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全長約11メートル(幅85cm)に及ぶ鏝絵がこのほど完成しました。
場所は、兵庫県神崎郡福崎町の浄土真宗本願寺派・教願寺ご本堂内です。 ![]() これほどのスケールの鏝絵の仕事ですので、着手は、今からちょうど7カ月前になります。 ![]() ![]() チーム品川で、イタリア漆喰ラスチコに独自の方法で、鏝絵に適した、絹肌のような漆喰を作りだし、下地づくり・”ノロがけ”から始めました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 時に和む事もあるものの、実は、下地づくりから、気が抜けない状況が続きます。 ![]() ![]() こうして出来あがった下地に、来る日も来る日も、鏝(こて)により、小さな”ひと塗り”を積み重ねていく作業を続けます。 ![]() これまで、セメントにより描いていたのと異なり、今回は、下地から模様まで、すべてイタリア漆喰ラスチコにより、全長11メートル(幅85センチ)の連図を作成することができました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 桜の木の春夏秋冬のうつろいをテーマに、お寺の周囲の四季、日本の四季を描いています。 ![]() ![]() ![]() ![]() 満開の桜や葉は、これまで製作したことがありますが、冬の花も葉もない樹は、今回初めて描いてみました。実は、冬のシーンが私は好きです。 ![]() ![]() ![]() こちらの製作途中、ひょんなことから、TV撮影のお話があり、そのとき出来あがっていた桜満開のシーンを、さまざまに照明を変えて撮影・放送して頂きました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 工期中は、黙々とただひたすらの一人作業もありました。 途中、遠方より長年の友たちが、現地まで励ましに来てくれたり、お寺のご関係の皆さまは、ずっとあたたかく見守って頂きました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 皆さんからのご期待や、大きな仕事に対するプレッシャーはありましたが、7カ月間、実に気持ち良く仕事をさせて頂きました。 また、今回使用した漆喰:イタリア産ラスチコは、7か月の工期内、気温や湿度が大きく変化する中において、一度もキレやひび割れを発生させることなく、繊細で緻密な表現を可能にしてくれました。 ・・・人との出会い・材料との出会いに、心より感謝です。 ■ ■ ■ 作品のYou Tube 動画(春夏編) ■ ■ ■ ■ ■ ■ 製作中「ノロかけ」作業の You Tube 動画 ■ ■ ■ ![]() ![]() ******** 無断の転用はご遠慮ください *********** Copy right: HIROSHI SHINAGAWA & Team Shinagawa お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.10.16 13:11:39
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