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 めいてい君@ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Apr 22, 2021
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カテゴリ:思考紀行
​​

 先頃、今治造船関連のコンテナ船がスエズ運河で座礁事故を

起こして、世界の海上輸送に問題を生じさせている。

 他方で、地球温暖化により大気汚染、地下に閉じ込められた

細菌の突出などが懸念される反面で、北極海の氷が解け始めた

おかげで、北極航路の利用が近未来になってきている。

 北極航路は、現在では夏場だけが利用可能であるが、

2030年には通年でも利用できるかもしれない。



 「三井住友海上」が北極
航路について説明しているから

見てみよう。

https://www.ms-ad-hd.com/ja/mirai/hokkyokukai.html

 MS&ADインターリスク総研 基礎研究本部

 1.北極
​航路の概観



 
 北極海航路は約13千km(Cf.スエズ運河を利用する

南回り航路では21千kmと比較する~約62%)、

ただし、現在航行できるのは夏場中心の9~10ヶ月

の間であるが、2025~30年には「通年での航行」

可能視されている。



2.北極​
航路のコスト上の問題



 北極海航路は、現在は雪・氷に閉ざされるほか、

荒波で航海が厳しく、造船時の対策が高額であり、

砕氷船のチャーター費用などが嵩み、海上保険料も

高いなどの問題があるが、地球温暖化により、

将来は変わってくる可能性が高い。


3.北極
航路の可能性の方策




 今回生じたスエズ運河での座礁事故での巨額賠償事故

補填金は9億1600万ドル(約1千億円)として、

運河庁はコンテナ船「エヴァーギブン」の船主

(船主・荷主・海運会社のなかで責任者)に

支払いを求めており、

船主責任保険P&Iを引き受けている保険会社(UKクラブ)

が「海難救助特別手当」と「評判の損失」の項目で

それぞれ3億ドルが含まれていると説明し、協議を

継続しており、当該船はスエズ運河中の湖に停泊留置

されている。

***********
<EverGivenスエズ運河座礁事故>
2021/3/23 UTC+2 07:40
事故:スエズ運河通行中に強風・砂嵐50km/hのため座礁事故
出航:タンジュン・ペレパス(Port of Tanjung Pelepas)
   マレーシアのジョホールにあるコンテナポート
行き先:ロッテルダム(オランダ)
船舶管理会社:Bernhard Schulte Shipmanagement
 親会社はBernhard Schulte GmbH & Co. KG
乗組員:25名、全員がインド国籍
 (パナマ船籍船には自国人の乗船義務なし)
船主:正栄汽船(船舶貸渡業)
運航業者:Evergreen(長永海運)台湾
船主保険引き受け:UKクラブ
***********

<コンテナ船EverGiven>

資料:WIKIPEDIA以下同じ

<船主:正栄汽船>



 また、モーリシャス沖でも、運航している外国人船員が

WI-FIの利用を目的に陸に近づき海難事故を起こしており、

呑気な外国人船員の雇用増加が~海運国・日本の歴史に

影を落としている。

 現在は新型コロナウイルス感染により、世界の生産は

落ち込んでいるが、国際輸送の需要は高まっており、

讀賣新聞によればここ半年間で

「日本​
ドイツへの40フィートコンテナの輸送料」

が15万円→65万円程度と4倍超に跳ね上がり、

シベリア鉄道にも需要は雪崩れ込んでいるが、

陸上輸送能力は、大型コンテナ船に比べて1/30であり、

輸送所用時間は半分(海上40日に比し陸上は半分)

で済むが、他方で陸上輸送運賃は2倍要する。

 余談であるが、

スエズ運河を利用しない、日本の中東からの石油の輸送には

狭いマラッカ海峡を通さずに、アンダマン海とタイ湾を陸上で

結ぶ線の敷設が昨年9月にタイ政府レベルで構築されている。

 日本にとっては、自国に資源が少なく、加工貿易が必須の国

では国際的な輸送は大切、命綱であり、海上輸送能力を自前で

確保するべきであり、傭兵のような外国人に任せるのは~

如何なものであろうか。

 安かろう、悪かろう~では~

もはや1千億円の賠償金ともなれば~

政府は舵を元に戻すことを再考すべきであろう。

 ただ単なる目先の利益を求める日本の産業界とは別に、

日本の針路を定める必要がある。

 国益を忘れて民業優先の視点は~誤る恐れはないだろうか?

 賄賂に溺れる政治家さんは考え直してもらいたい。 

 中国のような大国支配者だけの「核心的利益」は

他国には迷惑千万であるが、

企業利益優先(株価操作を含む)で国の将来を危うくする

日本の政治も困ったものである。

 村上水軍は海賊と言うよりも、

瀬戸内海の海上交通の要であり、指揮系統が行き届いた

「パイロット」であり、少なくても「傭兵」ではないはず~




 ついでながら、スエズ運河で座礁の賠償金は~

日本の「経常収支」にどのような影響がでるのだろうか?

 巨額賠償金約▲1千億円は第一次か
第二次のどちらの

所得収支に​
計上されるのであろうか?

 モーリシャス海難汚染事故(自損?)賠償は?

 
呆け頭​​が考えても仕方がないが・・・



    ↓

 <国際収支の説明:日本銀行BOJ>

https://www.boj.or.jp/statistics/outline/
    exp/data/exbpsm6.pdf

   
偶発的非生命保険の支払い→​「第二次所得収支・・・

  一般政府以外のその他経常移転」​


 
資料:BOJ

​★​

​ UKクラブについて​




資料:UKクラブ

https://www.ukpandi.com/-/media/files/
     imports/13108/articles/
     17682---lp-initiatives-japanese.pdf​








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Last updated  Apr 22, 2021 07:45:43 PM
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