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男の羅生門 ‐ Guitar&Bike Life ‐

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Taylor/224ce-Koa DLX

抑えることが出来ない音色への執着。
結果的にエレキギターはある程度の終息をみせるものの、矛先はアコースティックギターへ。
一定の周期で爆発する欲求を抑えられず、結果として購入(というか入れ替え)したのがこの『Taylor/224ce-Koa DLX』





Specifications
Top:Koa Back&SideLayered Koa
Neck:Sapele FretboardEbony
Body Finish:Gloss
Nut/Saddle:Tusq/Micarta
Tuners:Taylor Gold
Electronics:Expression System 2 (ES2)
Scale:25 1/2" Neck Width1 11/16"
Body Length:20""
Body Width:16""
Body Depth:4 5/8""
Case:Taylor Deluxe Hardshell Brown


ネットサーフィンするのが悪い癖、いや、スマホが普及し誰しもが気軽にネット検索で来てしまうWEB社会になってしまったのが悪い。
つまり俺が悪いわけでは無く、そういう社会情勢になってしまったのが悪い(いいわけ)・・・というのはさておき。






とりわけ細部まで美しいのがこの外観、ハワイアン・コアを贅沢に全面に使ったボディにエボニー指板、ブラックバインディングにゴールドパーツ。
このギターを購入するにあたり、以前持っていた110SB(限定モデル)は某フリマで売却して原資としました。






すまん 110SB。お前とはサヨナラだ!
ということで手にした Taylor/224ce-Koa DLX






流石はTaylor、販売価格問わず美しい加工精度です。
熟練した職人が作るといったハンドメイド方式ではなくコンピューターや最新加工のマシーンを駆使して作るだけあって当たり外れが無い。
特にネック精度に関してはライバルを寄せ付けないほどの安定感で弾き易く、チューニングの狂いも少ないのが特徴です。
エレキしか興味が無かった自分にとって、それまでエントリークラスの低価格帯モデルしか弾いた経験が無かったので良いアコースティックの音
という感覚がそこまで分からず、Taylorのギター(110SB)を購入して弾いた時の『分離感の良さ』を体感したときには衝撃を受けました。




今回の『Taylor/224ce-Koa DLX』に関してはハワイアン・コアという木材を使っています。
弾けば Taylor らしい ボディに バィイイイイン!と ややドライブしたかの様に響くあの音でキレッキレでした。
ハワイアン・コアのお陰が、より音の輪郭がハッキリしていて前に出てくる音像。ストロークが楽しくなる音。
ピッキング強弱にも追従して音量がしっかり変化し、良い意味で細かな音までボディが拾ってくれます。




現物を見ないで写真のみでギャンブル的に買うのはいつもの悪い癖ですが、購入前にある程度の特性や状態を問い合わせて伺います。
ネック状態、ボディ状態、その個体を弾いてのスタッフの主観・感想等、情報は取れるだけ取る(まぁ面倒くさい客かもです)




ジャンルは違えど自分の販売業に携わっているのでカタチに残る文章や言葉で発するということは、業務上で考えても偽ることが出来ない。
むしろ信頼性があるもの。ましてや遠方通販ともなればクレームとなれば面倒だと判断するはずなので、質の高いお店は非常に丁寧に説明してくれる。
反面、返答する者のレベルが低いと説明不足や見落としだったりと、ヌケ・モレのリスクが伴うのでコチラから知りたいところを聞く方式。
正直、コレで間違ったことは今まで無いように思えます。

事実、届いたこの個体も定価の約半値で手にした中古でありながら新品同様、個体としても良く素晴らしい状態でした。
エレアコなのでアンプに繋げば高性能なピックアップから自然な音で増幅も可能。良い! マジで良いではないか!!

とは言えアコースティックにおける『良質な音』というのは、恐らくこんなもんじゃないんでしょうが
あまりに高すぎるギターは自分の腕前に対して失礼なので十分。そして今まで所有した中では間違いなく良い音で満足いくものです。
とにかく音も見た目も格好良い! そんなギターです。 ハワイアンコアは弾く程に音色も進化する素材とのことで今後が楽しみです。


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