簡単料理本
「料理は素材有って!」料理の成り立ちを考えると、素材を美味しく食べる技術。素材があってこそ。しかし、多くの料理学校・料理テキストは、料理が先。だから、料理学校に通っても、何時間も掛かる料理の作り方を知っていても、毎朝食べる味噌汁の味は良くならない。また、料理を作るのに、素材が全て揃わないと作れない。その結果、冷蔵庫の中は使いかけの野菜が山の様に貯まってしまう。だから料理本を薦めることは殆どしません。しかし、この本は別。各素材の特徴を明記した後、代表的な料理を紹介してます。素材をメインにした料理紹介なので、簡単に出来ます。これなら、冷蔵庫の残り野菜で料理が出来る。そこから発展させれば、料理の幅も広がります。例えば、牛蒡のきんぴら。牛蒡だけでも十分なのですが、相性の良い人参・椎茸を加えれば味が一味変わります。いつも醤油味で作るところを、カレー粉と塩で味付けすれば、変わりきんぴら牛蒡。牛蒡を炒める前に、ニンニク・鷹の爪を炒めてから料理すれば、洋風きんぴら牛蒡。油揚げを加えて味付けを濃くして、炊いたご飯に混ぜれば炊き込み風ご飯。アイディアしだいで料理の幅を広げます。基本をしっかり教えてくれるので、普段の料理が美味しく作れるようになるでしょう。