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この内容は、「建材フォーラム誌」(工文社 http://wwww.ko-bunsya.com)2011年8月号No.420より転載しています。
![]() 「石見銀山の暮らし」・・・ 品川博さん一族が表現 ![]() ![]() 写真左から 二男の品川房男さん。 三男の品川清志さん。 四男の品川博さん。 博さんの長男、福太郎さん。 東京・杉並区の西荻窪駅にほど近い古民家で、今年4月から大掛かりな改修工事が行われ、このほど完成した。 昭和の香りを留めた木造二階建ての家屋は、文化財と呼ぶにはまだ新しく、ごく一般に見られる民家である。 この民家に、島根県の誇る職人たちの手によって新たな息吹が吹き込まれた。 民家は、改修後、店舗として再利用される。 お店は、島根県大田市に本店を構える服飾ブランド「群言堂(ぐんげんどう)」の出店で、。 店名は「Re:gendo」(りげんどう):杉並区松庵3-38-20主に飲食、雑貨、衣類を取り扱う。 同ブランドは、地元、石見銀山の暮らしに根ざした服飾デザインで知られ、都内にも複数の店舗を展開している。 改修を手掛けたのは、同じく島根県大田市を拠点に活躍する、一級建築士事務所ゆまにてく主宰の渡辺孝幸さん。 ブランドイメージと同じく、「田舎の暮らし」をコンセプトに計画され、施工に当たっては左官、大工ともに石州職人たちが腕をふるった。 左官工事は、セメント彫刻や鏝絵作品で著名な品川博さん一族が務めた。 次男の品川房男さん(63)、三男の清志さん(60)、四男の博さん(57)、博さんの長男、福太郎さん(32)が腕によりをかけ、壁面はネズミ漆喰、床面は品川博さんの考案したドライウォッシュ工法(本誌2009年11月号で詳報)で仕上げられた。 本稿では、その左官工事のもようを写真とともにレポートする(取材/U、写真撮影/倉橋美香子氏) 写真1:古い漆喰の撤去作業![]() 写真2・3:左)土壁へのシーラー塗り。土は賛成、漆喰はアルカリ性のため、シーラーを塗って中性化を防ぐ。 右)ボード部へはシーラーなしで下塗りを施す。 ![]() 写真4.5:左)ネズミ漆喰による上塗り (右)ネズミ漆喰のむら直し ![]() 写真6.7:左)天井の下塗り (右)天井の上塗り。息の合った作業が進められた。 ![]() 写真8.9:左)窓周りの下塗り (右)窓周りの刷毛引き仕上げ ![]() 写真10.11:左)下塗り・上塗り共に使用されたイタリア漆喰ラスチコ・アレニーノ(色名:アボリオ)発売元:まつおか瓦産業株式会社。淡いクリーム色 右)ヤブ原の「マイン(バイエル)」で着色。クリーム色に混ぜることで微妙な色合いを表現する。 ![]() 写真12.13:左)ネズミ漆喰の配合表。設計士・施主の求める微妙な色むらを作るのに試行錯誤が繰り返された。 (右)墨の軽量。使っているのは豆腐のケース(!)。 ![]() 写真14.15:左)漆喰への隅混入 (右)漆喰と墨を混ぜ合わせる。 ![]() 写真16.17:左)塊が残らないよう根気よく混ぜる (右)完成したネズミ漆喰を袋に保存して使用時に使う。 ![]() 写真18.19:左)ラスを貼った上にセメントで下塗り (右)メッシュを伏せ込み、モルタルで下地塗り。 ![]() 写真20.21:左)モルタルに接着剤を混ぜて中塗り。上塗りとの接着性が向上する。 右)セメントに寒水石を混入。 写真22:水を合わせてよく練り混ぜる。![]() 写真23.24:左)モルタルの塗り付け。この後繰り返し均していく。 右)島根の貝殻を伏せ込み、幅気にデザインをつけた個所も。 ![]() 写真25.26:左)均しが終わったら、ひび引き鏝で目地を切る。デザインとひび割れ防止を兼ねている。 右)感想のタイミングを見計らい、ワイヤーブラシで一気に掻き落とす。 ![]() 写真27.28:左)ブラシにセメントの粉がつかなくなるまで繰り返す。 右)ドライウォッシュの仕上がり。角度によって繊細に光る。 一級建築士事務所ゆまにてく 主宰 渡部孝幸氏著「鏝なみはいけん」 ![]() ![]() ![]() この内容は、「建材フォーラム誌」(工文社 http://wwww.ko-bunsya.com)2011年8月号No.420より転載しています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.12.14 17:58:40
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