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ラスカルスズカのブログ

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June 30, 2020
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​​こんにちは!ラスカルスズカです。












​​​​​今日、紹介する本は、



鏡明さんの



    ​『 不確定世界の探偵物語 』​








です。




こちらの物語は、

大富豪が所有する世界で1台だけのタイムマシン。
そのタイムマシンを使って過去を変えると、
目の前で世界が変わっていく。
さっきまで話していた相手が、
見知らぬ人間になったりする。
主人公の探偵は、
その大富豪に雇われる。

というものです。




SFとミステリーが融合した物語です。



ただ、
他の作品と違うのは
過去を変えたら現在も変わるということを、みんな理解している。
ということです。
でも、
変化のあった事柄については、
徐々に記憶の修正が行われ、変わった事実を忘れてしまいます。



他のタイムマシンを使ったSFでは、
過去を変えてはいけなかったり、
過去を変えたことを現在の人が気付いていない
という設定が多いです。



なので、
過去が変わったことを知っている状態で
どういう風に物語が進むのか
非常に気になります。




物語の舞台はアメリカのようで、
文体も翻訳もののようです。
私は、この本を読んでいる途中、
「 読みやすい翻訳ものだな 
と思う時があり、
「 ​あ、作者、日本人だ​ 」
と思い出して、一人で納得してしまいました。




ジャンルはSFですが、
ハードボイルド?と呼ばれる探偵小説なようです。
というのも、
私はハードボイルドものを読んだことがなかったので、
こういう推理物も面白いなと感じました。




この本は8篇の短編が収められている
連作短編集になっています。



結構、前の作品ですが、
今でも十分楽しめます。





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Last updated  June 30, 2020 07:46:54 PM
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