めいてい君のブログ

2019/11/30(土)12:58

高齢者の医療費負担は「75歳以上は1割負担→2割負担(実額は200%増加)へ」;他方で年金は数%の減額

福祉・厚生・年金問題(59)

​​​​​​​​​​​☆ 「75歳以上2割負担へ」という オドロオドロシイ数字が先日新聞1面に踊る。  1割から2割いう数字はそれ自体は 一般の3割負担まではいかないので 我慢しろと言うことらしい。  しかし、自己負担比率が10%→20%というと、 ​​​「絶対額では医療費を倍額支払え」 ​​ということである。​  年金は減らされるばかりなのに、 ​生活に必須な医療費が​倍額​になる​というのは 一体どのような計算根拠に基づいているのだろうか。  消費税だって3%→5%→8%→10%と 段階的に増やしてきたのではないだろうか?  1割(=10%)から2割(=20%)というのは、 (10%増加ではなく)医療費負担額が、 ​​「200%の負担増加」​​ であるから数字のマジックである。  このような1割や2割という増加でなく、 消費増税のように支払額の3%~5%の増加などと ​​​実際の負担額の増加率できめ細かく​ 計画して示してもらいたい。​  少なくても、もう少し ​段階的に増加すべきである。 ・・・・・・・・・  このように驚いたのであるが、 よく読むと以前から1割負担の者はそのままで、 2割負担の者は1割にはならずに 2割を引き摺ることになるらしい。 ​ それでも、なぜ急に負担が倍になるなどの 極端な方法をとるのだろうか。  もうすこし、きめ細かな、計画的な 方法が取られないだろうか。 ​  政府・日銀は0金利やマイナス金利で 世界一大きい政府の財政負担をマイナス金利と言う 劇薬で治療しようとしていることが、 そもそもの日本経済を行方が見えない荒波に 漂わせているように感じるのは 小生の呆けが高じたのかも知れない。 ☆​  日本の医療費を国際比較した データが存在する。 http://www.gaihoren.jp/gaihoren/public/ medicalcost/html/medicalcost_1.html​ 1.日本は薬に依存した治療費割合が、   他の先進国10%~20%以内に   比べて30%と高い 2.日本の製薬会社(大手15社)の   経常利益率は製造業平均3.6%に比較し、   22.1%と極端に高い 3.先進医療器の単価を国際比較すると   日本は極端に高い 4.受診回数の国際比較では   最も高い米国の約4倍である。​ ・・・・・・・・・・・  小生の場合で考えると、 病院は大病院になればなるほど 細分化・専門化されており、 なかなか本当の治療方法には辿り着けない。  町医は間違った治療法をサジェストしたり、 間違った方法で大病院を紹介することがある。  小さな病院は世襲的に存続したものが多く、 医療体制そのものが世襲で存続するという ギルド的な伝統が残り、医薬業界もその上に 成り立っている、いわば寡占状態の風潮がある。​  医者は患者の上にあり、 患者の立場には立っていない。​  患者の病気を見極めるには余りにも担当分野が 専門化されすぎており、患者は本来の専門医に 辿り着けない。​  このような医療の専門化・細分化により 病院に出向く回数が増え、 無駄な投薬の発生が多くなる。  町医については、 もっと総合的な診察に優れた医師の養成と、 大病院については、専門化も必要であるが、 総合医の目でもって、 横のつながりで、他の病気かどうかが 判断できるように連携ができる体制を 構築する努力が必要。 ☆​​​​​

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