今日も自分を励まし健康にキレイになろう

2015/10/15(木)19:45

秋の趣きある風情

「秋は夕暮れ。」と言ったのは 枕草子を書いた清少納言であった。 が 秋の風情と言えば 何と言ってもやはり お月見ではないだろうか。 お月様を愛でる心に 古今東西変化はないようだ。 太古の昔より多くの古人が こよなく月を愛し(愛で) 歌にして詠んでいるのはその証でもある。 それで せんだってのスーパームーンが とっても大きかったのを思い出した。 あの大きな綺麗な月 ご覧になっただろうか? いいですよねぇ。 お月見の風情。 夜空を見上げる心にはロマンがある。 月が皓皓と 空に輝く絵になるシーンを 脳裏に想像するだけでも感極まる。 そんな折り ネオンなんて全く持って無用な存在。 自然美に勝るものなしの感だ。 無心で夜空を見上げていると 月の柔らかで和やかな光が 私達を静かに迎え 静寂の世界に導き 心を解き放ち解きほぐし 何かしらを諭し 伝えてくれているように思える。 そうした風情ある趣きがいい。 さても今回感じた スーパームーンの趣きを振り返ると 東の山の端から顔を出す その瞬間に そうした感動があったように思い出す。 まんまるい月が 空高く昇ってしまってからと言うよりも 山の際に ほんのりと(月の)顔が出でる ほんの短い時間帯の中に そうした何とも言えない風情があった。 東の空に うっすらと 月が顔を出す気配があり そうこうするうちに 山の上の木々の間から 月の光がみるみる溢れ出す。 山の上に立つ樹木の形が 月光の中にクッキリと浮かび上がり 何とも言えない温和な風情を醸し出す。 言葉にならない趣きと言うのは こういうことを指して言うのだろうか。 男性であれば こうした日本独自の風情ある趣きの折り 横に和風美人がいてくれたなら?! と想像するのかも。 薄(すすき)と秋の花が 綺麗に生けてある縁側かなんかで 着物美人に手酌してもらいながら ほんのりほろ酔い気分になって 特別大きな月の風情を愛でてみたい そう感ずる面々もいるかもしれない。 「ススキの簪(かんざし)」 の髪飾りを付けた 浴衣のお姉さんでなくてもいい…。 「もう一杯いかが?」 なんて… 言ってくれなくてもいい… けれど もし言ってくれれば… くれたで嬉しい… ような気もする…。 ともかく こうした折りにあっては おしゃべりは興ざめだ(興を削がれる)。 が 優しい言葉は掛けて欲しい。 優しく温かい雰囲気は有難いと思う。 何やら話が それてしまったようだ。 ふと 脳裏に記憶が蘇ったことがあった。 中学生の折りのことである。 学校の文化祭(体育館の壇上)で 当時 イケメン優秀成績運動抜群 非の打ち所のない 女学生ら憧れの先輩(男子中学生生徒会長)が ギター1本片手に 吉田拓郎の旅の宿を1人で歌って 全校の拍手喝采を浴びたことがあった。 しかしながら… である。 よくよく今になって考えてみると その生徒会長 何と大人びた こましゃくれた おませな中3だったことか。 「妙に色っぽいね」 とか 「君を抱くこともできないみたい」 なんて言うような 大人の台詞(歌詞)を 学校の文化祭の場で 白昼堂々披露し 大喝采を得たのであるから。 それでまた1つ思い出したのだが この当時の文化祭は 大喝采を浴びた演目がまだあった。 つうと与ひょうが登場する 木下順二の演劇「夕鶴」であった。 当時の演劇部 渾身の力作発表だった。 文化祭に備え 夜遅くまで練習に取り組んだ成果が よく発揮されていた素晴らしい発表であった。 割れんばかりの拍手で幕が下りたことを 今も鮮明に覚え 印象深く記憶に残っている。 今の子達の 文化祭の様子(実態)はよくわからないけれど エレキやドラムを使った 軽いノリの出し物だけに終始しない分 当時の文化祭の文化水準は高く 内容も深いものがあったように思う。 