RANMARU一家の物欲日記

2011/06/05(日)10:36

太陽光発電の問題点

太陽光発電(11)

太陽光発電システムの運転状況にあたり、運転開始直後より生じていたいくつかの問題点を素人目ながら、1ヶ月に渡り観察し、その不都合状況を大まかにではありますが、まとめてみました。 ・状況 太陽光発電システムが稼動当初より、一定の発電量(おおむね4kw以上)の場合において、液晶モニター上に「電圧抑制中」と表示される。日照の良い日は9:00~16:00程度までそのような表示が出続けている。 快晴の日曜日、特に発電量が高くなる時間帯において(おおむね5~6kwを超える発電量)三台あるパワーコンディショナーの真ん中の一台(2番?)が運転を停止してしまう。そのさい、液晶モニター上にて概ね2kw程度の発電量の低下が確認される。停止中のパワコンを手動操作にて復帰させると発電量も回復するが、一定時間(1時間程度)経過すると、同様に二番のパワコンの運転が停止してしまう。 自宅の隣には鉄工所と一人暮らしの住宅が一軒があり、自宅から直接柱上変圧器(トランス)より送電されているのは自宅母屋とその一人暮らしの住宅一軒のみ。鉄工所には6kvの高圧線が直接送電されている。柱上トランスを経由しない鉄工所が自宅太陽光発電より発電された低圧電力が柱上トランスを越えて鉄工所まで送電されているのか、その因果関係は不明ではあるものの、現実として日曜日の鉄工所が休んでいる快晴の日には必ず二番のパワコンが運転を停止し、全体の発電量が低下する。 以下、その状況写真である。写真A・写真Aについて5月15日、13:30のパワコンの様子(写真A)。天気は快晴、このように日中一番発電量の多い時間帯であるが、中央のパワコンのパイロットランプが消灯しており、運転が停止している状況が見て取れる。写真B  ・写真Bについて二番のパワコンが運転停止中の発電量。停止前に比べて、概ね2kw程度の出力低下が見て取れる。パワコンの一台が止まっていても「電圧抑制中」の表示は消えることがない。9.98kwのシステムでありながら、5月の日照条件の良い状態での発電量が4.4kwというのは、送電線あるいは太陽光システム自体問題を抱えているように思われる。写真C写真Cについて運転が停止した二番(真ん中)のパワコン。パイロットランプが消灯しており、太陽電池より発電された電力を送電されていないようだ。液晶表示にはなにかしら表示されていたようだが、バックライトもないので確認することはできなかった。写真D 写真Dについて運転が停止した二番のパワコンは、このように手動操作にて一時的に復帰させることができる。しかし、この場合も発電量が多い時間が一時間程度続くと、写真Cのように再び停止してしまう。写真E  写真Eについて運転停止中の二番のパワコンを手動復帰させた後の運転状況。あいかわらず「電圧抑制中」と表示されているものの6kwを超える発電量を示している写真F写真Fについて5月15日の発電終了後のグラフであるが、通常、二次曲線的なカーブを描くのだが、22番のパワコンが運転を停止したことに加え、電圧抑制がほとんどの時間帯で表示されていたことから、図の赤いラインで示した部分を上限に発電が頭打ちになっている。水色のラインで囲ってある部分は、手動にて二番のパワコンを起動させた事から一時的に発電量が上がっている。個人的には、45kw以上発電できる条件かと思われるが、この日の発電量は32.9kwであった。写真G 写真Gについて翌日5月16日(月)の発電の様子。天候はうす曇り。日照条件に対して妥当な発電となっている。当然、二番パワコンの停止もなく、電圧抑制の表示もほとんど見かけることはなかった。グラフカーブも二次曲線的となっている。この日の発電量は29.8kw。日照条件の最良であった15日と大差ない発電量だ。  まとめ 5月20日に中電から電話連絡があり、送電線の電圧については特段問題は見つからなかったとの事。また、パワコンの出力を108vに上げる設定の提案を中電から受けたのでまずはそれを実践してみて経過を観察してみようと思う。 素人考えながら、自宅からの送電線を現在の東端の柱上トランスから西へ二本隣の柱上トランスへ付け替えるという提案をした。その場合、費用がかかるという事。家庭用太陽光発電の設置状況や環境は多種多様であり、そのトラブルもまた多様のようだ。しかし、それぞれのトラブルに対処する情報があまりにも少ない状態だ。震災の後、太陽光発電が注目され、この先復旧が進むと思うが、同様に私のようなトラブルに見舞われるユーザーも増えるのではないだろうか?今回のトラブルは進行中であり、また何か進展があれば記事を書こうと思います。 

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