2007/03/24(土)18:07
『小説家を見つけたら』
監督 ガス・ヴァン・サント
Cast ショーン・コネリー、F・マーレイ・エイブラハム、アンナ・パキンほか
ブロンクスで母親と暮らす16歳の少年ジャマール。
バスケットボールの才能に加え、文学においても才能を持ち合わせていた。
ある日、彼は仲間にそそのかさえて謎の老人の部屋に忍び込み、鞄を置き忘れてしまう。
中には彼が仲間には秘密で書き溜めた創作ノートが入っていた。
後日鞄を取りに老人の部屋を訪れると、
ノートには赤字で老人の批評がびっしりと書かれていて……。
ステキな作品だと思う。
最後が悲しいけれど、見た後にスッキリとした気持ちになる。
人と人との交流を題材にした作品は、
基本的に好きだ。
だから、この作品も甘い目で見てしまうのね。
ショーン・コネリーはさすがの貫禄ね。
出てくるだけで、立ってるだけで存在感ありあり。
ジャマール役のF・マーレイ・エイブラハムも瑞々しくて良かった。
展開としては、どこかで見たようなものだったりするけど、
それもご愛嬌というか、
こういう類の作品に幅を求めては駄目というか、
まあ、まあ、まあ、ね。
ここで主人公がピンチに立ち、ここで大どんでん返しがある。
みたいな定番は見事に外してないのだから、
そこはちゃんと評価。
作品を観て、じんわり心が温まればいいのさ。
ステキな作品だったよ。