イ・ボミが涙 1番で上田桃子に慰められる 日本ツアー引退でファンに最後のプレー姿
<国内女子ゴルフツアー:延田グループ・マスターズGCレディース>◇第2日◇20日◇兵庫・マスターズGC(6495ヤード、パー72)◇賞金総額2億円(優勝3600万円)この試合をもって日本ツアーからの引退を表明しているイ・ボミ(35=韓国)が、涙を浮かべながら1番に登場した。前日は8ボギー、1トリプルボギーの11オーバーに終わり、既に予選通過は厳しい状況。ラウンドを前に関係者からねぎらいの言葉などをかけられ、感極まった。ティーショットを打ち、第2打に向かう途中で天を仰ぎ両手で顔を押さえる場面もあり、同組の上田桃子が笑顔でなぐさめる場面があった。2番パー4(375ヤード)では第2打をピンそば30センチに付けるスーパーショットを披露し、バーディーを奪った。ギャラリーから歓声と拍手が起きた。5番パー4(417ヤード)はボギーとなったが、続く6番パー4(373ヤード)で再び第2打をピンまで2メートルの位置に寄せ、正確なパットでバーディーを決めた。再びファンからは「ナイスー!」という大きな声が上がった。前日と打って変わり安定したプレーを披露している。9番パー4(385ヤード)ではグリーン外からチップインパーかという正確なアプローチを放ったが、わずか20センチほど外れてボギー。前半を2バーディー、2ボギーの11オーバーで折り返した。1番、涙を流しながらセカンドへ向かうイ・ボミ(左)と笑顔でなぐさめる上田桃子(撮影・上田博志)© 日刊スポーツ新聞社