「大奥」第8巻
家光編のTVドラマ化、綱吉編の映画化で盛り上がっている「大奥」の原作は現在吉宗編を経て家重編に入っています(連載の方は家治編に入っているようです)。吉宗、久通、杉下といった面々が退場し、これまで(家継編以前ではその存在が定着しすぎてかえって触れられてこなかった)赤面疱瘡についても大きく動き出しています。本作の家重はやはり障害を持っており、自身は将軍の器ではないという引け目を感じている姿が描かれています。8巻では家重本人よりもその周辺にスポットが当たっている感じですが。表紙の人間は吾作。吉雄耕牛の弟子筋にあたる日本とオランダのハーフ。これからの活躍が楽しみです。昨日テレビでやっていた吉宗編の映画はカットされまくりだったようなので、DVDを改めて借りるとしましょ。