まで、シンガーソングライター色で歌詞を書かせて頂いてた時期から一気にシフトチェンジ、「アイドルのイメージに合った楽曲を提供する」という課題を課せられた会心の一作です。
書くのは、そりゃ大変でしたよ~。そーいう「方法論」が全くなかったわけですから。
この頃、いろいろと仕事環境にも変化がありまして、まず、ワタシを引っ張ってってくれたディレクターさんが転職しました。(それが、avex。)で、誰の担当をやるんだろう、と気にしていたら、こーいうユーロビート系のアイドルが入っていたわけです。
で、松本、困ったことにユーロビート、全然聴かない、触れない人だったですね。
だから、曲をもらったときは目が白黒。せまりくるタイトな締め切り。気がつけば、部屋でパラパラ踊って何かから逃避しようとしていた気配が(笑)
この時のエピソードはねぇ、確か、締め切り日に引っ越しが絡んでいたような気がして・・・、男友達2人に引っ越しを手伝ってもらいながら部屋の片隅にちゃぶ台みたいなのを用意して泣きながら書いてたような記憶あり。
でも、出来た作品はその後、ネットでユーロを愛する人達から結構評価されて、CDもまあまあ売れて、とても嬉しかったことの多い作品です。


「WAKE UP」ひふみかおり(バンダイミュージックエンタテイメント)(シングル・アルバム)
作曲:渡辺 未来


ひふみシングル

ひふみアルバム

先だっての「渡辺未来さん」とのコラボレーションの3作目にあたる作品でした。'95年にシングル「究極のMENU」でワタシが作詞家デビューし、今や売れっ子作曲家になった渡辺さんが、c/wで提供した軽快なロック系の作品です。
作詞は、ひふみかおりちゃん本人も共作で書いて頂きまして、その作詞センスの良さに舌を巻いた記憶あり。
歌詞についてなんですけど、あんまり、彼女の過去の話をさかのぼるのは、ご本人も好いていないみたいなんですが、ソロデビューする前に、とあるグループにも在籍して、モデルのお仕事とかもやっていたそうで、それで、そのグループの方なんですが熱狂的な追っかけがいつもいたそーで、一度、ワタシに話してくれた事で強烈だったのが、ライブが終わり逃げるように事務所の車に乗ったら、窓を「バンバン!」と、その、なんていうか、お●く系の人が叩きまくるんですって。で、怖かった~、と話てくれたのがヒントで、ちょっとストーカーっぽい男の子の歌詞で書きましたが、共作でまたアイデアを出してきてくれたかおり姫の方が、なんか「リアル」で鬼気迫る面白い歌詞だったんで、それもちゃんと大事な部分に入れたような記憶あります。とにかく、歌詞を書くセンスに長けていた人なので、いつか優秀な「シンガーソングライター」になるんじゃないか、と思っていたワタシなのでした。その後、思った通り歌詞は全部自分で書くようになり、レコード会社を移籍して、ドラゴンアッシュの降谷さんのプロデュースとか受けるようになり、陰のある個性的なロックシンガーになって「隣人は密かに笑う」というトドラマの主題歌にも抜擢されるほど大きくなりました。
元気にしてるかなあ。かおりちゃん。


