2008/11/04(火)19:30
最近の社会事情での子育て論
infoseekのニュースを見ていて、気になった事があるので書きたいと思います。
出産費未収が昨年12億円、大学・公立病院で多発 (読売新聞)
2007年に出産費の未収金があった医療機関が全国で977施設あり、総額は12億4500万円に上ることが、日本産婦人科医会(東京・新宿区)が初めて行った調査でわかった。
まずはこのニュースが目に入りました。
上の子供2人の時は入院保証金が5万円だったのに、今年生まれた3人目の時は30万円になっており、未収金が多いのだとは思っていました。
通常の入院保証金は5万円のままで出産費用だけ何故なのかと思っていましたが、このニュースを読んで理由が分かりました。
それまでは出産一時金が出るので、それまでの費用も出せない人が多くなっているかと思っていました。
我が家での出産費事情は前述しましたが、出産費用が約40万円で次男の入院費用が16万円で出産一時金が35万円でした。
出産・入院費用はほとんど戻って来るとは思いますが、2ヶ月経っていますがまだ手続きのお知らせは来ていません。
その事も含めて下記の関連ニュースも書かれているようです
出産費の一時金、支払い不要に…政府方針 (読売新聞)
政府・与党は2日、少子化対策の一環として、病院に 分娩 ( ぶんべん ) 費用を直接支払わずに、公的負担で出産できる制度を来年度から導入する方針を固めた。
ただでさえリスクが高く、産科の医者のなり手が少なくなっているのに未収金まで多くなっては、益々なり手が少なくなり産科医療が崩壊してしまいます。
一時金支給の手続きも面倒ですし、大筋では賛成です。
そして医療関連ニュースとして下記のニュースのことも含めて、思いを書きたいと思います。
無保険の子ども きめ細かな対応が必要だ (読売新聞)
親の保険料滞納で、子どもまで医療を受けにくくなる状況は、なくすべきだろう。
給食費から問題が発覚し、保育料の不払いなどが表面化しています。
私は文化面・精神面のグローバル化が進んでいるのに、法整備が遅れているように感じます。
『権利だけを主張して義務を果たさない』
謙譲を美徳としてきた日本人からは考えられないことです。ですから法もそのように整備されてきたのが、崩壊しようとしている気がします。
アメリカをはじめ西欧諸国の『個』の考え方は日本人の『和』の考えとは相容れません。
一部とは言え、そういう和を乱す人は排除すべきか、法を変えて個の責任を取らすべきだと思います。
諸外国のやり方を見ると、いろいろな選択肢があると思います。
これから子供達が安心して暮らせるような社会に大人がしていくべきだと思いますが、世界恐慌手前で不況の嵐の中では刹那的ににもなりがちです。
子供達が安心で暮らしやすい生活を送れるようになるのは、私達大人の為でもあるんですよ。意味が分からない方は想像してみて下さい。
何が正解かは分かりませんが、少しでも良い社会を作っていきたいと思います。
最後に私は親は子供が生まれたからなったと言うだけではなく、親にして貰って、親として育てて貰っていると思っています。
親として成長させて貰い、人間的に成長が出来たら幸せだと思います。
楽天ブログでは社会・経済や仕事のことについては書かない私ですが、子育ての事は書いているので一筆啓上させて貰いました。
ここまでお読み下さった方がいらっしゃいましたら御礼申し上げます。長文・乱筆をお許し下さい。また、ご意見ご感想をお寄せ下されば幸いです。