2015/05/05(火)20:22
『ワイルド・スピード SKY MISSION(2015)』
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最近の映画は、主要登場人物は驚くほど運がいい。
ひとつのパターンは、かなりの高所から落ちた場合だ。
下が海だったり川だったりすると助かる。
さらに、車がコンクリートの壁に激突しても、中に乗っている人は多少はショックを受けていたりするものの怪我すらなく降りてくる。
たとえ水であろうと、高いところから落ちれば、その衝撃はコンクリート並みになる。
車がクラッシュするほどの衝突事故がニュースで流れると、乗っていた人が無傷ということはまずない。死に至ることだって少なくない。
確かに、高所から水の上落下した場合も、クラッシュした車に乗っていても、助かるという可能性がなくはない、が、かなーり低い。
しかし、その低い確率で、主要登場人物がいつも助かってしまうというのはどうなんだ。
九死に一生を得るということはある。
であっても、それが乱発されると、九死に九生を得てしまうわけだ。
そうなると、スリルがなくなる。
危ない!と思っても、どうせまた助かるんだろ、となっちゃう。
助かるとわかってると、ハラハラ、ドキドキしなくなる。
だからといって、別にリアルな映画をつくれといっているわけではない。
『ワイルド・スピード SKY MISSION(2015)』の中では、崖から落ちそうなバスからジャンプして、そこに乗りつけた仲間の車に間一髪飛び乗るシーンがある。
車が、高層ビルから高層ビルへ、窓を突でき破って飛び移るシーンもある。
それらはあってもいいんだ。
映画だから。
楽しいじゃないか。
だが、そういう突飛なシーンを生かすためには、基本的なところのリアリティが大切だ。
ガンガン車がクラッシュしても、乗っている主要登場人物がいつも無傷というのは、興ざめしてしまう。
主要登場人物がからんで、派手ぇな激突場面を見せたいのは分かるんだけどね。
せめてロック様が病院送りになったのが救いか。
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