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母親業ってどんなの?(妊娠含む)

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ののらら

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2017年10月19日
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カテゴリ:交通事故
お食事の介助をするようになって、

自分自身がなんだかとても違和感がありました。

定年して、畑仕事やら、旅行やら、グランドゴルフやら好きなことをしていて、

今までどんな時も、、

父が仕事時代の私が子どものころから

弱い雰囲気を感じさせることがなかった父。

父が弱音を吐くような場面を一度も見たことがなかった。


全然関係ないですが、

昔の話、私が子どものころ、

家の近くの道を深夜に大きな音で走るバイクが

たくさんと通ることがあったのです。

兄と二人で、父さんが 「うるさい!しずかにせんかー!」って

言いに行くんじゃないかと心配していたことがありました(^^;

今考えれば、さすがにそんなことはしないのですが、

子どものころは真剣に心配してました。

そういうキャラクターの父親です、、。

父に対しては、なんだかちょっと一線あるような。




フレンドリー家族なら自然な気持ちでお食事の介助とかもできたのかな。

父のつくった家族の形も好きだと言ったけど、

やっぱり、こういうときに父が思ったことをすんなりと出せる関係だったら良かったなと思います。

私自身も思いやりや感謝の言葉をもっともっと素直に出せればよかったなと思います。




それから、病院のお食事はあまり口に合わない様子でした。

自分で食べられないから食べにくい様子でしたし、

「あーしろ、こーしろ」といいながらなんとか食べていました。

まさか父が亡くなるなんて考えていなかったので、

「たくさん食べてほしい」と思うだけだったのですが、

今思えば、もっと好きなものを聞いて、用意して、食べさせてあげたかったなぁって思います。

病院からはダメって言われたかもしれませんが!



そして、転院希望の時の説明で話されたように

父の体の機能が弱まってきていたからか、

食事が上手に飲みこめなかったり、

痰が詰まったりするようになりました。



「痰をとってくれ」と父が頼むと、

看護師さんがズズズーっと取ってくれていたのですが、

それがとても頻繁になり、

入院して、10日くらいから時々、

たまに父が認知症のように訳の分からないことをいうようになる時がありました。


看護師さんにその様子を話して、大丈夫でしょうか?と聞いたことがあったのですが、

特に問題もない様子で、「年齢もあるし、そういうこともありますよ」と軽い返事でした。

年をとってから環境が急に変わるとそういうことがあると何かで聞いたことがあったし、

看護師さんもそういうので、

気になりながら、私たちも父の話に合わせたりしていました。

専門の方がこの話を聞いたら、「あー、あの状態ね」みたいな何か理由が分かるのでしょうか?


なにもない病院の天井を見て、

「天井から紙みたいなのがたくさんぶら下がってるなー」と言ったと思えば、

椅子の上で立って父と話をしようとする娘に
 
「危ないからそんなところでたっちゃいかんぞ」と注意してくれたり。

とてもむらがありました。




そんな中でも意識がはっきりしている時には、

家に戻った時、どんな風にリフォームするかとかも母と話し合っていたようです。


ところが、

急に体調が悪くなり、意識もはっきりしなくなってしまいました。

誤嚥性肺炎になってしまったのです。

担当の先生から、

「チューブを入れるという治療は出来ますが、それを外すことはできなくなります。どうされますか?」

というような話をされました。



家族で集まって話し合いをしました。

意識がない状態で、チューブを入れるということが父の望んでることだろうか、ということです。

そして、それを外せない。

意識のあるときに、尊厳死の意思をはっきり持っていて、

その書面を用意しており、妹に病院に持ってこさせていた。

みんな父の答えはなんとなくわかるのですが、決断ができない。



でも、やはり、父の性格や、

用意してあった尊厳死の書面、

考えて、考えて、

チューブを入れる治療は断ることに決めました。


それからは意識が戻ることはなく、

入院して2週間で父は亡くなりました。





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Last updated  2017年10月19日 02時08分47秒
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