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カテゴリ:ちょっと変なお話
私の通っている古めかしいジムは、ある種のブランド的な要素を持ち合わせているかもしれない。
実はここのオーナー(ここでは皆、会長と呼んでいて会員に対して自ら指導にあたっている)は、 先般当社にて戸建を購入していただいた、私のお客様でもあるのです。 ジムの近くにある当社管理の駐車場を借りてもいただいていて、毎月末に駐車場料金の支払いに当社まで出向いてもらってもいる。 というわけで以前からの顔見知りなのです。 しかしながら、不動産を購入いただいたお客様だから、このジムを選択したということではありません。 以前も通っていた時期があったのですが、そのときはわずか1ヶ月で挫折。 今回このように取引の縁があって、再びその時を思い出したのと、尚且つ、体脂肪率の心配な危険状態に陥っている?私のなまった身体に、天は救いの啓示をしてくれたのだと、チャンスに捉えて再び前向きに通いだしたのです。 実際、通う回数からすれば模範生とは言いがたい程のものですが、徐々に身体が活性化していくような実感を受けつつあります。 今日も昼間、先の取引物件の引渡しが来月に迫っているので打ち合わせにジムに行き、そのまま昼休み時間を利用して汗を流してきました。 今日は、かねてから噂に聞き及ぶ80歳のご老人がトレーニングされていました。 見るからにとてもお元気そうです。 少し会話しながら、今風のトレーニングセンターのことについての言葉がありました。 そのなかで、今風のしゃれたジムには、そこに通う人同士の気持ちの触れ合いがないとのこと。 それに比べここは、汗臭い程の心通う人間味があるらしいのです。 確かに私もそのように感じます。 多分に、面倒見の良い、オーナーの気さくな人間的魅力もあるのでしょう。 ところで何がブランド的要素なのか。 ブランドとは決して高級的なものを指すのではありません。 このジムにはまだ若い、現役プロ野球一軍選手も二人登録しています。 学生時代に通っていたらしく、今でもオフの時にはやって来るそうです。 無事入団したときには、親子でお世話になった挨拶にきたようです。 そして、JR九州の四番バッターもいます。 その他、病院関係者や弁護士さん等・・ 年配者の方もこれまでの地位を語ることもなく、ここでは皆が楽しく、ときには寡黙に汗流すのです。 なかにはこんな人までいたことに驚き。 丁度私が居るときに郵便物が届きました。 見ると出版社からのもの。 オーナー曰く、ここの生徒さんだった人からの贈り物だというのです。 この方の職業、今は何冊も出版している作家生活。 新刊が出る度に、その方から律儀にもここでお世話になった御礼に送ってきているらしいのです。 このときも3月新刊を出版社から届けられたのです。 この方は下記の作品で平成8年第16回横溝正史賞を受賞されました。 「ノーペイン、ノーゲイン]と題する本。 この方はまだ40代ですが、7~8年前に市役所勤務時代、このジムに通っておられたようです。 確かにこの本のなかにここのジムとオーナーに似た人物描写らしきものも出てきます。 オーナーもいろんな生徒が巣立って嬉しそうに話していました。 しかしこのジム。やはり何がしかの魅力を持っているに違いないでしょう。 古めかしい建物の歴史のなかを行きかう人々達。 きらびやかなブランドものとは違う、それぞれの人という、温もりをもったダイアモンドがここには存在している様な気がしました。 私も当分ここで精神も肉体も磨いてみようと思います。 とりあえず当面もライバルはこの御仁。↓ Sさん御年80歳。すごいです。かっこいいです。(^^) 若者?と先輩は、楽しく会話しながら並んで自転車漕ぎました。 残念ながらまだまだ負けています。(*^_^*) ↓・・・・・いつか私の写真がここに($・・)/~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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