2010/08/05(木)10:22
個人情報保護法の闇!
113歳の老人の問題がきっかけとなって
100歳以上の老人の所在確認を始めた自治体ですが
やはりというか・・・多くの不明者が確認されました。
役所の怠慢の部分もあるかもしれませんが
プライバシーというか個人情報保護法によって分断された
多くのコミュニティの繋がりがそこにはあるように思えます。
私の場合、個人情報保護法で受けた利益より
この法律のために不便になったことがあまりに多い
こちらに問題になる業者は法律など関係なく
こちらの情報を自由使っていますし。
私が必要な情報は簡単に手に入らなくなったし
(DMが減ったくらいが良いことですか)
例えば、学校の連絡網。
連絡網で連絡することで親同士も話をし、知り合いになれた気もします。
声だけの付き合いが参観日などでお互い挨拶をし
気が合う合わないとは別に大人の付き合いができた
モンスターペアレンツの問題も案外そんな横の繋がりの欠如から
多くなってきているのではないでしょうか。
声も顔もしらない人は完全んな他人でしかないですから。
他のモンスター○○・クレイマーも匿名性からも多いだろうし
その人の対応に費用がかかり、商品・サービスに上乗せされる。
ボランティアを統括する職員の体験談ですが
ある年配のボランティアが行事で脳梗塞かで倒れた時も
個人情報保護法があったので、本人の連絡先(携帯電話)しか知らず
家族の方に連絡を取るのに苦労したようです。
昔なら必ず、その他の連絡先も聞いていたが、保護法のせいで
その他(自宅等)は参加者個人の判断になり、記入する人も減ったとのこと。
今回の老人の問題も個人情報の問題の延長線上にあり
真面目な職員は保護法にはばまれ
熱意の無い職員には言い訳の材料にされる
役所の怠慢を言うのは簡単ですが
保護法によって守られているのは
本当に善良な市民だとは思えないのです。
公共機関が持っている情報を公開しないのと
今の法律の使われ方とは違う方向ではないかと思います。