広島市民平和の集い
5月7日(土)正午~午後3時広島国際会議場・フェニックスホール被爆60周年記念イベント第12回広島市民平和の集い が、おこなわれます。わが楽打家も和太鼓競演で、参加させていただくことになりました。13日にエリザベト音大太鼓童子「樹響」さんの道場へ。2分の表現。原爆をテーマに曲作りです。1時間しか時間がないので、挨拶もそこそこに開始。そこではとちゅうまでしかできませんでした。そして、きのう、うちの稽古場に、樹響さんたちが来てくださって。ついに完成しました。1945年8月6日。7時9分に出された空襲警報は、7時31分に解除された。おとなたちは仕事へ。主婦、中学生、女学生たちは建物疎開の作業へと。動き出す。そして8時15分。「B29が3機再び接近」とラジオが告げた瞬間。ピカ!広島は地獄になりました。これを和太鼓で表現するのです。締太鼓でB29の接近。笛と鉦が警報を知らせる。大太鼓で閃光!「ピカッ!」 上空570メートルで爆発。1秒後に半径230メートルの火の玉に。 3,000℃以上の熱に溶かされ 爆心にいたひとは即死。少しの静寂。全員で「どぉぉおおん」原爆を「ピカドン」といいますが「どぉぉおおん!」 を聞いたのは 広島市以外のひと。広島市にいたひとたちは「ピカ」の時点で亡くなられたり、気を失ったりで 聞こえていないそうです。衝撃波。そのあとに爆風。破壊。叫び。うめき。そして9000メートルの高度までむくむくときのこ雲。 祈り。。。で終わります。曲を合わせていくうちに、みんなの心がはいりこんでいきます。和太鼓ってただの「楽器」ではなくてこんなこともできるんだなーって。改めて「スゴイ」と思いました。戦争を知らない私たちが戦争を知らないこどもたちに伝えていく1曲が出来たと思います。樹響さんが帰られる間際、ジュニアたちが「はねこ踊りを見てもらいたい」というので、披露させてもらいました。1年前、はねこ踊りを、樹響さんに教えていただいて今では楽打家になくてはならない演目になりました。「すごい成長した。」「笑顔を忘れずにね!」と、アドバイスしていただいて、ジュニアたちも満足したようです。今夜は、エリザベトさんの道場に行ってきます!!!【ちなみに 鉄の溶ける温度は1550℃だそうです。これらのうんちくは、理学博士庄野直美先生の著書によります。】