2007/09/08(土)23:43
伝わるまで(2007.09.08-2)
今日から定期試験も終了し、どの学年も気持ち新たに授業が始まった。
僕達の仕事は勉強を教えることには変わりはないだろうが、それだけに特化することは出来ないように思う。
「教えるまでの準備」
これが絶対に最も労力が掛かる部分だ(と僕は思っている)。
勉強で得た知識は水ものだから、稀にいる極々小数の生徒を除けば1回で完璧になる生徒はいないだろう。
学んだ内容が翌日に消えかかり、それを再び呼び戻す。
繰り返しによって脳に定着させる。
結局のところは、意識が大切であって、気持ちが大切で有って…
そういう準備無しに、週数回の授業だけで学力の向上を図ることは出来ないように思う。
そして、人間的な成長も…
指導をしていても「言っていることが分からない。理解できない」そして、「聞かない」という生徒だっている。
でも、それは生徒だって
「そうしたくしてしているわけじゃない」
「いや、でも結局は無意識に『聞こうとしていない』から結局こうなるんだろう」
教える側の僕もそういう気持ちの揺れ動きは毎日のようにあって…
でも大切なのは、常に「働きかけていく」こと。
「何回も言ったじゃん!」
僕自身凄く嫌いな言葉であって、でも多用する言葉でもある。
何度言ったって伝わってなければ意味は無い。
伝わるように伝えられなければ意味は無い。
一人一人、成長のきっかけをつかめるよう、
何度だって、しっかりと伝えていきたい。
今日のマックス嬉しかった出来事…
今までよりも良い点数を取れていても、
80点台、70点台を取れるようになっても、
それでも不満
そういう言葉を発する生徒が随分多い。
自分の中に抱くその思いを絶やさず、前進していけるように応援していく。