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2006.08.03
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カテゴリ:サッカー系
FCB日本遠征帯同日記 vol.2
2日間の日本滞在でFCBが得たもの。

2006年8月1日ドイツ時間午前8時30分、FCバイエルンの選手達を乗せたルフトハンザLH5019便は、出発から約68時間後、再びミュンヘンの地へ降りたった。日本滞在44時間、強行日程の疲れをもものともせず、選手達は開幕に向けてコンディションを整えるべくトレーニングのためにゼーベナーStr.へと向かう。浦和レッズとの親善試合、FCバイエルンは残念ながら勝利で飾ることは出来なかったが、彼らには立ち止まっている時間などなく、BL開幕という次の目標に向かってチームは再び歩み始めた。

日本滞在2日目、選手達は夜19時からの試合に出来るだけいいコンディションで臨むべく、10時からトレーニングを開始、滞在先ホテルに隣接する公園でランニングするなど精力的に汗を流した。公園付近にいた人々は、突然現れた外国人団体に興味津々のまなざしを向けたが、オリヴァー・カーンの姿を目にすると状況を把握、ひそひそ声はやがてトーンが変わり、選手達の姿を記録するためにカメラを向けた。

約1時間のトレーニングを終えた選手達はホテルに戻り、晩の親善試合に向けてつかの間の休息をとる。しかしもうひとつのFCB、すなわちOB選手など過去の名選手を揃えたオールスターチームは16時30分から予定されていたもう1つの親善試合に臨むべく埼玉スタジアムに向かうため一足早く12時30分にホテルを後にした。FCBの選手達がホテルを出発したのは15時過ぎ、彼らが埼玉スタジアムに向かっているのに並行して、会場のスタジアム近郊は開場の16時を待ちわびるファン達が早くも集まり始めていた。

16時開場、できるだけいい席を確保しようと長蛇の列を作っていたファン達が入場し始めると、オールスターズのキックオフとなった30分後にはすでに10000人のファンがスタンドを埋めていた。そしてキックオフの瞬間には大歓声が起こり、往年のスター達が見せる絶妙のプレーに観客は拍手喝采、チャンスの場面では歓声やどよめきなども起きてファン達はこの試合を心から楽しんだようだ。この試合、浦和レッズに先制を許すものの、パウロ・セルジオが同点とした後にカール=ハインツ・ルンメニゲが決勝点を含む2得点を決め、FCBオールスターズが見事3-1で浦和レッズを破った。

オールスターズの試合中にFCBの選手達はスタジアムに到着、ピッチに姿を現すと、観客の視線と声援はオリヴァー・カーンら選手達に集まる。スタジアムを訪れていたファン達の心はすでに19時からのキックオフに向けて高鳴っているようで、この瞬間、スタジアムの雰囲気がお祭りムードから真剣勝負を控えた緊張ムードへと切り替わったかのように思えた。

18時50分、スタメン発表が行われ、カーンの名前がコールされると大歓声がスタジアムにこだまする。さらにフィリップ・ラーム、バスティアン・シュヴァインシュタイガー、ルーカス・ポドルスキーらドイツ代表選手たちの名前もコールされ、一昨日チームに参加したばかりの選手が全員スタメン出場という異例の事態に日本のファン達は嬉しさを抑えられずにいたようだ。その数分後にはユニフォーム姿の選手達がピッチ上に登場、スタジアムは大興奮に包まれ、その熱気は最高潮に達する。

19時5分、歓迎セレモニーや記念撮影などで予定よりも数分遅れてキックオフ、日本のファン達が待ちわびていた瞬間だ。試合開始から果敢に攻めかけるバイエルン、すばやいサイド攻撃とカウンターで得点を狙う浦和レッズ、そこにはまさしく日本のファンが待ちわびていた真剣勝負が存在した。前半はバイエルンが、後半は浦和レッズが主導権を握る。しかし中心選手が加入したばかりで、いくら主力級を揃えて試合に臨んだバイエルンもチームとしてまだ機能していため単調な攻撃に終始する。さらに強行スケジュールの疲れで次々と選手達の足が止まる。そして試合終了間際、スタジアム全体に『引き分けか?』と雰囲気が漂い始めた89分、バイエルンのDF陣の集中力が途切れた瞬間に黒部光昭にヘディングでの得点を許してしまった。