「YOU’RE NO.1」D&D(エイベックス・グループ・ホールディングス)(シングル)
作曲:迫 茂樹


DDシングル

'98年に出した彼女達のシングル、「BRAND NEW LOVE」のc/wです。
これは、大変に苦労した作品でした。直しに直しが入って、とうとう、めったに作詞家がレコーディングスタジオまで押しかけるということはないんですが、担当ディレクターからレコーディングに間に合わない、と呼び出しをくらってしまい、英和辞書、和英辞書片手に(英語が苦手だったんです)レコーディングスタジオに恐々訪問。そこでは、アレンジャーさんや他のスタッフもいて、(ご本人達はいなかったですが)皆、テンパりつつもテキパキと直しを重ねていました。(確か曲メロの直しも大変だったような)そこで、別室で軟禁(笑)されて、コツコツ書きましたよ。
で、この頃のレコーディング方法は、メロの譜面を見て、ワタシの歌詞などを見て、その場で理解して「仮歌」を歌うプロの人がいまして、その方ののみこみの速さと仕事の早さに「プロ~」を感じた記憶があります。要は、D&D本人達に早くその仮歌を渡して覚えて頂いてレコーディングしないととんでもないことになってしまう、という鬼気せまる状態だったんですね。
で、今でも覚えてるのが、ワタシ、プロの仕事でレコーディングスタジオ入ったら絶対に食事の出前でカツ丼。 を食べるのが夢だったの♪当然、食べましたカツ丼。夢が叶って幸せだったわ~。忙しかったけど~。寝てないけど~。の瞬間でした。
こうして、ひとつのアーティストには多くの人が睡眠不足になったり、テキパキ仕事したり、カツ丼出前で食べたりした貴重な光景を目にすることが出来た一幕だったのであります。


「あの頃のように」AN-J(エイベックス・グループ・ホールディングス)(シングル)
作曲:葉山 拓亮


AN-J

'99年の作品です。これは、発注が来た時の前振りはスゴかった。大型新人デビューで、しかもデビュー曲はあの「華原朋美」の歌った「笑顔が見える場所」のカバーのc/wと来たもんだ。おまけに、「週末婚」という、姉妹ドロドロの人気トレンディドラマの主題歌にA面はすでに決まっていて。「売れるね~売れるよ~」とほくそ笑みした経験があります。で、そこそこ売れました。はい(恥)
ただ・・・、この葉山拓亮さんという方はユーロビート系のファンからすごい信仰されていて、ネットでも大人気。
その、あるファンのサイトでワタシのこの歌詞がこきおろされてまして・・・初めて、ネット上で自分の歌詞が批判されているのを見た、という貴重な体験でもありました。でも、全く無視されるよりかはいいかな・・・とも思ったりして。一般リスナーの素直な感想って、知りたいもんね。で、AN-Jのその後は・・・。
売れる・・・と思ってたんですけど・・・。
う~んう~ん(唸り)


「究極のMENU」ひふみかおり(バンダイミュージックエンタテイメント)(シングル)
作曲:佐々木 忠平


ひふみシングル

これは、1995年10月25日、記念すべきワタシの作詞家デッビュー曲ざあます。
ひふみかおりちゃんも、これがデビュー曲で、デビュー前のデモテープ撮りからワタシは制作にたずさわっていました。個人的にこの歌詞は大好きです。
思えば、シンガーソングライター志望だった得体のしれないワタシを作詞家で拾ってくれて、好き勝手に書かせてくれた当時のディレクターには感謝してます。そして、その手前でワタシをオーディションに合格させてくれて、いろんな人紹介してくれて、途中転職とかして大変だったかと思うけどそのディレクターも一生の恩を感じています。この曲は、これからのライブでも「セルフカバー」で歌い続けたい曲です。
歌詞に関するエピソードは、'95年当時は、メールがまだ主流じゃなかったので、「FAX」で歌詞を事務所に送信していました。で、最初は無地の画用紙に手書きでガリガリ自由に書いて、それをワープロで清書して送信してました。今から思うと、クラシカルだなや~。歌詞の内容は、恋に芽生えた女の子のちょっとおまぬけなラブソングなんですが(かなりヘンな内容)こんなヘンな歌詞をカッコ良く歌ってくれたひふみかおりちゃんとの出会いもとても大事な1ページでした。

彼女は、芸能界経験がすでにあった子なので、今でも彼女がワタシと雑談してポツリとつぶやいたセリフを覚えてるんですが、「世の中、ものすごい数の歌手やアーティストがいるんですよね~」と、クールに言ってたのを覚えています。このひとことは、今もワタシのココロに深く根ずいています。何か、今自分自身がシンガーソングライターで走りだしたばかりなんで、もし悩める時があったら、彼女のこのひとことを思い出して、初心に帰りたいと思っています

てなわけで、ここでちょっとブレイク!とうとう佳境ですよ!



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