秋は文化の秋であり 食欲の秋 スポーツの秋でもあるようだ。 それぞれの秋を十分に満喫し 充分に味わいたいものである。 文化の秋。 せんだってテレビで放映していた 川平慈英演ずるドナルドキーンの功績は 心打たれるものがあった。 日本に帰化し 日本文学を世界に知らしめ広めた功績は とても大きな価値があるように思う。 ドナルド曰く 日本人は何かに火が付くと 全国民的にその火が広がり 様々に飛び火して 人々を巻き込んでゆく傾向がある国民性らしい。 よって 第二次世界大戦(太平洋戦争)を教訓に この先もずっと 穏やかな平和な世の中が持続するように 冷静で落ち着いた行動と 正確な判断を心掛けなくてはと 改めて思った。 日本文学をこよなく愛するドナルドは 日本人はもっと自国の文化に誇りを持っていい わかりやすく海外に 自国の文化の良さをアピールしなくてはならない と結んでいた。 文字にして或いは 言葉として表に表われない 行間に潜む日本独自の情感(余情)も 味わい深い日本文化の1つとして 大切にしてゆきたいものだと思った。 映像が先行しやすい現状(世の中)ではあるけれど 今後も文字に親しみ 書物を愛してゆきたいと 改めて感じたらしい。 その映像で 今しがた思い出したのだが ジブリの最新作「思い出のマーニー」を見 先日ラスト部分で感涙してしまっていた。 最後の部分に説明が隠されていて よく出来たアニメだと感動した。 人には愛だと つくづく思う。 文化の秋と来たらスポーツの秋で 体も健康的に動かさなければならぬ。 何も他者と競い合うようなスポーツ(運動)でなくていい。 その人その人なりに 自分に合った適切な運動を 暮らしの中に取り入れ 日々愉しんだらいいと思う。 わたくしごとで恐縮なのだが 音楽が大好きなので リズム(ビート)を体に刻むダンスが好きだ。 踊っている時は無心 無我夢中の境地で 振り付けに没頭し ダンシングを楽しんでいる。 今回インストラクターが選曲してくれた 今期一曲目のナンバーは アリアナ・グランデのプログレムであった。 既に上記のナンバーは 振り付けを全て完全に覚え 感情を込めて踊れるようになった。 ダンスは体幹が大切であるが 指先や目線まで心を配って 柔軟にセンス良く 自己表現(パフォーマンス)しなくてはならない。 今回セレクトしてくれたアリアナのナンバーが とってもお洒落でセクシーなメロディーだったので 受講生達は皆 ほとんど夢中になって曲に没頭し 大変気に入って 講座が始まるプレレッスンの時点から 熱を入れた練習ぶりだった。 インストラクターが考案してくれた振り付けも 非常に色っぽくセクシーな振り付けだったので 腰を振るセクシーな振り付けも 目の回るのような高速ダンスも 皆一心不乱になって練習していた。 汗が吹き出し飛び散り レッスンの激しさを伝えていたように思う。 つくづく思うのだが 難しい振り付けをマスターしただけでは ダンス上達には程遠い。 歌詞の意味合いや音楽の高揚感を取り入れ 感情を体で表現し カッコいいイケてるパフォーマンスが 上手に出来るようにようになって初めて どうにかダンスが上達し自分のものになったと 言えるように思う。 スポーツも奥が深い。 どの運動も 何かしらの「道」に通じるようだ。 日々の精進と養生が大事になる。 これからも文武両道 学習も運動も大切に 一歩ずつ取り組んでゆきたいと思う。 寒くもなく暑くもない 過ごしやすい季節を迎えている。 健康に感謝し 笑顔で過ごしてゆきたい。 秋の深まりと共に 朝夕と日中の気温も変化が大きい。 どうぞ 気温の変化には十分気を付けて。 どちら様も体 大切に。

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