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テーマ:癌(3513)
カテゴリ:食道癌日記
先日、父の担当医と面談がありました。
一度2週間前にある予定でしたが医師の都合で延期になっていました。 父はさらにおなか(腹膜?)にも転移が認められたようで、2週間ほどまえから「おなかが痛い」と言い出しました。 この痛みが強くなってきたり痛みの間隔が短くなり、本人もどうにかしてくれと言うようになったら麻薬を使うことになります、麻薬を使った場合の副作用はこういうものがありますので、承知して置いてくださいという再確認の話でした。 今のところは痛みが強かった翌日に痛みがほとんど無いという日もあるので、近々に薬を使うことはなさそうです。 抗がん剤がはっきりと効いているという感じではないものの、癌の進行は思いのほか遅いそうなので、一応今後も急な病状の変化がない限り月に1度の抗がん剤治療はやっていくということです。 病院での治療の方針も、「がんの根治に向けての治療」ではなく、「がんの進行の遅延・がんによる痛みの緩和」になっています。 3週間ほど前には看護師さんから、流動状の栄養点滴だけで足りるようなら退院できるかも、と言われたこともありましたが、退院は事実上できないようです。 もちろん全く不可能ではないですが、家族の(というか結局自分の)負担とかを考えるとかなり実現が困難そう。 入院した時点でステージ4の進行がんだったので、根治はないだろうと覚悟はしていましたが、病院から出ることすらできなくなるとは・・・。 退院して在宅ケアが難しいなら、せめて1日だけでも一時帰宅とかできないかな、と思っています。 このままでは悪くなっていくだけなので、まだ意識もしっかりしていて歩ける今のうちにしておかないと、本当に一度も病院から出られずに人生が終ってしまうかも・・・ 本人が希望するなら早いうちに医師・看護師に相談してみようと思います。 そして面談の最後に出たのは「延命」の話。 「いずれ、本当に手の施しようがなくなった時には、延命措置をするかどうか確認しますのでご家族でよく話し合っておいて下さい」ととのことでした。 私も家族も基本的には「延命」は希望しない方向で意見が一致しています。 もし本当に延命措置が必要な状況になったとすると、それはきっと本人も痛みがかなりひどくて辛い状態になっている時だと思います。 そんな苦痛な状態を引き伸ばすことには何のメリットも感じません。 ただ、息を引き取る瞬間に立ち合わせてもらうための延命措置なら意味はあるかな・・・ 自分は父親が息を引き取る瞬間を見届けたいかそうでないか、 見ておくべきか見ないほうがいいのか、 見たとき自分はどう思うのだろうか、 少し考えてみようかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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