番外編:ヴォギュエのミュジニー・VV[1982]
1年振りに西麻布のワインバーに行ってきました。1年もご無沙汰していたのに店主は快く迎え入れてくれました。ありがとうございます。1年振りにワインバーに行った理由はヴォギュエのミュジニー・VV[1982]を開けるとのメールが来たからです。家からお店まで遠いので行こうか迷っていましたが、ヴォギュエのミュジニーなんて早々飲めないと思い、迷っても仕方ないと思い、行くことにしました。行っていきなりメインのワインを飲むのもどうかと思い、まずはシャンパーニュをグラスで。・Ayala Brut Mejeur @1,000ちょっと地味めな感じもしましたが、美味しいですね。続いて白ワインをグラスで2種類いただきました。・Saint-Veran En Pomards Reserves[1997] Daniel Barraud `1,400先日、美味しく飲んだダニエル・バロー。今回は10年前のサンヴェランです。色は照明でわかりづらかったのですが、金色でしたね、香りは、鉛筆の芯のような、尖がった香りです。味わいは、やや熟成を感じますが、硬めです。硬めの白ワインって、飲んだことが無かったのですが、これは美味しいですね。少し余韻が短いことと、暫くすると最初の尖った香りが消えていったのが、残念です。この香りが万人受けするとは思えませんが、私を好きです。※2005年です。・Merusaut Les Cras[2002] Henri Boillot @1,900アンリ・ボワイヨのムルソー・レ・クラ、美味しいですね。こてこてのムルソーとは違い、香りと味わいに繊細さを感じます。色は透明で薄く繊細な感じが、香りと味わいにぴったりです。今度、自宅で飲んでみたいです。ヴォギュエの前にカリフォルニアの赤ワインです。・Decoy Duckhorn[2003] @1,400ラベルはあひるさんの絵で、ワイン名そのままです。ワインは濃厚で、ちょっと強すぎで、ヴォギュエの前にもう1杯、赤ワインです。・Louis Latour Corton Grancey[1983] @2,600飲もうと思っていたヴォギュエの1982年と1年違い、ちょい硬めで熟成感バッチリ、とても美味しいですね。気分も高まってきたところで、いよいよヴォギュエのミュジニー・VV[1982]です(@3,800)。色は薄く透明なレンガ、香りは漬物やアミノ酸を感じるような香りと、腐葉土みたいな香りもちょこっと感じます。味わいは、やや酸を感じましたが、滑らかで旨味があり、とても美味しいです。この酸が完全に無くなれば、さぞ美味しいのでしょうね。ルイ・ラトゥールより柔らかい感じです。※高いです。というわけで、都合6種類のワインを飲みました。ヴォギュエ以外のワインも美味しくて満足です。店主のご好意で、おまけワインは、1947年のヴェイシュベルとコンセイヤントを味見させていただきました。どちらも2週間前に開けた残り物なので、香りはいっちゃってましたが、味わいは旨味抜群で、開けたての美味しさと言ったら、最高だったと思います。もう一品、カルフォルニアの80年代のカベルネも味見させてもらいましたが、これも開けたてはボルドーの古酒に近いような味わいで美味しかったことが想像できます。このお店、古酒中心なので、グラスワインとはいえ、高めです。このお店が、家から近かったら、年中行って、破産しそうです。店主もお店の雰囲気もいいので、もうちょっと、行く回数を増やしたいなと思いました。店主との会話が楽しいんです。