罪なきものからの問い検索なんて、したことなかった。「動物虐待」 耳にしたことはあっても、実際そんな人がいるなんて信じたくもなかった。 知人から、我耳を疑うような言葉が発せられた。 『ねぇ、誰かパピヨン欲しい人いないかな』 そのパピヨンとは、まさにその知人の飼い犬だ。 旦那と別れ、引越し先は「ペット不可」だという。 私には言葉が出なかった。 続けて知人は言った。 『保健所にはなるべく連れていきたくないんだよね』 私の中の[何か]が、キレた・・・ 「プッチーン」 『ざけんなよ!!』 普段、汚い言葉はなるべく使わないよう、心がけていた私も、さすがに音を 立ててキレてしまった・・・ 家には二匹の愛犬がいる。 どう頑張っても、三匹は無理だ。 それから一時間以上をかけ、保健所と呼ばれる動物愛護センターでの、決し て「安楽死」ではない事実。一日に何人もの無責任な飼い主がそこを訪れる 現状を話した。 彼女はうざったそうに、ただ、聞いていた。 私に出来ること↓を、それでもなお、彼女のパソコンへメールした。 動物虐待 私には、もう何も出来なかった。 彼女と、話さえしたくなかった。 その後、あのパピヨンがどうなったか、 聞くことが怖かった。 もし彼女がこれを読んで、気を改めてくれたとしたら、必ず連絡がくるだろう。 ~動物虐待~ 何も出来ない私も、彼女同様、動物虐待に加わっているのと同じことだろう。 彼女からの連絡は、ない。 ジャンル別一覧
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