2007/03/01(木)08:25
「村八分」(むらはちぶ)
集落行事への参加を取りやめたために、ごみ収集箱や集落センター
を利用させないなどの「村八分」にされたとして、関川村の住民11人が
集落の区長ら3人を相手取り、「村八分」行為の取り消しと約1100万円
の慰謝料を求めた訴訟の判決が27日、新潟地裁新発田支部であった。
松井芳明・裁判官は区長ら3人に「村八分」の禁止と、慰謝料として
原告1人当たり20万円、計220万円の支払いを命じた。
原告側は「勝訴したのは良かったが、相手がすぐに変わるとは思えない。
早く元の平穏な集落に戻ってほしい」と強調。一方、被告側は
「間違ったことはしておらず残念だ。控訴も検討している」としている。
かつて、日本の「ムラ」には力を合わせて一緒に助け合う10の共同行為が
あった。大切な「10の約束」である。
1.「成人式」
2.「結婚式」
3.「出産」
4.「病気の世話」
5.「新築の手伝い」
6.「水害時の防災作業」
7.「火事の消火活動」
8.「葬式」
9.「年忌法要」
10.「懇親旅行」
何かにつけて同質性とか均一化といった感情が好まれる日本では
「みんな一緒に…」ということであれば万事うまくいく。ところが、
たまに個性的な意見を言ったりすると異端者扱いされ、その者一人を
寄ってたかって排除したり、つぶそうとしたりする。
だから、言いたくても言えない雰囲気がどことなく漂ってくる。
そして、いつの間にか何事につけ「まあ、いいじゃないか」となっていく。
ムラ社会だけでなく、いろんなところでそんなことがなくもないが、
江戸時代、ムラの秩序を乱した者に対し「葬式」と「火事」以外は手助け
をしないという制裁を加えた。許せぬ“掟(おきて)破り”というわけで
10の約束のうち8つは一切の交流を絶つ。「村八分」である。
遺体の放置は腐臭と伝染病を嫌い、火事は延焼を防ぐためだ。
http://www.saga-s.co.jp/
マーチの日(行進曲の日)
「3月」は英語で“march”で、行進曲を意味する“マーチ”と
同じスペルであることから。
映画ファン感謝デー
全国興行環境衛生同業組合連合会が「映画の日」の12月1日と3月1日、
6月1日、9月1日を「映画ファン感謝デー」に設定。