90分間戦い抜いたバイエルンの選手達の前で展開するカップ授与式、それを眺める選手達には口惜しさと浦和レッズを称える2つの表情が浮かんでいた。しかしそこには悲壮感など欠片もなかった。それは不運にも惜敗をしてしまったとはいえ、全力でプレーしたという充実感と、負けは負けという潔さがあったからだ。フェリックス・マガト監督も試合直後に『浦和レッズが勝ったのは、それに相応しいプレーをしていたからだ。』と相手を称えている。

応援してくれたスタンドの30000人のファンに対し手を振って答えるFCBの選手達。感謝の意味を込めて選手達がユニフォームをスタンドに投げ入れるたびにファンの大歓声が巻き起こる。たった2日間の日本滞在の最後の瞬間を1秒でも多くファン達と過ごそうという選手達の姿がそこにあった。

スタジアムを後にした選手達はようやく重圧から解放された。ひとりひとりの顔には疲れがありありと見てとれる。たった2日間の日本滞在、練習と親善試合、そして公式行事と強行スケジュールをこなしてきた選手たちにささやかだがようやく安らぎの時間が与えられる。彼らが向かったのは東京プリンスホテル パークタワー、最上階の地上33階にあるスカイラウンジで関係者のみを集めて最後の晩餐が開かれたのだ。このラウンジで選手達は、ソファに横たわってまどろんだり、東京の夜景を堪能したりして日本滞在の最後の3時間を過ごした。

途中日付が変わって日本滞在3日目の8月1日になる。ファンの方ならご存知の方も多いと思うが、シュヴァインシュタイガーの誕生日だ。日本で22歳の誕生日を迎えたシュヴァイニーを多くの人が祝福する。僕がドイツ語と日本語で『誕生日おめでとう!』と祝福し、今回の日本遠征はどうだったか聞くと『とても楽しかった!日本はいい国だね。また来たい。』と笑顔満面で無邪気に答えてくれたのが非常に嬉しかった。

午前2時30分、選手達は羽田空港に向かい、約20分後の3時前に国際ターミナルに到着した。そこには深夜にもかかわらず50人以上のファン達が選手達を見送ろうと出発ロビーに集まっていた。そんな心温かいファン達に対しひとりひとり丁寧にサインに応じる選手達。出向手続きを済ませてゲートをくぐって姿が見えなくなるまで熱い声援を送ってくれたファン達を、バイエルンの選手たちは決して忘れることはないだろう。

FCBの選手達を乗せた飛行機は定刻どおり午前3時45分に日本を飛び立った。たった2日間の日本滞在が終了した瞬間だ。ドイツ帰国の翌日にリーガカップの準決勝を控えながら日本遠征を敢行したFCバイエルン、今回の遠征で彼らが得たものは一体なんだったのだろう?その答えは日本のファンとの絆だ。子供達との交流、公開練習、そして親善試合。どこに行っても選手達は誠心誠意ファンに接し、時間の許す限りサインに答え、ユニフォームをプレゼントし、笑顔を絶やさずファンの声援に手を振って答え続けた。それは熱心なファン達の期待と応援に対する選手達の感謝の気持ちからくる行動なのだ。最後にルーカス・ポドルスキーの言葉をファンの皆さんに贈りたい。『今回の遠征はとてもすばらしいものだったし、日本に滞在できて本当に楽しかった。』

文 : 春田修作 in 東京
   (Shusaku Haruta)

FCバイエルン・ミュンヘン
オフィシャルサイト
より





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最終更新日  2006.08.03 16:34:24
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