乱 拍 子 活 動 記 録

　乱拍子は1999年の12月に立ち上がりました。
その前から村場ファミリーとしては太鼓を叩いていました。でも村場辰彦さん（代表）が、「新しい太鼓を創りたい。そのためには家族だけではできない」と決意し、団体を立ち上げることになりました。
最初の3年ぐらいは「乱拍子」の名前ででしたが、本格的に活動をはじめ「新芸能集団乱拍子」と命名しました。

その当時作った創作太鼓が「皐月新太鼓」です。「皐月（さつき）」とは5月を表現する言葉ですが、「豊作の苗を植え始める月」「神に捧げる稲」の意味です。北海道は、4月に雪がとけると、いっせいに芽吹き、春の息吹がどっと押し寄せます。北海道らしい大地の力強さ、生命力のすばらしさを太鼓で表現しました。勇猛で大地の精霊たちが叩く太鼓なのです。
中心メンバーで美術担当の亀田厚彦さんが面を作り、「皐月新太鼓」の名前は村場穣さんが決めました。
　
「皐月新太鼓」は、１つの太鼓を囲んで、力強く6人～7人が叩きます。最初、大人は2人のみ。そして、18歳、15歳、12歳、小学4年生でした。今思うととてもかわいいひたむきな太鼓でした。
今は「皐月新太鼓と」といえば乱拍子の代表的な太鼓です。